Samba do Avião − ジェット機のサンバ

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ボサノヴァを聴くようになって数年。ポルトガル語を学んだことはないものの、部屋の書棚にはなぜかポルトガル語の辞書が置いてあります。
フィンランド語を始めるとき、選択肢の一つとして最後まで迷ったのがポルトガル語でした。
ボサノヴァのメロディーとともに聞く、ポルトガル語の響きには何とも言えない味わいがあると思います。
とはいえ、同時に二つの言語を始める余裕もないので、結局はフィンランド語を選択することになりました。
ただしこの先、ポルトガル語を学ぶ機会がないとは言い切れないので、一つの夢の言語として大切にとっておくつもりです。
ボサノヴァを初めてきちんと聴いたのは、吉祥寺の『Strings』というライブハウス&レストランでのこと。
そこでこの「ジェット機のサンバ」という曲を聴いて、一遍に引き込まれました。
「ジェット機のサンバ」は、リオ・デ・ジャネイロの空港を発着する飛行機を見るのが好きだったというボサノヴァの父、アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)が、リオにまもなく到着する飛行機から見た光景をモチーフに作った、いわゆるリオ賛歌。
この曲は、さまざまなミュージシャンがカバーしていますが、一番好きなのはミウーシャ(Miucha)によるバージョン。
作曲者のジョビンと共演したアルバム『Miucha & Antonio Carlos Jobim』に収録されています。
この曲を聴くといつも、空撮したリオの街とコルコバードのキリスト像が眼前に浮かんできます。
Samba do Avião
Minha alma canta
Vejo o Rio de Janeiro
Estou morrendo de saudades
Rio, seu mar
Praia sem fim
Rio, você foi feito prá mim
Cristo Redentor
Braços abertos sobre a Guanabara
Este samba é só porque
Rio, eu gosto de você
A morena vai sambar
Seu corpo todo balançar
Rio de sol, de céu, de mar
Dentro de um minuto estaremos no Galeão
Copacabana, CopacabanaCristo Redentor
Braços abertos sobre a Guanabara
Este samba é só porque
Rio, eu gosto de você
A morena vai sambar
Seu corpo todo balançar
Aperte o cinto, vamos chegar
Água brilhando, olha a pista chegando
E vamos nós
Pousar…
原題の「Samba do Avião」は、そのまま訳すと「飛行機のサンバ」。
Portuguese | English |
---|---|
samba | samba |
do | of+the |
avião | airplane |
Avião の[ã]に乗っているにょろっとしたものはチルダ(tilde)という記号で[a]の鼻母音を表します。
鼻母音というのは、一口で言うと息を鼻に抜いて響かせる音。イメージできない場合は、こちらで聞いてみてください。
なかなか難しそうな音ですねー。