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バターの花、ライオンの歯

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photo credit: Dawn Endico via photopin cc

フィンランド語で「タンポポ」は voikukka(ヴォイクッカ)。

voi は「バター」、kukka は「花」の意味。

「バターの花」というのは、おそらくタンポポの色からの連想なのでしょうか?

何だか食欲をそそるような名前ですね。

一方、英語で「タンポポ」は dandelion(ダンデライオン)。

これは「ライオンの歯」という意味のフランス語に由来するのだとか。

dandelion (n.)

early 15c., earlier dent-de-lioun (late 14c.), from Middle French dent de lion, literally “lion’s tooth” (from its toothed leaves), translation of Medieval Latin dens leonis.

『Online Etymology Dictionary』

タンポポのギザギザした葉をライオンの歯に見立てたということのよう。

花ではなく、葉の方から名付けるというのは何だか意外ですね。

それでは日本語の「タンポポ」はどのような由来の単語なのでしょう?

タンポポはもと鼓を意味する小児語であった。江戸時代にはタンポポはツヅミグサ(鼓草)と呼ばれていたことから、転じて植物もタンポポと呼ばれるようになったのが通説であるが、その他にも諸説ある。

Wikipedia「タンポポ」より

「タンポポ」は、タンタン、ポンポンと鼓を叩く音から来ているという説。

そう言われてみると、タンポポというのはとてもリズミカルな単語だということに気付かされます。

同じ花が、バターになったり、ライオンの歯になったり、鼓を叩く音になったり、人間の想像力というのはおもしろいものだなあと思います。


フィンランド語学習記 vol.181 − 曜日と日付の尋ね方

photo credit: RobW_ via photopin cc

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ある日のフィンランド語教室にて。

先生がふと一言。

Mikä päivä tänään on?[ミカ パイヴァ タナーン オン]

mikä は「何」、päivä は「日」、tänään は「今日」の意味なので、そのまま訳せば「今日は何の日?」となります。

これを聞くと「えーと、今日は23日」などと日付を思い浮かべてしまうのですが、実際には曜日を尋ねるときのフレーズです。

Mikä päivä tänään on?(今日は何曜日ですか?)
Tänään on keskiviikko.(今日は水曜日です。)
*keskiviikko(水曜日)

日本語では、曜日を尋ねるとき、必ず曜日という単語を付けて「何曜日?」と言います。

そのため、曜日という単語のないフレーズから、ぱっと曜日を連想するのがなかなか難しいような。(自分だけ?)

それでは日付を尋ねるときには、どのように言えばよいのでしょうか?

Monesko päivä tänään on?(今日は何日ですか?)
Tänään on kahdeskymmeneskolmas päivä huhtikuuta.(今日は4月23日です。)
*monesko(何番目の)、kahdeskymmeneskolmas(23番目の)、huhtikuu(4月)

こちらはそのまま訳せば「今日は何番目の日?」の意味。さきほどの曜日と比べればわかりやすい表現ですね。

一方、日本語では、日付を尋ねるとき、○番目という表現は使わず「何日?」と言います。

そのためフィンランド語の母語話者は、日本語の「何日?」という表現から、もしかしたら曜日を連想してしまうのではないでしょうか。

もう一度、整理すると、

フィン
曜日 Mikä päivä tänään on?
(今日は何の日ですか?)
今日は何曜日ですか?
日付 Monesko päivä tänään on?
(今日は何番目の日ですか?)
今日は何日ですか?

*(  )内は逐語訳

こうして見ると、フィンランド語の曜日の尋ね方と日本語の日付の尋ね方は似ているなあという印象。いや似ているというより、全く同じですよね。

これは混乱するのも納得。と腑に落ちました。


もったいないの英訳は? − ことばとコトバの境界線

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もったいない【勿体ない】

1. 神仏・貴人などに対して不都合である。不届きである。

2. 過分のことで畏れ多い。かたじけない。ありがたい。

3. そのものの値打ちが生かされず無駄になるのが惜しい。

『広辞苑 第五版』

いかにも日本的な価値観の一つである「もったいない」。

英語でこれに近い単語はあるのかな?と思い、Google 翻訳で英訳してみました。

もったいない → Too good

たしかに!

