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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.335 − 格の英語名、フィンランド語名

この頃、フィンランド語の文法を調べるときに、英語やフィンランド語で書かれた文法書を参考にする機会も増えてきました。

文法書なので、格の名前のような文法用語もよく出てくるのですが、

inessive → 内格

のようにストレートに理解することがなかなかできません。

えーと、adessive って何だったっけ??

なんて考えてしまって、いちいち調べるはめに。

そこで改めて格の英語名とフィンランド語名をまとめてみました。

フィン
主格 〜は/が nominative nominatiivi
属格 〜の genitive genetiivi
分格 〜を partitive partitiivi
内格 〜の中で/に inessive inessiivi
出格 〜の中から elative elatiivi
入格 〜の中へ illative illatiivi
接格 〜の表面で/に adessive adessiivi
奪格 〜の表面から ablative ablatiivi
向格 〜の表面へ allative allatiivi
様格 〜として essive essiivi
変格 〜に(なる) translative translatiivi
欠格 〜なしで abessive abessiivi
具格 〜を使って instructive instruktiivi
共格 〜と共に comitative komitatiivi

 

例えば partitive(分格)などは、part(部分)からの連想ですぐにわかるのですが、elative(出格)や illative(入格)などはよくこんがらがってしまいます。

とはいえ、英語とフィンランド語の呼び名はよく似ているので、一つを覚えればもう一つを覚えるのは簡単そう。

手持ちの語法書『Tarkista Tästä』には ela(=elatiivi)、ill(=illatiivi)のような短縮形も出てくるので、一通りざっと覚えておくに越したことはなさそうです。

フィンランド語学習記 vol.334 − 猫はどこにいるべきか?

まずは次の表現を見てみましょう。

talo mäen päällä(丘の上の家)
*talo(家)、mäki(丘)、päällä(〜の上で/に)

3番目の päällä という単語はフィンランド語の後置詞。属格+päällä で「〜の上で/に」という意味になります。

[主格]mäki(丘)
[属格]mäen(丘の)+ päällä(上で/に)

しかし考えてみると、これまで「〜の上で/に」という意味は接格を使って表してきました。

[接格]mäellä(丘の上で/に)

この接格と「属格+päällä」の違いとは何なのでしょう?

もちろんそこには微妙なニュアンスの違いがあるのでしょうが、『フィンランド語文法ハンドブック』に面白い使い分けの例がのっていたので紹介してみたいと思います。

Kissa on sohvalla. 猫はソファーの上にいる。
Kissa on television päällä. 猫はテレビの上にいる。

sohva「ソファー」は猫がいてもおかしくない場所ですので、「ソファーの上に」と言う場合には sohvalla と接格にします。一方、televisio「テレビ」は本来は猫がいるべき場所ではないので、このような場合には päällä を使って television päällä「テレビの上に」という表現をします。

『フィンランド語文法ハンドブック』P.121-122

「なるほどー」と思いつつも、猫を飼ったことがない私のような人間にとって、猫はどこにいるべきか?というのはかなり難易度の高い問題です。

机の上は? ベッドの上は? あるいは膝の上は?

猫好きの人の意見をぜひ聞いてみたいところです。

 

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フィンランド語学習記 vol.333 − maailma

フィンランド語教室のテキスト『suomen mestari』をめくっていたら、maailma という見出しの下に次のような単語が並んでいました。

フィン
Aasia アジア
Eurooppa ヨーロッパ
Afrikka アフリカ
Pohjois-Amerikka 北アメリカ
Etelä-Amerikka 南アメリカ
Australia オーストラリア
Pohjoisnapa 北極
Etelämanner 南極大陸

 

maailma というのは「世界」の意味で、ここに挙がっているのは世界の地域の名前。

大陸の名前と言ってしまいそうになりますが、アジアやヨーロッパは大陸ではないので「この区分は何と呼ぶのだろう?」と思って調べてみたところ、日本語では「大州」と呼ぶようです。

 

Pohjois-Amerikka(北アメリカ)、Etelä-Amerikka(南アメリカ)

フィンランド語で「北〜」を表わすときには[pohjois-]、「南〜」を表わすときには[etelä-]の接頭辞を付けます。

ただし接頭辞ではなく単に「北」という方位を表わすときには、pohjoinen という形になります。

方位 接頭辞
pohjoinen pohjois-
etelä etelä-

 

Pohjoisnapa(北極)、Etelämanner(南極大陸)

