apples and oranges

リンゴとオレンジの違いとは何でしょう?

  • 色が違う
  • 味が違う
  • 旬の時期が違う

あるいはリンゴとオレンジの共通点とは何でしょう?

  • 皮をむいて食べる
  • 酸味と甘みがある
  • ジュースにしてもおいしい

などなど。リンゴとオレンジを様々な視点から比較することはできますが、どちらが優れているか?と聞かれても答えるのは難しいでしょう。

リンゴにはリンゴの良さ、オレンジにはオレンジの良さがあるとしか言えません。

英語にはそんなリンゴとオレンジから成る面白いイディオムがあります。

apples and oranges

(especially North American English) used to describe a situation in which two people or things are completely different from each other

They really are apples and oranges.
They are both great but you canʼt compare apples and oranges.
Itʼs a totally different situation, itʼs apples and oranges.

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

compare apples and oranges

まったく異なる[比較すべきでない]ものを比較する

「ウィズダム英和辞典 第4版」

リンゴとオレンジのどちらがおいしいのか?

リンゴジュースとオレンジジュースのどちらが栄養があるのか?

などと聞くのは野暮なこと。それぞれの良さを尊重しようというのが英語の考え方のようです。

それでもあえて「リンゴ派ですか? オレンジ派ですか?」と聞いてみたくなるくらい、どちらも私たちの食生活に深く根ざしたフルーツであることは間違いないでしょう。