フィンランド語学習記 vol.293 − どこへ行きますか?/どこへ行くところですか?
例えば、明日は久しぶりの休日。「遊ぶぞー」と張り切っている同僚にこんな一言。
Mihin sinä menet?(どこへ行きますか?)
*mihin(どこへ)、mennä(行く)
*mihin(どこへ)、mennä(行く)
一方、その休日に駅でばったりと会った友人にこんな一言。
Mihin sinä olet menossa?(どこへ行くところですか?)
*meno(行き)
*meno(行き)
この二つの表現、微妙に使い方が異なっています。
上の文は、これからどこかへ行く人に使う表現。下の文は今どこかへ向かっている人に使う表現なのだそう。
上の文の menet は「行く」を意味する動詞 mennä の二人称単数形。
[辞書形]mennä
[二人称単数形]menet
[二人称単数形]menet
下の文の menossa は「行き」を意味する名詞 meno の内格の形。
[主格]meno
[内格]menossa
[内格]menossa
これらの文は、英訳すればどちらも Where are you going? で表わすところ。
英語の進行形[-ing]というのは、未来のことも、現在進行中のことも両方表わすことができます。
そのことに慣れていると、ちょっと盲点になってしまう表現かもしれません。