外国語の単語を効率的に覚える方法① − Keyword Method

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語学のとっかかりといえばまずは単語と文法。特に単語の知識がなくては、何も始まりません。
単語の暗記といえば「声に出して読んでみる」「ノートにひたすら書く」などこれまではどちらかと言えば地味な方法が主流だったように思います。
一方、最近ではウェブサービスやスマートフォンのアプリなどを使った新しい単語暗記法も広まってきました。
そんな中、今回は古くて新しい(?)Keyword Method という単語暗記法を紹介してみたいと思います。
例えば、フィンランド語の kissa(猫)という単語を覚えたいものの、どうしても意味を忘れてしまうというシチュエーションを考えてみましょう。
Keyword Method の 3 Steps
STEP 1
まずは kissa(キッサ)と音が似ている日本語の単語を探します。この場合は「喫茶店」でよいでしょう。
STEP 2
次に kissa と「喫茶店」を結びつけるイメージを探します。例えば猫が喫茶店でくつろいでいる図を頭の中で想像してみてください。
(私の場合はふてぶてしいガーフィールドの姿が浮かびました。)
STEP 3
先ほどの図を強烈にイメージすることで、今後 kissa という語を耳にするたび、喫茶店でくつろいでいる猫を連想するようになります。これによって「kissa=猫」という結びつきができ上がります。
Keyword method は「kissa」と「猫」を直接結びつけるのではなく、「喫茶店」という第三者を媒介にするという点で、通常の語呂合わせとは微妙に異なります。
このことにより、語呂合わせ以上に様々な単語に応用することが可能です。
こちらのサイトでは radius(半径)と diameter(直径)の混同を避けるために、半径を示す振り子にradish(大根)をぶら下げてイメージするという方法が紹介されていました。
Keyword Method – for Memorizing Languages, Definitions, and More
もちろんこの方法を全ての新出単語に用いることは難しいでしょうが、繰り返し練習してもどうしても忘れてしまう単語に用いてみると効果的かもしれません。(そういう単語ってありますよね?)
ぜひお試しください。