フィンランド語学習記 vol.770 – vauhti
きのう取り上げた「Yle Uutiset selkosuomeksi」のニュース記事にこんな文が出てきました。
Ihmisten määrä kasvaa nopeaa vauhtia.
人間の数は速いスピードで増えている。
nopea は「速い」、vauhti は「スピード」の意味。
nopeaa vauhtia の部分は分格の形になっています。これはなぜなのでしょう?
日本語の感覚だと「速いスピードで」となるので、分格はふさわしくないようにも感じます。
(では何格ならよいのか?と言われると、それはそれで答えに困ってしまうのですが。。。)
この vaihti を辞書で引いてみると次のような例文が出ていました。
Auto ajoi kovaa vauhtia kohti suojatietä.
自動車は猛スピードで横断歩道へ突進した。「パスポート初級フィンランド語辞典」
ここでも冒頭の文と同じように kovaa vauhtia は分格の形になっています。やはり、
nopeaa vauhtia(速いスピードで)
kovaa vauhtia (猛スピードで)
kovaa vauhtia (猛スピードで)
というのはフィンランド語の標準的な形なのでしょう。
ただどうして分格になるのかな??と思考はぐるぐる回り続けます。
7月 19, 2019 @ 11:56:51
この分格の使い方、自分も疑問に思ってフィンランド語を教えてくれている日本人の先生に確認してみました。結論としては、熟語表現だったみたいで分格の形でありながら副詞の働きをするイレギュラーなタイプだったみたいです!
ブログで色々な学習について書いていただけると自分でも「確かになんでだろう」と立ち止まることができてとてもありがたいです!
7月 31, 2019 @ 17:21:18
GENさん
コメントありがとうございます。これはいわゆる「そのまま覚えるしかない」表現ということなんですね。
これからもフィンランド語を勉強していて疑問に思ったことはできるだけ書き留めておこうと思います。また遊びに来てください。