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skosh

18010701

問題:英単語 skosh の意味は何でしょう?

ヒント:skosh は日本語に由来する英単語です。

答え:

skosh

NOUN

US
informal

A small amount; a little.

‘the car could do with a skosh more room in the back’

Origin

1950s: from Japanese sukoshi.

Oxford Dictionaries

skosh は「少し」を意味する英単語。

sushi などと異なり、おしまいの[i]が消えて英語風の綴りになっているので、ぱっと見ただけではなかなか日本語の少しから来ているとは気づきません。

それにしても sushi や karaoke のように、英語(英語圏)にないものを指すために日本語が使われるならわかりますが、なぜわざわざ「少し」を日本語から持ってくる必要があったのでしょう?

この語源に関してランダムハウスには次のような説明が出ていました。

skosh[skóuʃ]

n.⦅a skosh⦆⦅米俗⦆少し

語源

1959.<日本語「少し」. 朝鮮戦争から

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

どうも朝鮮戦争の際に使われたスラングであるということはたしかなようです。

ただこれ以上のことはわからず。

いったいどのような文脈で使われたのかわかりませんが、英語のネイティブスピーカーたちが skosh… skosh… と言っているのを想像すると面白いなと思います。

もしそれを耳にした日本人がいたなら、日本語の「少し」のことだと気づいたのでしょうか?

 
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フィンランド語学習記 vol.528 − インフルエンザ流行

18010601

インフルエンザの流行が本格的に始まったようです。

去年インフルエンザにかかってしまったので、今年は予防接種に行こうと思っていたのですが、行動に移さないまま年があけてしまいました。今頃、予防接種に行っても効果はあるのでしょうか?

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」によると、フィンランドでもインフルエンザが流行っているようです。

Influenssaa on nyt paljon

Influenssakausi on nyt toden teolla alkamassa. Tapauksia on jo niin paljon, että kyseessä on epidemia.

Influenssa A -virusta oli vuoden loppuun mennessä yli 800 tapausta. B-virusta oli yli 1700 tapausta. Epidemia kestää yleensä noin neljä (4) kuukautta, mutta joskus se kestää kauemmin.

Ylilääkäri Hanna Nohynek Terveyden ja hyvinvoinnin laitoksesta sanoo, että rokote kannattaa vielä ottaa.

インフルエンザが今、多くなっている。

インフルエンザのシーズンが今、本格的に始まっている。事例がもうかなり多いため、流行が問題になっている。

インフルエンザA型は年末までに800件以上あった。B型は1700件以上あった。流行は通常、約4か月続くが、時にはそれ以上続く。

保健福祉研究所の主任医師 Hanna Nohynek はまだ予防接種をした方がよいと言っている。

フィン
toden teolla really 本当に
alkaa start 始める
tapaus case 出来事
olla kyseessä at stake 問題になっている
epidemia epidemic (伝染病などの)流行
kestää last 続く
yleensä normally 普通は
ylilääkäri head physician 主任医師
terveys health 健康
hyvinvointi welfare 福祉
laitos institute 施設
rokote vaccine 予防注射
kannattaa to be worth 〜した方がよい

 

人口500万の国で患者数2500人というのはかなりの割合。しかもこの数はまだ増えていくのでしょう。

記事中に出てくる医師 Hanna Nohynek さんによると、今からでも予防接種に行った方がよいとのこと。

それでは重い腰を上げて次の休みに行ってこようかと思います。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

西瓜糖とクローバー

18010501

正月休みにリチャード・ブローティガンの『西瓜糖の日々』を再読しました。

この小説を読み始めたときに、まず頭に浮かぶ疑問は「西瓜糖(watermelon sugar)って何?」ということ。

いま、こうしてわたしの生活が西瓜糖の世界で過ぎてゆくように、かつても人々は西瓜糖の世界でいろいろなことをしたのだった。

『西瓜糖の日々』P.9

ここから始まる物語は、<アイデス>と<忘れられた世界>と呼ばれる場所で起こる断片的なエピソードを淡々と紡いでいきます。

最後まで読んでも西瓜糖の正体を知らされることはなく、その答えは読者一人一人の想像力に委ねられています。

今回再読していて、ひとつおもしろいと思ったのは翻訳者の藤本和子さんによる訳者あとがきの一節。

原題は In Watermelon Sugar だが、これはきっと We lived in clover というような場合のイディオムが発想のはじめのところにあったように思う。We lived in clover というのは、牛がじゅうぶんにクローバーの葉を食べて暮すように、「われわれはなに不足なく暮した」という意味で、この in clover が in watermelon sugar になったのだろうと思う。

『西瓜糖の日々』P.197〜198 訳者あとがきより

この live in clover というイディオムを辞書で調べてみると、次のように出ていました。

be/live in clover

(informal) to have enough money to be able to live a very comfortable life

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

西瓜糖というのは、牛にとってのクローバーのようなもの。

しかしこの小説で描かれる西瓜糖の世界は、ユートピアのようでユートピアではない、何かが欠落した世界です。

そんな西瓜糖の世界で生きる人間は幸福なのか?

私たちを私たちの世界につなぎとめているものは何なのか?

