ひらめきの源泉 − 三上(さんじょう)とは?
ひらめきというのは、いったいどのような状況で生まれるものでしょうか?
中国・北宋時代の欧陽脩(おうよう・しゅう)という人は、そのような状況を「三上(さんじょう)」という言葉で表わしました。
三上というのは、すなわち、
- 馬上(馬にのっているとき)
- 枕上(布団に横になっているとき)
- 厠上(トイレにいるとき)
馬上(ばじょう)
現代では馬にのることはなかなかないでしょう。
今の時代なら電車やバス、あるいは自転車に当たるのかもしれません。
いずれにしてもA地点からB地点へぼんやり移動しているときにアイディアが思い浮かぶというのはよくあること。
煮詰まったときには、とにかく移動してみると思いがけない解決策が浮かぶことも。
枕上(ちんじょう)
布団に横になっていればアイディアが浮かぶのか?と言えば、もちろんそんなことはありません。
この枕上というのは目が覚めてすぐの時間を指しているのだとか。
寝起きがとんでもなく悪い自分にとっては夢のまた夢。
いつも朝に生産的な仕事ができるようになりたいとは思うのですが。。。
厠上(しじょう)
トイレに本や新聞を持ち込む人にとっては「わかるわかる」という話なのかもしれません。
自分自身はトイレに籠る習慣はないのですが、これに近いかなあと思うのはお風呂の中。
不思議なのは、何か問題を抱えているときに、その問題を解決しようと思って入浴すると何も解決しないのですが、一旦その問題を忘れて心の底からリラックスしているとふいに光が見えることがあります。
そういえば、先日ある人にこんなことを聞かれました。
このブログを書くためのアイディアはどこで得ているのですか?
その答えは一言、
辞書上(じしょじょう)
ということで。
あなたのひらめきの源泉は何でしょうか?