微分・積分

科学雑誌 Newton が出している「Newton ライト」は理系のさまざまなトピックを初心者にもわかりやすく説明してくれる入門シリーズ。

先日はこんな一冊を読みました。

Newtonライト『微積のきほん』 (ニュートンムック)

微分・積分は文系人間にとってハードルが高い分野。

しかしこの本ではそのエッセンスがわかりやすく説明されていて、微分・積分の世界に少しだけ近づくことができたような気がします。

そして読了後に思ったのは、もし自分が国語辞書の執筆者だったら「微分・積分」の項にはどんな語釈を書くだろう?ということ。

。。。しばらく考えてみたのですが、全く思い当たりません。実際の辞書にはどのように書いてあるのでしょう?

びぶん[微分](名・他サ)

〘数〙ある変数のひじょうに小さい変化に対応する、関数の変化の割合の極限を求めること。(↔積分)

「三省堂国語辞典 第七版」

せきぶん[積分](名・他サ)

〘数〙関数の和に関する計算法。(↔微分)

「三省堂国語辞典 第七版」

うーん、わかるようなわからないようなという感じでしょうか。

有名なカピバラの語釈のように、対象をありありとイメージできるような語釈を書けたらすごいと思うのですが、抽象的な言葉の場合は難しいでしょうか。

カピバラ(名)〔capybara〕

〘動〙ネズミのなかまで、大型犬ほどの大きさのけもの。毛におおわれ、ねむそうな目と、間のびした鼻の下をもつ。〔なまって、カピパラ〕

「三省堂国語辞典 第七版」