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その他の言語

イヌクティトゥット語(ᐃᓄᒃᑎᑐᑦ )の不思議な文字

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風変わりな文字を見るのはそれだけで楽しいもの。

世界のさまざまな言語を眺めていたら、イヌクティトゥット語という言語に出会いました。

イヌクティトゥット語というのは、カナダの北部に住むイヌイットたちの言語。

この言語で使われている文字はまるでパズルのようです。

ᓵᓕ ᓴᕕᐊᕐᔪᒃ ᐃᒻᒥᓂᒃ ᓂᓪᓕᕈᑎᖃᓲᖑᕗᖅ ᑕᐃᑦᓱᒪᓂᑕᑦᓴᔭᐅᓂᕋᕐᓱᓂ. ᐃᒻᒥᓂᓪᓗᑕᐅᖅ ᓂᓪᓕᕈᑎᖃᓱᖑᒻᒥᓱᓂ ᐅᓪᓗᒥᓂᑕᑦᓴᔭᐅᓂᕋᕐᓱᓂ. ᑕᐃᒪᓕ ᓵᓕ ᖃᓄᑐᐃᓐᓇᖅ ᑐᑭᓯᒪᒐᓱᓲᖑᓂᕐᒥᒍᑦ ᐱᐅᓯᖃᕋᒥᒃ ᐅᖃᕐᑕᐃᓕᖃᔭᖖᒋᑐᑦᓱᓂ ᑭᑦᓴᑐᐃᓐᓇᑐᑦᓴᔭᐅᒐᓂᓗ ᑕᐃᒪᐃᑦᓱᓂ ᑕᐃᑦᓱᒪᓂᑕᑦᓴᔭᐅᓂᕋᕐᓗᓂ ᐅᓪᓗᒥᓂᑕᑦᓴᔭᐅᓂᕋᕐᓗᓂᓗ ᐅᖃᕈᓐᓇᓯᐊᕐᑐᖅ ᐃᓱᐃᑕᓴᕈᓐᓇᐃᓗᓂ ᑕᐃᒪᐃᑦᑐᓂᕋᕐᓂᒥᓂᒃ ᐅᖄᓱᖑᒋᕗᕐᓗ ᐊᕈᑎᒋᖑᓂᕋᕐᓱᓂ ᑕᐃᑦᓱᒪᓂᑕᐅᑕᓱᓂᓗ ᐅᓪᓗᒥᓂᑕᐅᑦᓱᓂᓗ ᓯᕗᓂᕐᒥᓂᒃ ᕿᓚᓇᕐᓱᓂ ᐅᖃᓲᖅ ᐅᓪᓗᒥᐅᓕᕐᑐᕆᖅ ᐃᓄᐃᑦ ᓯᓚᕐᔪᐊᒥᐅᑦ ᖃᓄᐃᑦᑐᑐᐃᓐᓇᓕᒪᑦᓯᐊᑦ ᐊᔪᕐᓴᓇᖕᖏᑐᒥᓐᓂᓴᖓᑦ ᖃᓂᓐᓂᓴᐅᓕᕐᒪᑦ.

[Source]languagegeek.com「Text Example of ᐃᓄᒃᑎᑐᑦ / Inuktitut

これらの文字列にはたくさんの三角形が含まれています。

ᐃ 上向きの三角は母音の[i]
ᐅ 右向きの三角は母音の[u]
ᐊ 左向きの三角は母音の[a]

イヌクティトゥット語の母音はこの三種類。ただし日本語のかなのように音節文字(1文字=1音節)なので、その他の文字にも母音は含まれているようです。

この文字は朝鮮語のハングルなどと同じように、考案者の名前が知られています。

カナダで使われているイヌクティトゥットの文字(カナダ先住民文字)は、1870年代にイギリス人宣教師のエドモンド・ペックがクリー文字をもとにして考案したものである。

