The Cuckoo Waltz(かっこうワルツ)

photo credit: Clamator coromandus, Chestnut-winged cuckoo – Kaeng Krachan National Park via photopin (license)
かっこう【郭公】
初夏に日本に渡来し、カッコーという鳴き声を続けて聞かせる中形の鳥。托卵(タクラン)する。よぶこどり。閑古鳥(カンコドリ)。〔ホトトギス科〕
「新明解国語辞典 第七版」
今年もいつのまにか5月。まもなくかっこうの鳴く季節になりました。
そんな「かっこう」は英語で cuckoo(クックー)。
cuckoo
(pl. cuckoos) a bird with a call that sounds like its name. Cuckoos leave their eggs in the nests of other birds.
「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」
あの特徴的な鳴き声を日本語では「カッコー」、英語では「クックー」と表したんですね。
母音の違いはあるものの、どちらも[k]の音を使っているのは同じ。
その他の言語を見ても、かっこうの名前にはおおむね[k]の音が使われているようです。
ドイツ語 | Kuckuck |
---|---|
スペイン語 | cuco |
フィンランド語 | käki |
フランス語 | coucou |
そんな万国共通(?)のかっこうの鳴き声をモチーフにしたかっこうワルツという曲があります。
おそらく誰でも一度は耳にしたことがあるこのメロディ。
もとはスウェーデンのヨハン・エマヌエル・ヨナーソン(Johan Emanuel Jonasson)という作曲家の作品なのだとか。
まさか北欧からやってきた音楽だとは知りませんでした。ちょっと意外な感じがしませんか。
なおスウェーデン語で「かっこう」は gök。ヨーク(ユォーク)と発音するので、こちらは[k]の音ではありません。おそらく鳴き声とは別の由来の単語なのでしょうか。
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