怒りのオノマトペ

photo credit: Bill Shupp via photopin cc
突然ですが、あなたはこの一週間で何回くらい怒ったか覚えていますか?
できることなら心穏やかに日々を過ごしたいものですが、怒りの感情は不意打ちのように私たちの心に降りてきます。
そんなときには、その怒りをオノマトペで分類してみるのはどうでしょう?
この怒りは「ぷんぷん」だろうか? それとも「かりかり」だろうか? などと考えているうちに、怒りも通り過ぎていってしまうかもしれません。
ということで、今回は怒りを表すオノマトペ(擬態語)を集めてみました。
ぷんぷん
何かに腹を立ててやたらに怒りちらす様子。「相手がいくら待っても来ないとーして帰っていった」
『新明解国語辞典 第七版』
かんかん
人が激しく怒る様子。「あいつは今ーだ」
『新明解国語辞典 第七版』
ぷんぷんなら、ジョギングとビール一杯。
かんかんなら、ハードなジョギングとビール二杯、といったところでしょうか。
かりかり
ひどく怒っていらだっている様子。「そうーするな」
『新明解国語辞典 第七版』
ぷりぷり
腹立たしい気持を抑えかねていることが言動や態度からうかがえる様子。ぶりぶり。「その場は母の取りなしでおさまったが、父はなおーしていた」
『新明解国語辞典 第七版』
かりかりしてしまったら、クラシックを聴きながら、カモミールティーを一杯。
ぷりぷりしてしまったら、ボサノヴァを聞きながら、コーヒーを一杯。
むかむか
不愉快で抑えようもなく怒りがこみあげてくる様子。「話を聞いただけでー(と)する」
『新明解国語辞典 第七版』
むらむら
見たり聞いたりしたことがきっかけとなって、にわかに抑えがたい激しい感情や欲望がわき起こる様子。「怒りがーとこみあげて来る/ーと悪心を起こす」
『新明解国語辞典 第七版』
むかむかしてしまったら、瞑想と深呼吸。
むらむらしてしまったら、友達に電話をして沖縄料理屋へ。
怒りもいろいろ、対称法もいろいろということで、それぞれの怒りをイメージしながら、ささやかな対処法を挙げてみました。
なかなか難しいとは思いますが、怒りの感情と上手に折り合いを付けられるようになりたいですね。