フィンランド語学習記 vol.608 − 脳と顔

フィンランド語で「靴下」は sukat(スカット)。

sukat の[-t]は複数主格の印。片方の靴下なら sukka(スッカ)になります。

単数主格 sukka
複数主格 sukat

 

これは英語における sock – socks の関係と同じ。

『フィンランド語文法ハンドブック』を読んでいたら、この靴下のようにふつう複数形で使われる単語のリストが出ていました。

housut ズボン
sukat 靴下
kengät
farkut ジーンズ
käsineet 手袋
sakset ハサミ
sulmälasit 眼鏡
sukset スキー板
aivot
kasvot
sulmät

 

『フィンランド語文法ハンドブック』P.152

この中でなぜ複数形になるのかよくわからないのが、aivot(脳)と kasvot(顔)という二つの単語。

脳はたくさんのしわがあるから複数形なのか?

顔はたくさんの表情があるから複数形なのか?

など、かなり無理のある理屈を考えてみるものの、どうも腑に落ちず。

隠された秘密の理由があるのでしょうか?

 

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