答えのない問いが次々に浮かんでくる不思議な小説です。

 

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lip service(リップサービス)

18010401

いかにも英語っぽいのに実は和製英語であるという言葉もあれば、いかにも和製英語っぽいのに実は正真正銘の英語であるという言葉もあります。

後者の例として、すぐに思い浮かぶのは次の表現でしょうか。

lip service

noun

if somebody pays lip service to something, they say that they approve of it or support it, without proving their support by what they actually do

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

lip service は「口先だけの好意」の意味。

いわゆる口先だけの言葉を意味する英単語には flattery(お世辞)もありますが、この lip service には「言うだけ言って行動しない」という含意があります。

そういう意味では flattery 以上に不誠実とも言えるでしょう。

このリップサービスという言葉はカタカナ語として国語辞書にも出ています。

リップサービス(名・自サ)〔lip service〕

口先だけのことば。おせじ。

「三省堂国語辞典 第七版」

これを見て思うのは、このリップサービスという言葉を最初に日本語に訳した人は苦労したのではないかということ。

「唇の○○」と訳しても、そのまま「リップサービス」と表記しても、何だか怪しげな意味にとられてしまうのではないかということは容易に想像できます。

カタカナ語として定着する前はいったいどんな風に解釈されていたのか? 気になってしまう表現です。

おみくじの運勢の種類と順番について

18010301

今日は弥彦神社へ初詣。おみくじを引いたら何と大吉でした!

願事(ねがいごと) 思うまゝですしかし油断すれば叶わず

「思うまま」というのはすごい。

こうなったら2018年は大船に乗った気持ちで、心の赴くままに過ごしていこうと思います。

(さっそく油断しているようでもありますが。)

ところで、大吉・〇吉など、おみくじの運勢というのはいったい何種類あるのでしょう?

いつものように国語辞書の中から拾ってみました。

だいきち[大吉](名)〔うらないで〕ひじょうに縁起がいいこと。〔大吉・中吉・小吉・末吉と並ぶ。吉は、中吉または小吉の下など〕(↔大凶)

ちゅうきち[中吉](名)〔うらないで〕大吉の次。

しょうきち[小吉](名)〔うらないで〕中吉の次。

すえきち[末吉](名)〔うらないで〕小吉の次。

きち[吉](名)〔うらないで〕縁起がいいこと。「ーと出るか凶と出るか」(↔凶)

きょう[凶](名)〔うらないで〕縁起が悪いこと。(↔吉)

だいきょう[大凶](名)〔うらないで〕ひじょうに縁起の悪いこと。(↔大吉)

「三省堂国語辞典 第七版」

これら以外の種類を含む神社もあるようですが、一般的にはこの7つと考えて差し支えないでしょう。

それではこの7つを運勢のよい順に並べるとどのようになるのでしょう?

さきほどの語釈の中で明確に順番が示されているのは「大吉→中吉→小吉→末吉」の4つ。

また「凶、大凶」は順番が示されていないものの、常識的に考えれば「大吉→中吉→小吉→末吉→凶→大凶」の順番になることは間違いないでしょう。

唯一わからないのが「吉」の位置付け。

さきほどの大吉の語釈の中には「吉は、中吉または小吉の下など」という注釈があります。また調べてみると、大吉の次が中吉という扱いの神社もあるのだとか。

だとすると、おみくじの運勢には少なくとも次の三通りの順番があるということになります。

  • 大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶→大凶
  • 大吉→中吉→吉→小吉→末吉→凶→大凶
  • 大吉→中吉→小吉→吉→末吉→凶→大凶

吉を引いた人にとっては、この違いは死活問題。

とはいえ、今回の結果は大吉だったので、この問題にはこれ以上踏み込まないことにします。

たかがおみくじ、されどおみくじ。幸先の良いスタートを切ることができました!

 
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49th parallel

18010201

先日「Macmillan Dictionary Blog」に Canadian English の収録語彙を増やしたという記事が出ていました。

その冒頭の一節がこちら。

As part of our most recent update we focused on increasing Macmillan Dictionary’s coverage of Canadian English. Having added around 50 words and phrases that are peculiar to the English spoken north of the 49th parallel, we thought it would be fun to ask some of our blog contributors and readers for their favo(u)rite Canadian terms…

Your favourite Canadian English words | Macmillan Dictionary Blog

この中の 49th parallel の意味がわからず、しばらく何だろう?と考えてしまいました。

調べてみると、Wiktionary に次のように出ていました。

forty-ninth parallel (uncountable)

  1. (Canada, US) A nickname for the approximately 1200-mile (1900-kilometer) portion of the border between Canada and the USA, extending along the forty-ninth parallel of latitude from Lake of the Woods to the Pacific Ocean.
  2. (Canada, US, nonstandard) A nickname for the entire border between Canada and the USA.

「Wiktionary」

49th parallel は「北緯49度線」の意味。

そしてその北緯49度線に沿って引かれた「カナダ=アメリカ合衆国国境のニックネーム」でもあるとのこと。

そう言われて世界地図を眺めてみると、たしかにカナダとアメリカの国境は横にまっすぐ引かれています。

まっすぐな国境線というと、真っ先に思い浮かぶのはアフリカの国々。しかし直線の長さではこのカナダ=アメリカ合衆国の国境にかないません。

ただ両国の関係が安定していることもあり、警備は比較的ゆるやかであるとのこと。某大統領もこちら側に border wall を建設する予定はないようです。

日本のような島国に暮らしていると国境というものを意識することはあまりありませんが、こんな風にすぱっと線が引かれているのを見ると、国境というのは人為的なものなのだということを改めて認識させられます。

グローバル化、IT化によって、ボーダーレスな社会が実現しつつあるとはいえ、現実の国境がすぐになくなることはないでしょう。それとも21世紀のうちに、国境という概念が激変するようなパラダイムシフトが起こるのでしょうか?

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