Pohjoisnapa の napa は「極」の意味。Etelämanner の manner は「大陸」の意味。

南極には大陸があるのでこのような表現になっていますが、単に「南極」と言いたいときには etelänapa で良いようです。

以上、今回は世界の地域(大州)の名前を確認してみました。

フィンランド語学習記 vol.332 − 知り合いの知り合い

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フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』を読んでいたら、次のような文が出てきました。

He olivat Liisan tuttavien tuttavia.(彼らはリーサの知り合いの知り合いです。)
*tuttava(知り合い)

フィンランド語で「知り合い」は tuttava(テュッタヴァ)。

この tuttava という単語が、さきほどの文には二回出てきて、それぞれ次のように格変化しています。

[単数主格]tuttava
→[複数属格]tuttavien
→[複数分格]tuttavia

一つ目の tuttavien は「〜の」を意味する属格の形、二つ目の tuttavia は不特定の数を表わす複数分格の形になっています。

また語順は動詞の場所以外、日本語によく似ています。

He olivat Liisan tuttavien tuttavia
彼らは です リーサの 知り合いの 知り合い

 

このような文を会話で使おうとするときの最大の問題は tuttava という単語から瞬間的に tuttavien / tuttavia という形が作れるかどうか。

これがさくっとできるようになったらすごいことですが、今のところは頭の中で単語の形をこねくり回さなくてはなりません。

このあたりフィンランド語の難しいところでもあり、やりがいのあるところでもあります。

フィンランド語学習記 vol.331 − ディクテーションをやってみる

先日は久しぶりのフィンランド語教室。

いつものようにテキストの『suomea suomeksi』を読んでいくのかなと思いきや、今回はディクテーションの練習から始まりました。

もらったプリントには次のような指示と地図のイラストがのっています。

Turistit ovat infopisteessä. Kuuntele ohjeet ja päättele ohjeiden ja kartan perusteella, mihin he menevät.

Tourists are given some directions, starting at the information center. Listen to the directions, look at the map and figure out where the tourists are going.

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この教材のもともとのタスクは、アナウンスを聞いて、インフォメーションセンターを出発した観光客がどこへ向かうのかを当てるというもの。

ただし今回の授業ではアナウンスの内容を一語も漏らさず書き取ることに挑戦しました。

正直これまでは、ディクテーションのような練習はあまり好きではなかったのですが、教室でクラスメイトといっしょにやってみると案外楽しいものだということがわかりました。

また十回くらい繰り返し聞いて、それでも何と言っているのかわからない箇所であっても、ひとたび正解を知ると、もうそのようにしか聞こえなくなるという現象は面白いものだと思います。

一人だとなかなかやらない練習ではあるのですが、機会があればぜひまた挑戦してみたいと思います。

フィンランド語学習記 vol.330 − 前置詞でもあり後置詞でもある

10月期のフィンランド語教室は仕事のため初回の授業を欠席してしまいました。

ただこの頃は初めての文章であっても、辞書さえあれば何とか自力で読み進めることができます。

さっそく取り組んでみると、最初に出てきたのはこんな文。

Liisa asuu kerrostalossa aivan lähellä keskustaa.(リーサは町の中心の近くにあるマンションに住んでいます。)
*kerrostalo(マンション)、lähellä(〜の近くに)、keskusta(町の中心)

この文では「〜の近くに」を意味する lähellä は前置詞として使われており、後に来る keskustaa は分格の形になっています。

[主格]keskusta(町の中心)
[分格]lähellä keskustaa(町の中心の近くに)

この lähellä という単語、以前出てきたときには次のような文で使われていました。

Se on ihan keskustassa, Aleksanterinkadulla, Stockmannin tavaratalon lähellä.(それはストックマンデパートの近く、アレクサンダー通りの、町の中心にあります。)
*tavaratalo(デパート)

この文では「〜の近くに」を意味する lähellä は後置詞として使われており、前に来る Stockmannin tavaratalon は属格の形になっています。

[主格]Stockmann tavaratalo(ストックマンデパート)
[属格]Stockmannin tavaratalon lähellä(ストックマンデパートの近くに)

つまり同じ lähellä という単語でも、前置詞として使われることも後置詞として使われることもあるということ。

前置詞のときには分格と結びつき、後置詞のときには属格と結びつくというのはフィンランド語の基本ルールのとおり。。。とはいえ、なかなかややこしい単語の一つです。

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