Wikipedia「イヌクティトゥット語」

こんなエピソードを見ると、自分だったらどんな風に文字をデザインするだろう?と考えずにはいられません。

なおイヌクティトゥット文字をずいぶん不思議な文字のように紹介しましたが、知らない人から見たら日本語のかなや漢字も同じくらい不思議な文字に見えることでしょう。

日本語にイヌクティトゥット語のような三角はありませんが、四角ならあります。

口 一つの四角は mouth
回 二つの四角は turn
品 三つの四角は goods
田 四つの四角は rice field

こんな説明を聞いたら、おかしな言語だなあと思っても不思議ではないですね。

英単語をヨーロッパの諸言語に翻訳するウェブサイト『European word translator』

photo credit: caterina.appia via photopin cc

photo credit: caterina.appia via photopin cc

任意の英単語を入力すると、ヨーロッパの諸言語に翻訳してくれるウェブサイト『European word translator』を紹介します。

使い方はいたってシンプル。サイトの左上にある検索窓に調べたい英単語を入力し、その横の「Translate it!」をクリックするだけ。

例えば cat という単語を入力すると、次のような翻訳結果が表示されます。

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すなわちヨーロッパのさまざまな言語の「猫」を地図上に一括表示してくれるという仕組み。

ヨーロッパの猫は、英語の cat のように[c-]のグループ、フィンランド語の kissa のように[k-]のグループ、スペイン語の gato のように[g-]のグループ、ハンガリー語の macska のように[m-]のグループに分かれるということがわかりました。

(よーく見ると[p-]の国も一つだけあります。)

この翻訳システムのベースには Google 翻訳を用いているとのこと。

しかしこのように地図上に一括表示されると、Google 翻訳で一言語ずつ調べているだけではわからない「気付き」を得ることができます。

「あれ、これは何語だったかな?」と思ったら、翻訳結果の上にマウスのカーソルを合わせてみましょう。すると言語名が表示されます。

この『European word translator』、これまでにありそうでなかった、おもしろいウェブサービスだと思います。

ついさまざまな単語を入れて遊んでしまいました。多言語学習に興味のある方はぜひお試しください。

 
European word translator | UK Data Explorer
an example …

数詞と数字

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おとといから各国語の数詞に関する話題を取り上げています。

フィンランド語学習記 vol.141 − longest 7 | Fragments

きのうのエントリーでは、長い数詞の例として、ズールー語の1〜10を紹介しました。

longest 7 − ズールー語の場合 | Fragments

それでは逆に、最も短い数詞を持つ言語は何語でしょうか?

いくつか調べた結果、かなりシンプルだと思われるのがエスペラント。

きのう取り上げたズールー語と比較してみましょう。

エスペラント ズールー
0 nul iqanda
1 unu kunye
2 du kubili
3 tri kuthathu
4 kvar kune
5 kvin kuhlanu
6 ses yisithupha
7 sep yisikhombisa
8 ok yisishagalombili
9 naŭ yisishagalolunye
10 dek yishumi

 
エスペラントは一番長い「4、5」でもわずか4文字。それに対してズールー語の「9」は16文字もあります。

*yisishagalolunye は頑張ってカナにすると「イシシャガルルーニェ」という感じでしょうか。

さて短い数詞といえば、日本語の「一、二、三、四、五、六、七、八、九」はどうなのだろう?と思われた方もいるかもしれません。

しかし今回「長い・短い」と言っているのは、あくまで「数詞」の話。

日本語の「一二三四五六七八九」はあくまで漢「数字」ですので、別の区分と考えた方がよいでしょう。

なお数字の世界には、私たちに最も馴染みのあるアラビア数字(0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)以外にも、さまざまな文字が存在します。

ローマ数字 漢数字 デーヴァナーガリー数字
0
1 I
2 II
3 III
4 IV
5 V
6 VI
7 VII
8 VIII
9 IX
10 X

 
デーヴァナーガリー数字というのは、サンスクリットで使われている数字。

現代の日本で使われているのはアラビア数字に漢数字、そしてときどきローマ数字といったところですが、世界にはまだまだたくさんの数字が存在します。

そんな数字の世界をあちこち探検してみるのも、おもしろいかもしれません。

longest 7 − ズールー語の場合

photo credit: Lollie-Pop via photopin cc

photo credit: Lollie-Pop via photopin cc

きのうのエントリーにこんなことを書きました。

果たして(フィンランド語の)seitsemän より長い「7」を持つ言語はあるのでしょうか? もし知っている人がいたら教えてください。

フィンランド語学習記 vol.141 − longest 7 | Fragments

しかしその後さっそく seitsemän よりも長い「7」を発見してしまったので、ここに紹介しておきたいと思います。

その言語とは。。。

ズールー語!