ただしこれはさきほどの広辞苑の語義で言うと2番の意味。

一般的に「もったいない」という単語から思い浮かべるのは「まだ食べられるお弁当を捨てるなんてもったいない」のような3番の意味ではないでしょうか。

こちらの意味に近い英単語には wasteful があります。

しかし wasteful という単語からは「もったいない」が内包するさまざまなイメージがこぼれ落ちてしまっているような気がしませんか。

この「もったいない」のように日本語には英語に訳すのが難しい形容詞がたくさんあります。

そのいくつかを拾ってみました。

 

おんきせがましい【恩着せがましい】

恩に着せて相手に感謝を強いるさまである。

『広辞苑 第五版』

Google 翻訳で英訳すると、

恩着せがましい → Condescending

condescend は「へりくだる、恩着せがましくする」という意味の動詞。

これはなかなかぴったりの英単語かもしれません。

 

ちゃんちゃらおかしい

非常に滑稽だ。笑止千万である。

『広辞苑 第五版』

Google 翻訳で英訳すると、

ちゃんちゃらおかしい → Chancharaokashii

これはさすがの Google 翻訳も変換できず。強いて挙げるなら ridiculous でしょうか?

 

なみだぐましい【涙ぐましい】

ひとりでに涙が出てくる感じがする。涙をもよおしがちである。

涙が出るほど感心である。また、哀切なさまである。

『広辞苑 第五版』

Google 翻訳で英訳すると、

涙ぐましい → Touching

touching は「感動的な」という意味の形容詞。

涙ぐましいの同情的なニュアンスはあまり伝わっていないような気も。

 

ふがいない【腑甲斐無い】

いくじがない。気概・気力に欠けている。

『広辞苑 第五版』

Google 翻訳で英訳すると、

ふがいない → Shiftless

shiftless の shift はもともと「工夫」の意味。そこから「怠惰で、やる気がない」の意味になりました。

これはなるほどなーという英訳ですね。

 

めまぐるしい【目まぐるしい】

目の前をいろいろなものが次から次へと通りすぎて、目のまわるような感じである。

『広辞苑 第五版』

Google 翻訳で英訳すると、

目まぐるしい → Hectic

hectic は「たいへん忙しい」という意味の形容詞。

細かいことを言えば、目まぐるしいというのは、ものごとの動きが速いということであり、そのことによって忙しくなるかならないかはまた別の話とも思いますが、どうでしょうか。

 

以上、これはなかなか英語に訳せないのでは?と感じた日本語の形容詞を集めて、英語に変換してみました。

さすがに訳し切れないものもありましたが、全体的には上手い訳をひねり出してくるなあという印象。

結局のところこのような事例から、あらゆる言語は翻訳可能と言うこともできるし、翻訳不可能と言うこともできます。

どちらの立場をとっても、一つの解釈に過ぎないのではないでしょうか。


週の真ん中には何がある?

photo credit: [ changó ] via photopin cc

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フィンランド語の曜日の名前は次のとおり。

maanantai(マーナンタイ)
tiistai(ティースタイ)
keskiviikko(ケスキヴィーッコ)
torstai(トルスタイ)
perjantai(ペルヤンタイ)
lauantai(ラウアンタイ)
sunnuntai(スンヌンタイ)

 

水曜以外の語尾はすべて[-tai]で揃っています。

しかし水曜の keskiviikko(ケスキヴィーッコ)だけは違う形。

先日のフィンランド語教室で、なぜ水曜だけ綴りが違うのか?という話題が出ていました。

以下は先生のお話から。

まず水曜以外の maanantai, tiistai… は外来語なのだとか。

そう言われてみると、英語の Monday, Tuesday… に雰囲気は似ています。

それに対して、水曜の keskiviikko はフィンランド語で「週の真ん中」という意味。

*keski(真ん中)、viikko(週)

水曜だけは具体的な意味のある単語なんですね。

先生曰く、ドイツ語も同じような構造になっているとのこと。

気になったので調べてみました。

Montag
Dienstag
Mittwoch
Donnerstag
Freitag
Samstag
Sonntag

 

