はじめてのポーランド語(2)

きのうに続いて、ポーランド旅行中に見たり聞いたりしたポーランド語の話を書いていきます。

正直なところ、今回ポーランドへ来る前のポーランド語の知識はゼロでした。

「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」などの挨拶表現すらわかりません。

ただそれでも一つだけ知っている単語がありました。その単語というのは、

świat

「世界」を意味するポーランド語です。

去年の末にポーランドの詩人チェスワフ・ミウォシュの『世界 ポエマ・ナイヴネ』(原題=Świat poema naiwne)という詩集を読んでいたので、この単語だけは知っていました。

そしてなんと!

このたった一語の知識が今日のワルシャワ街歩きで役に立ちました。

本日の最初の目的地であるワルシャワ旧市街へ向かうのに「まずは大通りを東へ! 新世界通りに突き当たったら左へ曲がる!」というおおまかなルートのみ頭に入れて宿を出発。

大通りをどんどん進み、そろそろ新世界通りかな?と思ったところで、Nowy Świat という名前の通りに突き当たりました。

Świat は「世界」だし、Nowy はなんとなく「新」っぽい。

よってこれが「新世界通り」だろうと思って、左へ曲がったら幸いにも正解。

まさかたった一語の知識が役に立つとは思わなかったのでびっくりしたというお話でした。

 

おまけ

Nowy Świat の発音は「ノヴィ シヴィアット」という感じになるようです。

なお Ś の発音記号は /ɕ/ で、日本語の「し」と同じ音なのだそう。*し= /ɕi/

それならば日本人にとっては簡単な音ということになりますね。

 

世界 ポエマ・ナイヴネ
世界 ポエマ・ナイヴネ

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