フィンランド語学習記 vol.650 − kaveri

フィンランド教室のテキスト『suomen mestari 1』を最初からせっせと読み直しています。

こちらは主人公のペドロとハンナの新居披露会でのエピソード。

Sitten kaikki syövät lihapullia, salaattia ja leipää. He juovat olutta ja limua. Ruoka on tosi hyvää. Vieraat pitävät myös Pedron sitruunakakusta. Se on makeaa, mutta myös hapanta. Hannan kaveri Janita haluaa reseptin.

それから皆はミートボールとサラダとパンを食べ、ビールとソフトドリンクを飲んだ。料理はとても美味しかった。来客はペドロのレモンケーキも気に入った。ケーキは甘いのに酸味もあった。ハンナの仲間のヤニタはレシピを知りたがった。
フィン
lihapulla meatball ミートボール
limu soda, soft drink ソーダ、ソフトドリンク
vieras guest 来客
sitruunakakku lemon cake レモンケーキ
hapan sour すっぱい
kaveri pal 仲間
resepti recipe レシピ

 

ここで気になったのが「仲間」を意味する kaveri という単語。

Hannan kaveri Janita haluaa reseptin.

ハンナの仲間のヤニタはレシピを知りたがった。

この kaveri はフィンランド語で一般的に「友人」を意味する ystävä とどのような違いがあるのでしょう?

手元のフィン英辞書を引くと次のような訳語が並んでいました。

  • ystävä = friend
  • kaveri = pal, chum, buddy

諸々調べてみると、ystävä という単語はかなり親しい友人を指すのに対して、kaveri はもう少し気軽に使える単語であるとのこと。

ニュアンスはわかるのですが、日本語に訳すのはなかなか難しい単語かもしれません。

ただ改めて自分自身の人間関係を振り返ってみると、友人と知人の中間くらいに位置する人というのはそれなりにいるような気がするので、日本語にもそういう単語が一つあっても良いのかなとも思います。