ドイツ語の場合、水曜以外の語尾はすべて[-tag]で揃っています。

しかし水曜の Mittwoch(ミットヴォッホ)だけは違う形。

これもフィンランド語の Keskiviikko と同じで「週の真ん中」という意味なのだとか。

ドイツ語やフィンランド語以外の言語はどうなのだろう?と思い、考えてみると、英語にも「週の真ん中」という単語があることに気付きました。

midweek

週の半ば

『ウィズダム英和辞典 第3版』

もちろんこちらは曜日を表す単語ではないものの、語源は同じラテン語なのだとか。

もともと一つの単語が、ある言語では特定の曜日になり、別の言語では漠然とした時期を示す。これもまたおもしろい現象だと思いました。


フィンランド語学習記 vol.180 − マッティは観劇中

photo credit: Thomas Hawk via photopin cc

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フィンランド語教室62週目のレポート。

この日は先学期の復習が中心。

しかしその中で内格[-ssA]と接格[-llA]の使い分けに関して、新しい内容を教わったので書き留めておきます。

まずは以前に習った内容の整理から。

フィンランド語で「〜に(いる)」という意味を表したいときには、内格[-ssA]を使う場合と接格[-llA]を使う場合があります。

[内格]Liisa on Suomessa.(リーサはフィンランドにいます。)
[接格]Anna on Venäjällä.(アンナはロシアにいます。)
*Suomi(フィンランド)、Venäjä(ロシア)

フィンランド語の内格[-ssA]は「〜の中に」、接格[-llA]は「〜の上に」という意味を表します。

しかしそのような中核の意味とはあまり関係なく、フィンランドなら「フィンランドの中に」、ロシアなら「ロシアの上に」という形をとるのが文法上のルール。

国によって、内格[-ssA]と接格[-llA]のどちらを使うのかはあらかじめ決まっています。

ロシアは、縦横にどーんと広い国なので「ロシアの上に」という形になるのでしょうか??

いずれにせよ、国名の場合は接格[-llA]を使うのがロシアくらいなので、ロシアは例外と覚えておけば何とかなります。

しかしこれがフィンランドの都市名になると、もう少し複雑。

[内格]Mika on Helsingissä.(ミカはヘルシンキにいます。)
[接格]Aki on Tampereella.(アキはタンペレにいます。)
*Helsinki(ヘルシンキ)、Tampere(タンペレ)

ヘルシンキなら「ヘルシンキの中に」、タンペレなら「タンペレの上に」という形をとるのが文法上のルール。

こちらも街によって、内格[-ssA]と接格[-llA]のどちらを使うのかはあらかじめ決まっています。

こちらはさきほどの国名と異なり、さまざまな組み合わせが存在します。そのため一つずつ頑張って覚えるしかありません。

。。。と、ここまでが以前に習った内容のまとめ。

今回のフィンランド語教室ではさらに次のような用法を習いました。

[内格]Matti on teatterissa.(マッティは観劇中です。)
[接格]Kati on teatterilla.(カティは劇場のあたりにいます。)
*teatteri(劇場)

同じ劇場でも内格[-ssA]を使うと「劇を観ている」という意味になり、接格[-llA]を使うと「劇場のあたりにいる」という意味になるのだとか。

内格の方は、その建物が持つ「機能」そのものと結びついているんですね。

とはいえ、このルールがあらゆる建物に適用される訳ではありません。

[内格]Pekka on asemassa.(×)
[接格]Pekka on asemalla.(ペッカは駅にいます。)
*asema(駅)

先生曰く、駅の場合は内格[-ssA]ではなく接格[-llA]を使うのがルールなのだとか。

駅の場合はその中で何かをするというより、通過するための場所なので、建物の機能と結びつく内格[-ssA]は使わないということなのかもしれません。

以上、また一つフィンランド語の「格」の奥深さを知ったというお話でした。


in the station と at the station の違いとは?

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「今、駅にいる」と言いたいとき、in the station なのか、at the station なのか迷ってしまうことはありませんか?

言い方としてはどちらもあるのですが、駅という場所の捉え方がそれぞれ微妙に異なっています。

今回はその違いを整理してみましょう。

 

in the station

in は「〜の中に」の意味。

つまり、in the station は「駅という建物とその中にいる自分」というイメージ。

 

photo credit: paul bica via photopin cc

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ホームにいるのか、カフェにいるのか、土産物屋にいるのかはわかりませんが、駅の構内にいることは確かでしょう。

 

at the station

at は「〜の地点に」の意味。

つまり、at the station は「駅という場所を一つの点として捉え、そのあたりにいる自分」というイメージ。

改札口にいるのかもしれませんし、あるいは駅前の通りで待っているのかもしれません。

例えば、東京駅で待ち合わせをしていて、早く着いたので、八重洲ブックセンターで本を見ていたとします。

待ち合わせの相手から「I’m in the station.」というメールが届いたら「八重洲口に出てきて」、「I’m at the station.」というメールが届いたら「駅のどこにいるの?」と聞いてみたい気がします。


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