瓜に爪あり爪に爪なし
漢字の中には、お互いに形の似た組み合わせのものがあって、つい取り違えてしまうことがあります。
例えば、瓜(うり)と爪(つめ)の組み合わせもその一つ。
私の場合、爪と書きたいときに間違って瓜という字を書いてしまうことがあります。
ただ自己弁護する訳ではないのですが、おそらく昔からこれらの漢字を間違える人は多かったのだろうと推察します。
その根拠は、これらの漢字に「瓜に爪あり爪に爪なし(うりにつめありつめにつめなし)」という覚え方が存在すること。
要は「瓜」という字の下の部分をツメに見立てて、
瓜 → ツメがあるのはウリ
爪 → ツメがないのはツメ
爪 → ツメがないのはツメ
と言っているんですね。
ツメがあるのはツメ、だったらもっとわかりやすかったのですが、そこは残念ながらひねった覚え方をしなければなりません。
いずれにしても、これらの漢字を間違えがちな人は、
瓜に爪あり爪に爪なし
と心の中で唱えることで、正しい字を書くことができると思います。