ファルファッレと世界の蝶

このところ料理によく使っているのが蝶ネクタイの形をしたパスタ、ファルファッレ(farfalle)。

この farfalle というのはイタリア語で「蝶」の意味なのだそう。

ファンファーレ(fanfare)によく似ているせいかもしれませんが、最初に聞いたときには華やかな響きの単語だなあと感じました。

英語は butterfly、イタリア語は farfalle となると、他の言語では蝶のことを何と言うのでしょう?

手元の『13か国語でわかる 新・ネーミング辞典』で調べてみました。

バタフライ butterfly
パピヨン papillon
シュメッターリング Schmetterling
ファルファッラ farfalla
西 マリポッサ mariposa
ボルボレッタ borboleta
フリンダラ vlinder
パーピリオー papilio
プシューケー ψυχή
バーバチカ бабочка
フーディエ 蝴蝶
ナビ 나비
ファラーシャ فراشة

 

これによるとイタリア語の蝶はファルファッラ(falfalla)となっています。

調べてみると、パスタの名前になっているファルファッレ(farfalle)はこの複数形であるとのこと。

それにしてもドイツ語のシュメッターリング、スペイン語のマリポッサ、ポルトガル語のボルボレッタなど、イタリア語のファルファッラに負けず劣らずカラフルな音の蝶が世界各国にいるものだなあと思います。

あの浮世離れしたような不思議な存在に、昔の人々は精一杯の素敵な音を当てようとしたのでしょうか?

 

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