フィンランド語学習記 vol.653 − Kustaa II Aadolf(2)

きのうに続いて Mauri Kunnas の『Koirämäen Suomen historia』より、スウェーデン王グスタフ2世アドルフのページを見ていきます。

Euroopassa oli puhjennut 30-vuotinen sota, jossa vanhan roomalaiskatolisen uskon kannattajat yrittivät nujertaa protestantit. Kustaa, kiihkeä protestantti, lähti puolustamaan uutta uskoa. Hän kulki suuren sotajoukkonsa kanssa pitkin Eurooppaa ja voitti taistelun toisensa perään.

ヨーロッパでは三十年戦争が勃発した。戦争では古いローマ・カトリックの信者たちがプロテスタントを打ち負かそうとした。熱烈なプロテスタントであるグスタフは新教を擁護し始めた。彼はヨーロッパを大軍とともに進み、次から次へと戦闘に勝利した。
フィン
puhjeta burst 破裂する
roomalaiskatolinen Roman Catholic ローマ・カトリックの
kannattaja supporter 支持者
nujertaa break 打ち倒す
protestantti Protestant プロテスタント
kiihkeä passionate 熱烈な
puolustaa defend 擁護する
kulkea go, advance 歩く、進む
sotajoukko army 軍隊
pitkin along 〜に沿って
voittaa win 勝つ
taistelu fight 戦闘
toisensa perään after another 次から次へ

 

30-vuotinen sota

本文に出てきた三十年戦争について辞書で調べてみました。

さんじゅうねんせんそう【三十年戦争】

ヨーロッパの宗教改革をめぐって戦われた、最大で最後の国際戦争(一六一八ー四八)。ドイツの新教徒と旧教徒の争いに諸国が干渉して拡大し、のちには諸国間の権力争いに移行した。ウエストファリア条約で戦争は終結し、オランダとスイスが独立し、ドイツの新、旧両教徒は同等の権利を得た。

「精選版 日本国語大辞典」

このヨーロッパじゅうを巻き込んだ戦争において、スウェーデンは新教徒側の勢力として主要な役割を果たしました。

そして最終的には勝者の地位を手に入れることになります。

たた戦争で得たものがあれば、失ったものもあるのは当然のこと。

続きは明日のエントリーにて。

 
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