フィンランド語学習記 vol.398 − あなたがたは何名様ですか?
昨日に続きフィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』のスキットから。
Ravintolassa(レストランにて)
− Kuinka monta henkeä teitä on?(あなたがたは何名様ですか?)
− Meitä on vain kolme.(私たちは3人だけです。)
『suomea suomeksi 2』P.44
この表現で面白いなと思ったのが、分格の使い方。
主格 | te | me |
---|---|---|
↓ | ↓ | |
分格 | teitä | meitä |
「あなたたち」「私たち」という部分が分格の形になっています。
なぜ主格ではなく分格なのか?
この用法は文法書ではいったいどのように説明されているのだろう?と思って、あれこれ調べてみたのですが、それらしい記述を見つけることはできませんでした。
もちろん理屈がわからなくても、定型表現としてそのまま覚えてしまえばよいのだと思います。
でもどうしても理屈が気になってしまうという。。。困った性格です。
7月 24, 2016 @ 21:54:52
こんにちは,
随分前のことなので忘れられていると思いますが,複数数詞は分格を取ることを習いました。そして複数数詞以外にも,monta,pari,puoli などの語は,主格でなく分格を要求します。
suomea suomeksi 1のp.48にあります。
8月 04, 2016 @ 17:17:03
Jussiさん
例えば kaksi kissaa のように「数詞+XX」のときに XX が分格になるのはわかるのですが、「XX+olla+数詞」のときにも同じルールが適用されるということでしょうか?
8月 08, 2016 @ 22:09:07
こんばんは。
しばらく見忘れていて返事が遅くなりました。すみません。
言葉足らずのところがありましたので,前便を補足しますと,
monta,pari,puoli などの語は複数ですので,主格でなく複数を表す分格を要求します・・・となります。従って,
Kuinka monta henkeä te olette? とはならずに,
Kuinka monta henkeä teitä on? となります(これが複数数詞にまつわる英語との大きな違いです)。
さて,「XX+olla+数詞」のときにも同じルールが適用されるか,というご質問ですが,
「XX+olla+数詞」は Meitä on vain kolme. の形と同じです。
Me olemme vain kolme. とはなりません。
8月 21, 2016 @ 17:06:38
私もずっと考えていました。
それで「フィンランド語トレーニングブック」白水社のp98の数量文の中に「数量を表す文では主語は分格、動詞はon、そして数量を表す語が続く」とあるのを見つけました。Whitebearさんが言われるようにそういう決まりなんでしょうね。
8月 24, 2016 @ 01:58:44
Jussiさん
丁寧な説明をいただき、ありがとうございます。
なかなか不思議なルールだなあとは思うのですが、最後は「そうなっているから、そうなっている」としか言えないのかもしれませんね。
あとはとっさに Kuinka monta henkeä teitä on? と言えるかどうか。それさえできればよいのですが。。。
8月 24, 2016 @ 02:01:50
nitecokatuさん
情報ありがとうございます。さっそくp.98を確認してみました。数量文というくくりになっているんですね。たしかに「そういう一つのカテゴリーなんだよ」と言われた方が納得できる気がします。