フィンランド語学習記 vol.656 − Kustaa II Aadolf(5)

きのうに続いて Mauri Kunnas の『Koirämäen Suomen historia』より、スウェーデン王グスタフ2世アドルフのページを見ていきます。

Kustaan onni kuitenkin loppui aikanaan. Hän kaatui Lützenin taistelussa. Sota toki jatkui vielä vuosikausia.

Ruotsiin liitettiin paljon uusia alueita. Siitä oli tullut mahtava suurvalta.

Kuninkaan ollessa sotatantereella veronkeruun ja muita valtion asioita hoiti hänen tärkeä neuvonantajansa Axel Oxenstierna.

しかしグスタフの幸運はついに尽きた。彼はリュッツェンの戦いで戦死した。戦争はそれでもまだ何年も続いた。

スウェーデンには多くの新しい地域が併合された。スウェーデンは強国になった。

王が戦場にいたとき、税の徴収とその他の国事は彼の重要な相談相手であったアクセル・オクセンシェルナが担った。

フィン
aikanaan in due time ついに、そのうち
kaatua fall 倒れる、戦死する
Lützenin taistelu Battle of Lützen リュッツェンの戦い
toki even so それでも
kausi period 期間
liittää join, annex 合わせる、併合する
suurvalta great power 大国
sotatanner
sotatantere
battlefield 戦場
keruu collecting 集めること
hoitaa take care of 世話をする
neuvonantaja adviser アドバイザー

 

Kustaa Vaasa & Kustaa II Aadolf

スウェーデン王グスタフ2世アドルフについてのお話は今回でおしまい。

グスタフ1世(Kustaa Vaasa)とグスタフ2世アドルフ(Kustaa II Aadolf)については、日本国語大辞典にこんな項目が立てられていました。

グスタフ

(Gustav)

一(一世) スウェーデン王(在位一五二三〜六〇)。バサ王朝の開祖。当時デンマーク領であった祖国の独立のために戦い、その目的を達成。産業を盛んにして、近世スウェーデンの基礎を築いた。(一四九六〜一五六〇)

二(二世) スウェーデン王(在位一六一一〜三二)。デンマーク、ロシア、ポーランドと戦って、バルト海を制圧。三〇年戦争に介入して、リュッツェンの戦いで戦死した。国内では絶対主義体制をととのえ、スウェーデンをヨーロッパの強国にした。(一五九四〜一六三二)

「精選版 日本国語大辞典」

スウェーデンの基礎を築いたグスタフ1世とスウェーデンをヨーロッパの強国にしたグスタフ2世。2人のグスタフのお話を数回に分けてフィンランド語で読んできました。

ようやく内容のある文章を読めるようになってきたという嬉しさと、子供向けの文章なのにわからない単語ばかりだなあというもどかしさ、その両方を感じる時間でした。

フィンランド語の学習のためにも、フィンランドの歴史について学ぶためにも、引き続きこの『Koirämäen Suomen historia』を読み進めていこうと思います。

 
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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