声がかれる
このところ長時間、人と話しているとすぐに声がかれるようになってしまい困っています。
声のスタミナがなくなったという感じでしょうか。
いっそボイストレーニングにでも行こうか、それともどこか悪いのだろうか。。。などと考えていたときに、ふと疑問に思ったのが、声がかれるというときの「かれる」って漢字でどのように書くのだろう?ということ。
枯れる?
いや違いますよね。おそらく。
さっそく辞書で調べてみると、そこには三つの「かれる」が出ていました。
かれる[枯れる](自下一)
①草木に水を吸いあげる力がなくなる。また、その結果、死ぬ。
②〔材木などの〕水気がなくなる。
③年をとって、からだのみずみずしさが失われ、しぼんだようになる。
④人格・技芸に気取りやむだがなくなる。
「三省堂国語辞典 第七版」
かれる[(×涸れる)](自下一)
水がなくなる。
「三省堂国語辞典 第七版」
かれる[(×嗄れる)](自下一)
〔声を使いすぎたり病気をしたりしたために〕声がひびかなくなったり、かすれたりする。
「三省堂国語辞典 第七版」
三国に出ていた「かれる」は「枯れる・涸れる・嗄れる」の三種類。
声がかれる場合は「嗄れる」と書くんですね。
あまり一般的な漢字ではないので、実際には「声がかれる」とひらがな表記にすることも多いのだと思います。
ただ「口+夏=嗄」というのはある意味、わかりやすい組み合わせ。
口の中が暑い夏の日のようにからからの状態になるとイメージすれば、記憶に定着できそうです。
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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