フィンランド語学習記 vol.600 − Ponyo rantakalliolla

数年前にヘルシンキのストックマンで購入した『崖の上のポニョ』のフィンランド語版DVDを棚から引っ張り出してきて、毎晩少しずつ観ています。

このDVDは、音声を「日本語、フィンランド語、スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語」の5か国語から、字幕を「フィンランド語、スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語」の4か国語から選べる仕様になっています。

フィンランド語の勉強のために観るのだとすれば、以下1〜3の組み合わせから選ぶことになるでしょう。

音声 字幕
1 日本語 フィンランド語
2 フィンランド語 フィンランド語
3 フィンランド語 なし

 

それぞれの組み合わせを試してみて、感じたことを一言ずつ記しておきます。

 

1)音声は日本語、字幕はフィンランド語

この組み合わせは、「なるほど、○○ってフィンランド語ではこんな風に表現するんだ」というように日本語の日常会話をフィンランド語でどのように表現するのか一つ一つ学んでいく感じ。

再生をストップして字幕の内容を調べたり、メモしたりできるので、日常会話で使えそうな表現のストックができます。

 

2)音声はフィンランド語、字幕もフィンランド語

この組み合わせを選んでも、音声と字幕の内容が完全に一致するわけではありません。

字幕で示すことのできる情報量には制限があるため、音声の要点を字幕で示しているような感じになります。

ただ字幕で示されていない部分を耳で補うことになるので、リスニングの練習にもなると思います。

 

3)音声はフィンランド語、字幕はなし

この組み合わせは、さきほどの2よりも純粋なリスニングの練習になるでしょう。

ストーリーを知っている映画なら、細かい部分が聞き取れなくても「何となくこんなことを言っているのだろうな」という推測の力が働きます。

よって初見の映画でリスニングの練習をするよりはわかりやすいのではないでしょうか。

 

まとめ

日本でフィンランドの映画ソフトを購入した場合は「音声=フィンランド語、字幕=日本語」の組み合わせになりますが、フィンランドで日本の映画ソフトを購入した場合は上記のような様々な組み合わせを選ぶことができます。

語学のツールとしてはかなり有効だと思いますので、ソフトを入手できる機会のある人はぜひ試してみてください。