フィンランド語学習記 vol.43 − 首都と隣国

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フィンランド語教室で使っているテキスト Suomea Suomeksi より、本文を少し紹介してみます。

Mikä on Suomen pääkaupunki?(フィンランドの首都はどこですか?)
Helsinki.(ヘルシンキです)
*mikä(何)、pääkaupunki(首都)

pääkaupunki は複合語で、pää は「頭」、kaupunki は「都市」の意味。

日本語の「首」が、フィンランド語では「頭」になっていますね。首と pää を使った代表的な単語を並べてみましょう。

  • 首相
  • 首長
  • 首脳
  • 首尾
  • 首謀
  • pääajatus(主題)
  • päähenkilö(主人公)
  • pääkatu(大通り)
  • pääkontori(本社)
  • pääministeri(首相)

日本語の「首」は、実際には頭部全体を指すことも多く、例えば小説やドラマに出てくる「生首」にはたいてい首から上もくっついているようです。(失礼)

首都の次は隣国の話。

Mitkä ovat Suomen naapurimaat?(フィンランドの隣国にはどこがありますか?)
Ne ovat Ruotsi, Norja, Viro (Eesti) ja Venäjä.(スウェーデン、ノルウェー、エストニア、そしてロシアがあります)
*mitkä(何)、naapurimaat(隣国)、ne(それらは)

ここではフィンランドの隣国として、4か国が挙げられています。

  • Ruotsi(スウェーデン)
  • Norja(ノルウェー)
  • Viro(エストニア)
  • Venäjä(ロシア)

このうち地続きなのは、スウェーデン、ノルウェー、ロシアの3か国で、エストニアはバルト海を挟んでフィンランドと向き合っています。

海を挟んでよいということであれば、日本の隣国は韓国、北朝鮮、中国、ロシアの4か国ということになるでしょう。

だとすると、ロシアはフィンランドと日本の共通の隣国ですので、フィンランドは二軒先のお隣ということになりますね。もっともお隣の敷地面積が広すぎるので、二軒先でも訪ねていくのは大変です。