サハリン・ウラジオストク旅行記(6)− 小雨まじりのウラジオストク
ウラジオストク2日目。
まずはホテルのレストランでバイキングの朝食をいただきます。
支度をして外へ出ると、あいにくの雨。ただ小雨なので傘は差さずにレインコートでしのぎます。予報では午後から晴れるとのこと。
ホテルを出て、まずはアレウーツカヤ通り(Улица Алеутская)にある TOK COFFEE というコーヒー屋さんへ。昨日、駅からホテルへ向かうときに見かけて、チェックしていたのです。
いつものように朝のエスプレッソをいただきました。
チタイゴーラド
続いて、近くにあるチタイゴーラド(Читай-город)という書店へ。
棚を見てもさっぱりわかりませんが、ロシア人作家と思われるコーナーがありました。
キリル文字を解読して「これはツルゲーネフだ!」などと当てて楽しみます。
棚の上には российская проза の文字。
手元の辞書によると、российская は「ロシアの」を意味する形容詞 российский の女性形主格。
росси́йский
[ラシーイスキイ]〔Russian〕
ロシア(連邦)の、ロシア国民の
「プログレッシブ ロシア語辞典」
проза は「散文」を意味する名詞。
про́за
〔prose〕
- 散文
- 日常性
「プログレッシブ ロシア語辞典」
この書店には日本の漫画コーナーもありました。
ムーミンの本もありました。トーベ・ヤンソンはキリル文字だと Туве Янссон になるんですね。
また ЕГЭ と書かれた本がたくさん置かれています。
ЕГЭ
[イェゲー]
⦅略⦆Еди́ный госуда́рственный экза́мен (高校卒業資格の)統一国家試験
「プログレッシブ ロシア語辞典」
試験の対策本コーナーだったんですね。
またクマが座禅(?)しているこちらの本が気になりましたが、タイトルの上に The New York Times と書いてあるのでロシアの本ではないのでしょう。
中央広場とC-56潜水艦
書店を出て、ウラジオストクを東西に伸びるメインストリート、スヴェトランスカヤ通り(улица Светланская)へ。東の方へ歩いて行くと、中央広場が見えてきます。
中央に高々と戦士の像が立っていました。
ここでメインストリートを外れて、一本海沿いのカラベーリナヤ海岸通り(Корабельная набережная)へ。
海岸通りは一部水没して大変なことになっていました。
ただこの頃には雨も上がり、散歩にぴったりの天気に。足元に気を付けて歩いて行くと、C-56潜水艦が見えてきました。
この潜水艦は博物館になっており、内部を見学することができます。ただこの日は土曜日だったせいか、入場の列ができていたので中に入るのはやめておきました。
潜水艦の奥にはこんなモニュメントが。
1941−1945ですから戦争関係の何かでしょうか。
こちらは兵士たちのレリーフ。
アンドレイ教会。
この人は誰でしょう?
ニコライ2世凱旋門。
スヴェトランスカヤ通りに戻ると、立派な建物が見えました。
天気も回復したので、市街を一望できるという展望台へ行ってみることにします。続きは明日のエントリーにて。