マイナーな外国語を学びたい!と思ったときに考えるべき3つのポイント
人はいったいどんなときに新しい言葉を学びたいと思うのでしょう?
例えばフランス語なら、
- フランス映画が好きだから。
- パリに住んでみたいから。
- フランス語の響きが好きだから。
など、理由は人それぞれだと思います。
また、語学好きな人の中には、フランス語のようなメジャーな言語ではなく、もっとマイナーな言語に挑戦してみたいという人もいるのではないでしょうか。
マイナーというのがいったいどれくらいの規模を指すのか? これは主観的な問題なので厳密な定義は保留するとして、今回は比較的マイナーな外国語を学びたいと思ったときに考えるべき3つのポイントを挙げてみたいと思います。
1)(よい)教科書はあるか
その言語が話されている国にいきなり行ってしまおう!
という人はともかく、ほとんどの人は日本にいながら、その言語を学び始めるのだと思います。
そして最初の一歩として、初心者向けの教科書を探すことになるのではないでしょうか。
世界で話されている言語の数を考えたとき、あなたが学びたいと思った言語に日本語で書かれた教科書があるというのはとてもありがたいこと。
多くの言語では、
- 英語 → ウェールズ語
- ロシア語 → ウズベク語
- 日本語 → 琉球語
のようにいわゆる大言語を介して、目的の言語を学ばなければなりません。
よって大型書店の語学書コーナーに目指す言語の入門書があればとても幸運ですし、その入門書がよい本であればさらに幸運ということになります。
2)学習仲間は得られるか
並々ならない熱意を持って語学を始めたとしても、人生と同じように(?)長い学習期間には浮き沈みがあります。
仕事が忙しくなって日々の勉強が停滞してしまったり、ついつい他の楽しいことに目移りしてしまったり。
そんなときに元の道に戻ってくるきっかけは、いっしょに同じ言語を学ぶ学習仲間かもしれません。
SNSでのつながりや教室のクラスメイトなど、語学の話ができる仲間がいるということが、継続的に語学に取り組む上で有利に働くことは間違いないでしょう。
3)その言語を使って理解したい文化があるか
どんな言語であっても、初心者が最初に学ぶのは語彙と文法でしょう。
ただし語学を続けていれば、どこかのタイミングで、その言語自体について学ぶことから、その言語を使って何かを学ぶという段階へ移行します。
例えば、フランス語を学び続けて、ある程度のレベルに達したら、『星の王子さま』を原書で読んでみるとか、『アメリ』を観ながらフランス語の響きに耳をすませてみるとか。
いずれにしても、その言語で味わいたい何かを持っていると、そこから先の語学がさらに楽しいものになること間違いなしです。
以上、今回は比較的マイナーな外国語を学びたいと思ったときに考えるべき3つのポイントを挙げてみました。もし参考になる点があれば幸いです。