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interrobang

photo credit: shaire productions Free Flower Art Download via photopin (license)

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What are you doing?(何をしているの?)
What are you doing!(何をしているの!)

同じ文でもクエスチョンマーク(?)を使えば質問になり、エクスクラメーションマーク(!)を使えば驚きになります。

それでは驚きつつ、質問をしたい時にはどうしたらよいのでしょう?

一つ考えられるのは、?! や !? のように二つの記号を並べる方法。

What are you doing?!(何をしているの?!)
What are you doing!?(何をしているの!?)

あるいはいっそ重ねてしまうという方法も。

この見慣れない記号はインテロバング(interrobang)と呼ばれています。

interrobang

NOUN

A non-standard punctuation mark (‽) indicating a question expressed in an exclamatory manner, as in what are you doing‽.

Oxford Dictionaries

インテロバングだらけの波瀾万丈な人生と、インテロバングの全くない落ち着いた人生では、いったいどちらが幸福なのでしょう? なぜかそんなことを考えてしまいました。


母音交替は何のため?

photo credit: Glechikoff Andre intense relaxation via photopin (license)

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フィンランド語の kissa(ネコ)という単語の複数分格は次のような手順で作ります。

kissa 1)単数語幹を求める(=そのまま) kissa
kissa 2)複数の印[i]を置く kissai
kissai 3)[i]の前に来る母音が[a]のときは、
3ー1)音節の数を数える → 2音節
3ー2)単語の最初の母音を見る →[a][a]
→ 2音節の単語で、最初の母音が[o][u]以外のときには[i]の前の[a]が[o]に変わる
kissoi
kissoi 4)単数語幹が1つの母音で終わるときには、分格語尾[-a/-ä]を付ける kissoia
kissoia 5)母音が3つ並んだ場合(複数の印[i]が母音で挟まれた場合)は[i]が[j]に変わる kissoja

 

この[a]が[o]に変わる変化(母音交替)を見ると、母音交替というのはいったい何のためにあるのだろう?と考えてしまいます。

しかし母音交替という現象はフィンランド語に特有のものではなく、日本語にも存在します。例えば次のような表現を見てみましょう。

雨(あめ)+足(あし)=雨足(あまあし)
木(き)+陰(かげ)=木陰(こかげ)

「あめ」が「あま」になったり、「き」が「こ」になったり。ここで起こっているのは[e]→[a]、[i]→[o]という母音の変化です。

ただ「雨◯」「木◯」という熟語の全てにおいてこの変化が起こる訳ではありません。

雨風は「あまかぜ」ではなく「あめかぜ」ですし、木戸は「こど」ではなく「きど」です。

ここにはいったいどのような法則が隠されているのでしょう?

フィンランド語の母音交替を扱うときに音節の数を数えたり、単語の最初の母音を見たりするように、単語のここを見ればわかるというポイントがあるのでしょうか?

少しだけ考えてみたのですが、全く思い付かず。。。

日本語を学んでいる外国人はフィンランド語を学んでいる日本人と同じように、母音交替というのはいったい何のためにあるのだろう?と考えているのかもしれません。


もみの木と樅の木

photo credit: Stella VM ... via photopin (license)

photo credit: Stella VM via photopin (license)

あなたにとってのクリスマスの定番クラシックは、いったい何でしょう?

もしかしたらこの曲を思い浮かべた人もいるかもしれません。

「もみの木(O Tannenbaum)」はドイツにルーツのあるクリスマスキャロル。

そしてこの季節に聞きたいもう一曲の「もみの木」がこちら。

「樅の木(kuusi)」はフィンランドの作曲家ジャン・シベリウスの「樹の組曲」の中の一曲。

フィンランド語原題の kuusi には数字の「6」という意味もあります。

Wiktionary には次のような例文が出ていました。

kuusi

(cardinal) six

kuusi kuusta joulukuussa
(six spruce trees in December)

「Wiktionary」

こちらはクリスマスソングという訳ではありませんが、この季節にぴったりの佇まいを持った曲だと思います。

今日でクリスマスシーズンも終わり。新年に向けて、残り一週間を走り切りましょう。


Christmas の短縮形はなぜ Xmas なのか?

photo credit: Markus Grossalber Christmas candles via photopin (license)

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クリスマスシーズンに街中を歩いていると、気になるのは何といってもイルミネーションやデコレーション、、、ではなくクリスマスの英語表記のこと。

よくお店の掲示などで Chirstmas の代わりに Xmas という表記を見かけることはありませんか?

Xmas はもちろん Christmas の短縮形。ただ何となくその説明を受け入れている人も多いと思いますが、改めて考えてみるとなぜ X が Christ の代わりになるのでしょう? 十字架を連想させるからでしょうか?

