読みづらい、読みずらい

日本語ネイティブでも時々よくわからなくなってしまうのが「づ」と「ず」の使い分け。

例えば、次のうち日本語として表記が正しいのはどちらでしょう。

字が読みづらい。
字が読みずらい。

考えているうちにわからなくなってしまったので辞書で確認することに。

さすがに「読みづらい/読みずらい」は見出し語になっていませんでしたが、次のような見出し語が見つかりました。

─づらい[(▽辛い)](造語)〔形容詞をつくる〕

①…するのがつらい。

「居ー・〔暴言が〕聞きー・〔老眼で〕読みー」

「三省堂国語辞典 第七版」

読みづらいのづらいは「つらい(辛い)」から来ていると考えれば、たしかに読みづらいの方が正しい表記ということになるのでしょう。

なおこの文章を書いている Mac においては「づ/ず」の部分を du  と入力するか zu と入力するかによって変換候補が変わります。(ローマ字入力の場合)

yomidurai → 読みづらい
yomizurai → 読みずらい、読みづらい

ここからも「読みづらい」の方が正しい表記なのだろうということは推察できます。

ただ yomizurai の場合は「読みずらい」という変換候補も出てくる訳ですし、この表記を用いている人が一定数いることは間違いなさそう。

100%どちらかが正しいということではなく、グレーゾーンの部分もあるということなのでしょうか。