ズールー語(Zulu)というのは、南アフリカ共和国の公用語の一つ。南アには、このズールー語も含めて何と11もの公用語があるのだとか。

  • アフリカーンス語(Afrikaans)
  • 英語(English)
  • ズールー語(Zulu)
  • 南ンデベレ語(South Ndebele)
  • 北ソト語(Northern Sotho)
  • ソト語(Sotho/Sesotho)
  • スワジ語(Swati/Swazi)
  • ツォンガ語(Tsonga/Xitsonga)
  • ツワナ語(Setswana)
  • ヴェンダ語(Venda)
  • コサ語(Xhosa)

ズールー語の母語話者数は現在約900万人。

南アフリカ共和国の人口は約5000万人なので、それなりの割合を占めています。

それでは以下にズールー語の1〜10を記してみます。

ズールー フィン
0 iqanda nolla
1 kunye yksi
2 kubili kaksi
3 kuthathu kolme
4 kune neljä
5 kuhlanu viisi
6 yisithupha kuusi
7 yisikhombisa seitsemän
8 yisishagalombili kahdeksan
9 yisishagalolunye yhdeksän
10 yishumi kymmenen

 
ズールー語の「7」は yisikhombisa(イシコンビーサ)。こうしてみると、7も確かに長いですが、8と9はそれ以上に長いです。

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3×3=9は、日本語なら「さざんがく」ですが、ズールー語ではどのようになるのでしょう?

九の段まで言い終えるには、2倍くらい時間がかかりそうな気も。

ズールー語話者の小学生はなかなか大変ですね。
 
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Google 翻訳の対応言語が80言語に − from Google Translate Blog

photo credit: kippster via photopin cc

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いつもお世話になっている Google 翻訳の対応言語が、9言語増えて80言語になったとのニュースが『Google Translate Blog』にのっていました。

Google Translate – now in 80 languages – Google Translate Blog

今回増えた9言語の一覧は次のとおり。

言語 話される国 母語話者数
1 ハウサ語 ナイジェリアとその隣国 35,000,000人
2 イボ語 ナイジェリア 25,000,000人
3 ヨルバ語 ナイジェリアとその隣国 28,000,000人
4 ソマリ語 ソマリアとアフリカの角の国々 17,000,000人
5 ズールー語 南アフリカ共和国と南西アフリカの国々 10,000,000人
6 モンゴル語 モンゴルと中国の一部 6,000,000人
7 ネパール語 ネパール 17,000,000人
8 パンジャーブ語 インド、パキスタン 100,000,000人
9 マオリ語 ニュージーランド 160,000人

 

今回のアップデートでは、ナイジェリアを中心としたアフリカの言語が5つ追加されています。

聞いたことがない言語も多いですが、どの言語もそれなりの母語話者数を抱えています。

そういえば昔、地理の時間にアフリカで最大の人口を持つ国はナイジェリアだと習ったことを思い出しました。

現在のナイジェリアの人口はおよそ175,000,000人。

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そんなナイジェリアにはいったいいくつの言語があるのでしょう? Wikipedia にはこんな記述がありました。

ナイジェリアでは方言を含め521の言語が確認されているが、現存するのは510であると考えられている。議会や官庁で主に使用される事実上の公用語は旧支配者の言語である英語であり、議会では多数派であるハウサ語、ヨルバ語、イボ語の使用のみが認められている。

Wikipedia「ナイジェリア」より

なるほど。今回 Google 翻訳に追加された「ハウサ語、イボ語、ヨルバ語」は、議会で使われている言語なんですね。

せっかくなので「ありがとう」をそれぞれの言語に訳してみました。

ハウサ語 Na gode
イボ語 Daalụ
ヨルバ語 o ṣeun

 