Oxford Dictionaries には次のような説明が出ていました。

Xmas

NOUN

informal term for Christmas

Origin
X representing the initial chi of Greek Khristos Christ.

Oxford Dictionaries

これによると Xmas の X は、ギリシア語でキリストを意味する Khristos(ギリシア文字:Χριστός)の頭文字 Χ(キー)に由来するとのこと。ギリシア文字の Χ はただ一文字でキリストを表すのだそうです。

なおキリストを表すのはあくまで大文字の Χ であって、小文字の χ ではありません。

ただいずれにせよアルファベットの一文字が特定の人に割り当てられているのは、さすがにキリストだけではないでしょうか。そういう意味では最高に贅沢なアルファベットの使い方と言えるでしょう。


フィンランド語学習記 vol.434 − kysyä

フィンランド語の動詞 kysyä(質問する)の使い方に関する覚書です。

いわゆる英語の ask に当たる動詞ですが、後続の語の格変化が少々変わっているので注意が必要。

フィンランド語の語法書『Tarkista Tästä』には、次のような説明が出ていました。

KYSYÄ(verbi, transit)

kysyä + O par Kysyin neuvoa lääkäriltä.
kysyä + N ela/abl Mistä voin kysyä asiaa?

 

『Tarkista Tästä』P.66

最初の ‘Kysyin neuvoa lääkäriltä.’(私は医者にアドバイスを求めた。)という例文では、後続の単語が次のように格変化しています。

分格
〜を
離格
〜から
Kysyin neuvoa lääkäriltä.
neuvo lääkäri

 

個々の単語は「私は尋ねた(Kysyin)」「アドバイスを(neuvoa)」「医者から(lääkäriltä)」という形になっています。

この中で難しいのは lääkäriltä という形。

同様の意味を伝えるときに、日本語では「医者にアドバイスを求めた」、英語では ‘I asked the doctor for advice.’ と言うのが普通なので、ここで離格(〜から)を使うという発想が浮かびません。

おそらくフィンランド語の場合は「相手に尋ねる」というより「相手から答えを引き出す」という発想なのでしょう。

実際、アドバイスを求めると言うときのアドバイスの動きは「私→医者」ではなく「私←医者」なのですから、フィンランド語の構造は十分にロジカルです。

ただいつもそうであるように、頭で理解することとぱっと言えるようになることの間には大きな溝があります。日本語や英語の構造に慣れた頭で kysyä を使いこなすには、練習あるのみ!なのでしょう。


ぬるいことは悪いこと?

photo credit: Kalense Kid kahawa via photopin (license)

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フィンランド語教室のテキスト『suomen mestari 2』に次のような文が出てきました。

Olen aivan kyllästynyt haaleaan kahviin.
(ぬるいコーヒーには飽き飽きなのよ。)
*kyllästyä(飽きる)、haalea(ぬるい)

先生曰く haalea(ぬるい)という単語は基本的にマイナスの意味で使われるとのこと。

これを聞いたときに、日本語の「ぬるい」はどうなのだろう?という疑問が頭をよぎりました。

例えば、次のような表現を考えてみましょう。

ぬるいお茶(熱さが足りない)
ぬるいビール(冷たさが足りない)
ぬるい上司(厳しさが足りない)

日本語のぬるいには何かが足りないという含意があります。よってプラスかマイナスかと言われれば、フィンランド語の haalea と同じようにマイナスの意味で使われる単語ということになるのでしょう。

それでは「私はぬるい温泉が好き!」などという場合はどうでしょう?

この場合はもちろんプラスの意味。ただしこれはあくまで文脈の支えがあるからで、単に「ぬるい温泉」と言えば、マイナスの意味に捉える人の方が多いでしょう。(熱がりの人は別かもしれません。)

それでは文脈の支えなしに「ぬるい◯◯」がプラスの意味になることはあるでしょうか?

ぬるい味噌汁やぬるいコーラのように、もともと熱いことや冷たいことが求められているものに「ぬるい」を足せば、当然ながらマイナスの意味になってしまいます。

よって、ぬるいがプラスの意味になるためには、熱過ぎて困るものや冷た過ぎて困るもの、あるいはそもそも適温という概念がないものに付ければよいということになります。

例えば、次のような表現はどうでしょう?

ぬるいお灸(熱過ぎない)
ぬるいプール(冷た過ぎない)
ぬるい石(温かくて気持ちいい?)

このように考えていくと、日本語のぬるいは一概にマイナスの意味で使われるとは言い切れないのかもしれません。

あるいはこの世の中に完全な善人や悪人がいないように、どんなことばにも良いところと悪いところがあるということなのでしょうか。


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