本の進化 − from TED-Ed
初めて Amazon の電子書籍リーダー Kindle を購入したのは2010年のこと。
それ以来、日常的に電子書籍を読むようにはなったものの、どちらかと言えば紙の本を買うことの方が多いです。
読みたい本がすべて電子書籍化されていないということもありますが、もしすべての本が電子書籍化されたとしても、紙の本も捨てがたいというのが正直なところ。
電子書籍中心で行こうと思う時期もあれば、無性に紙の本が触りたくなる時期もあり、それらの時期が交互にやってきているような気がします。
ただ紙であれ、電子であれ、本を読むということの本質は変わらないはず。
フォーマットがどんなに変わっても、本は本好きの人にとって人生の重要なパートナーであり続けるのだと思います。
では、そんな「本」は現代の辞書ではどのように定義されているのでしょう?
ほん[本]
一(名)
①人に読んでもらいたいことを紙に書いたり印刷したりして、それをかさねてとじ、きちんとした表紙をつけたもの。書物。
…
「三省堂国語辞典 第七版」
三国の「人に読んでもらいたいこと」という語釈はとても素敵ですね。
本というものの体裁だけではなく、本質に触れる名語釈だと思います。
book
- [countable] a set of printed pages that are fastened inside a cover so that you can turn them and read them
- [countable] a written work published in printed or electronic form
「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」
OALD は電子書籍の存在にも配慮した語義になっています。
「1→紙の本、2→電子書籍」の順番ですが、いつの日かこれが逆転することはあるのでしょうか。
本の進化 − from TED-Ed
TED-Ed の「本の進化」という動画では、私たちに馴染みのある本というフォーマットが時代とともにどのように変化してきたのかを解説しています。
グーテンベルクの活版印刷から現代の電子書籍まで、その歴史を4分の動画で概観することができます。
本好きの人はこの動画を見て、これまでの本の歴史に思いを馳せるとともに、これからの本がどのようなかたちになっていくのか想像してみるのも楽しいかもしれません。