See you later, alligator.

みなさんは一番最初に習った英単語を覚えていますか?

おそらく多くの人にとっては「Hello」「Thank you」といった挨拶や、「book」「pen」といったものの名前なのではないでしょうか。

あるいは、そもそも最初に習った英単語なんて覚えていないという人が大半なのかもしれません。

私の場合は、記憶違いでなければ、一番最初に習った英単語は alligator(ワニ)でした。

なぜ alligator なのかというと、幼稚園に通っていたころ、英語教師だった祖父にもらった英語の絵本に alligator という単語がのっていたのです。その絵本で初めての英語を教えてもらったことを今でもよく覚えています。

その絵本は A-Z の各アルファベットで始まる英単語を、Aから順番にイラスト付きで紹介していくというものでした。

そこで、最初のAで始まる単語が alligator だったという訳なのです。

いま考えてみると、Aで始まる単語なら「apple」「airplane」「angel」など、他にも候補がありそうなものですが、その絵本はどういうわけかAのページに alligator を採用していました。

そんな懐かしい英単語 alligator を改めて辞書で調べてみました。何か新しい発見はあるでしょうか?

 

alligator vs crocodile

alligator

a large reptile similar to a crocodile, with a long tail, hard skin and very big jaws, that lives in rivers and lakes in N and S America and China

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

なるほど。alligator は南北アメリカと中国に住んでいるんですね。

ここで気になるのは alligator と crocodile の違いです。なんとなく下表のような分類のイメージがあったのですが、実際はどうなのでしょう?

alligator ワニ
crocodile クロコダイル

 
試しに Google 翻訳に「ワニ」と入力してみると次のように変換されました。

gator

(米・くだけて)= alligator

『ウィズダム英和辞典』

alligator を略して、gator と呼ぶこともできるんですね。やはり「ワニ」は alligator(gator)で良かったんだと納得。

しかし念のため Google 翻訳にひらがなで「わに」と入力してみると、今度は次のように変換されました!

alligator ワニ
crocodile わに

 
さすがにこれはおかしいですね。alligator と crocodile の違いは、Wikipedia によると下記のとおり。

アリゲーター科 Alligatoridae

口を閉じた際には、下顎の歯は外からは見えない。鼻面は、やや丸みを帯びている。

クロコダイル科 Crocodylidae

アリゲーター科と違い、口を閉じた際に下顎の前から4番目の歯が外から見える。鼻面は、やや尖っている。

Wikipedia「ワニ」より

ずいぶん細かい違いだなあという気がしますが、おそらく当のワニたちにとっては重要な違いなのでしょう。

 

まとめ

今回は alligator にまつわる話をいくつか書いてみました。

この alligator という単語には、冒頭に紹介したとおり、子どもの頃の思い出につながる懐かしい響きがあります。めったに使う単語ではないので、少しスポットライトを当ててみました。

それでは、See you later, alligator.