前足の長いオオカミ、後足の長いオオカミ
☆☆ろうばい[(×狼×狽)](名・自サ)
あわてること。
「三省堂国語辞典 第七版」
狼狽の狼と狽はお互いによく似た漢字。
狼狽
ただ狼がオオカミだということはわかりますが、狽というのはいったい何を指す漢字なのでしょう?
調べてみると、日国にこんな説明が出ていました。
ろうばい【狼狽】
〘名〙 (「狼」も「狽」もオオカミの一種。「狼」は前足が長く後足は短いが、「狽」はその逆で、常にともに行き、離れれば倒れるので、あわてうろたえるというところから) 思いがけない出来事にあわてふためくこと。どうしてよいかわからず、うろたえ騒ぐこと。
「精選版 日本国語大辞典」
なるほど。狽も狼と同じくオオカミのことだったんですね。
狼は前足が長く後足が短いオオカミ、狽は前足が短く後足が長いオオカミ。
ただ改めて考えてみると、前足の長いオオカミと後足の長いオオカミが離れれば倒れるというのはいったいどのような形で支え合っているのでしょう?
短い方の足をお互いにつないだ状態でスタスタ歩いているのか。。。絵柄を想像するとなんだか微笑ましくなってしまいます。
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