全然違う言葉になってしまうんですねー。これでは議会も大変です。

また今回のアップデートの中で特筆すべきは、最後のマオリ語ではないでしょうか。

現在の母語話者数はわずか160,000人。

『Google Translate Blog』によると、今回のアップデートにはマオリ語話者のボランティアが関わっているのだとか。

機械翻訳の精度を上げるために、マオリ語話者に「英→マオリ」「マオリ→英」の翻訳例を評価してもらっているのだそうです。(下記リンク)

Help Google Translate support Māori – Google Translate

こういった試みは応援したくなりますね。マオリ語ができる人はぜひ協力してあげましょう!

各国語の「かわいい」を集めてみる

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「カラオケ」「サムライ」「マンガ」など、海外に広まった日本語は数多くあります。

その中でも、近年急速に広まった言葉の一つは「かわいい」ではないでしょうか。

Kawaii is the quality of cuteness in the context of Japanese culture. It has become a prominent aspect of Japanese popular culture, entertainment, clothing, food, toys, personal appearance, behavior, and mannerisms.

(「かわいい」は日本文化の文脈における cuteness の質のこと。日本の「ポップカルチャー、エンターテイメント、洋服、食べ物、おもちゃ、容姿、ふるまい、型」における突出した特徴となっている。)

Wikipedia「kawaii」より

kawaii は、上記のとおり日本のポップカルチャーと結びついた用語になっていますが、もちろん各国語にも同様の意味を持つ単語はあります。

英語では cute、フランス語では mignon(ミニョン)、フィンランド語では söpö(ソポ)。

カタカナではソポと書くしかありませんが、[ö]と[o]は異なる音なので、正確な発音を知りたい方はこちらから。

ところで、各国の「かわいい」を調べていくとわかるのは、お互いに似たような単語が少ないということ。

通常、地理的または系統的に近い言語同士では似たような綴りの単語が現れることがよくあります。

これは、ある国で使われている単語が隣国にも広まったり、共通の祖語から単語が派生したりすることによるものでしょう。

しかし「かわいい」に関しては、それぞれの国で独自の「かわいい」が育まれたような印象を受けるのです。

そこで iPhoneアプリ『MOT Wordz』で、cute に対応する世界の言葉を拾ってみました。

Afrikaans oulik
Arabic ذَكي، لطيف، حاد الذِّهن
Bulgarian сладък
Portuguese (Br) bonito
Czech rozkošný
German niedlich
Danish kær, sød, nuttet
Greek χαριτωμένος
Spanish lindo, precioso
Estonian meeldiv
Farsi بامزه؛ ملیح
Finnish söpö
French mignon
Hebrew חָמוּד
Hindi अतिसुन्दर
Croatian dražestan
Hungarian helyes
Indonesian manis
Icelandic sætur, indæll
Italian grazioso
Japanese かわいい
Korean 귀여운
Lithuanian mielas, žavus
Latvian pievilcīgs
Malay comel
Dutch lief
Norwegian søt, tiltalende, deilig, yndig
Polish fajny
Portuguese (Pt) giro
Romanian drăguţ
Russian прелестный
Slovak rozkošný
Slovene privlačen
Serbian sladak
Swedish söt, näpen, gullig
Thai น่ารัก
Turkish sevimli
Chinese (Taiwanese) 可愛的
Ukrainian милий; привабливий
Urdu خوبصورت، دلكش
Vietnamese đáng yêu
Chinese (Simpl.) 逗人喜爱的
Chinese (Trad.) 逗人喜愛的


こうしてみると、実にさまざまな綴りの単語が並んでいます。

偏見ではありますが、クロアチア語の dražestan など、あまり「かわいい」という感じのしない単語もありますね。

一番、かわいいというイメージがあるのは、ひいき目かもしれませんが、やはりフィンランド語の söpö でしょうか?

そんなことを考えてみるのも、言葉好きのちょっとした楽しみかもしれません。

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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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