フィンランド語学習記 vol.721 − 幸福な国

2019年の世界幸福度報告(World Happiness Report)において、フィンランドが二年連続の一位になりました。

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」もそのニュースを伝えています。

Onnellinen maa

YK:n onnellisuustutkimuksessa Suomi on jo toista vuotta peräkkäin ykkössijalla eli maailman onnellisin maa.

Suomen jälkeen tulevat Tanska, Norja, Islanti ja Hollanti.

YK:n vertailussa on mukana 156 maata. Tutkimuksessa tarkastellaan esimerkiksi maan bruttokansantuotetta, vapautta ja sosiaaliturvaa.

Onnellisuustutkija Ilona Suojanen sanoo, että raportti ei kerro ihmisten onnellisuudesta, vaan siitä, miten hyvin asiat ovat eri valtioissa.

Listan häntäpäässä ovat Etelä-Sudan, Keski-Afrikan tasavalta ja Afganistan.

幸福な国

国連の幸福度調査でフィンランドが二年連続世界一位、つまり世界で最も幸福な国に選ばれた。

フィンランドに続くのはデンマーク、ノルウェー、アイスランド、オランダである。

国連は156か国を比較した。調査は例えば国のGDPや自由度、社会保障制度などを調べた。

幸福について研究している Ilona Suojanen によれば、レポートは人々の幸福というより、異なる国々で物事がどれくらい上手くいっているかを伝えるものである。

リストの最後には南スーダン、中央アフリカ共和国、アフガニスタンが来ている。

Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

フィン
YK
(Yhdistyneet kansakunnat)
UN
(The United Nations)
国連
(国際連合)
peräkkäin successively 続いて
ykkössija number one 一位
vertailu cpmparison 比較
tarkastella examine 調べる
bruttokansantuote gross domestic product 国内総生産
vapaus freedom 自由
sosiaaliturva social security 社会保障制度
häntäpää end 後ろ

 

今回のレポートにおける幸福度の上位10か国は次のとおり。

  1. フィンランド
  2. デンマーク
  3. ノルウェー
  4. アイスランド
  5. オランダ
  6. スイス
  7. スウェーデン
  8. ニュージーランド
  9. カナダ
  10. オーストリア

半分を北欧の国が占めています。

日本は昨年の54位から順位を下げて58位になりました。

いわゆる幸福後進国(?)の日本が、北欧の国々から学べることがあるのは事実。

ただ順位を付ければ必ず一位の国と最下位の国が生まれる訳ですし、人間の本質的な幸福がこのような相対評価で測れるものとも思えません。

そもそも「あなたは幸福ですか?」と聞かれたときに yes と答えるか no と答えるかは、その人の置かれた状況によって決まる面もありますし、突き詰めればその状況を超えて生まれてくる意志の表明でもあります。

そう考えると「あなたは幸福ですか?」という質問に答えるのはなかなか難しいことだと思います。