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soupçon

Lexico.com(former Oxford Dictionaries)の「Word of The Day」にこんな単語が取り上げられていました。

soupçon

NOUN

A very small quantity of something.

‘a soupçon of mustard’

soupçon | Definition of soupçon in English by Lexico Dictionaries

soupçon は「ほんの少量」を意味する英単語。

何となくフランス語っぽいなとわかるのは ç の下にひょろっと飾りが付いているから。

ç

この飾りはセディーユと呼ばれる記号で、フランス語の場合は c の文字を[k]ではなく[s]と読ませるための印になっています。

さきほどの soupçon は英語でもフランス語でも「スープソン」に近い発音ですが、これがもし soupcon と書いてあったら少なくともフランス語の場合は「スープコン」になってしまいます。
(英語でもこの単語を知らなければ「スープコン」と読んでしまいそうです。)

英語の基本的なアルファベットはもちろん a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z の26文字。

ただ時々外国語に由来するこのような文字が単語の中に入ってくることがあります。文字フェチの人間にとってはどきっとしてしまう瞬間です。

水菓子とは?

水菓子という言葉から思い浮かべるお菓子の種類は何でしょう?

水ようかん?

それともゼリー?

辞書を引いてみると、次のように出ています。

みずがし[水菓子](名)

①〔古風〕くだもの。

②〔俗〕水ようかん・くずもちなど。

「三省堂国語辞典 第七版」

みずがし 【水菓子】

「果物」の意の古風な表現。

「新明解国語辞典 第七版」

水菓子というのは本来、果物のことなんですね。

それでは、なぜ果物のことを菓子と呼んだのでしょう? 調べてみると、菓子というのはもともと果物を指す言葉だったということがわかってきました。

かし【菓子・果子】

〘名〙 食事以外に食べる甘味などの嗜好品。もと、果物をさしたが、現在ではもっぱら米粉、小麦粉、餠などに砂糖、餡あんの類を加えるなどして製した嗜好本位の食物をいい、果物のことは水菓子という。大きく、和菓子と洋菓子、生菓子と干菓子などに分けられる。

「精選版 日本国語大辞典」

つまりもともとは、

菓子→果物

だったのが、様々な種類の菓子が生まれたことで、

果物→水菓子

となり、さらに「菓子=果物」というイメージが薄れたことで、

水菓子→水ようかん・ゼリー・その他

という新たな解釈が生まれたということ。

こうして見ると、実にダイナミックな言葉の移り変わりではないでしょうか。

フィンランド語学習記 vol.761 − kovat piipussa

アメリカのトランプ大統領がイランへの攻撃を指示、その後に指示を撤回したというニュースが報じられています。

そして大統領自身もそのことをツイッターに記しています。

このニュースをフィンランド国営放送ニュース(yle uutiset)のウェブサイトで読んでいたら、ちょっと気になる表現に出会いました。

Yhdysvaltain presidentti Donald Trump kertoo peruneensa sotilaalliset iskut Iraniin vain kymmenen minuuttia ennen operaation aloittamista. Iskut peruttiin, sillä ne olisivat olleet ylimitoitettuja.

Hän kirjoittaa Twitterissä Yhdysvalloilla olleen jo “kovat piipussa” ja iskuja suunniteltiin tehtäväksi kolmeen eri kohteeseen.

アメリカ大統領ドナルド・トランプは、イランへの軍の攻撃を作戦開始のほんの10分前に取り消したと語った。攻撃が取り消されたのは、それが想定された規模を超えるとわかったからだ。

彼はツイッターにアメリカはもう “kovat piipussa” であり、攻撃は三つの異なる場所へ行われる計画だったと書いている。

Trump perui iskut Iraniin vain kymmenen minuuttia ennen operaation aloittamista | Yle Uutiset | yle.fi

フィン
perua withdraw 取り消す
sotilaallinen military 軍隊の
isku attack 攻撃
operaatio operation 作戦
mitoittaa dimension 必要な大きさにする
suunnitella design 計画する

 

kovat piipussa

Hän kirjoittaa Twitterissä Yhdysvalloilla olleen jo “kovat piipussa” ja iskuja suunniteltiin tehtäväksi kolmeen eri kohteeseen.

彼はツイッターにアメリカはもう “kovat piipussa” であり、攻撃は三つの異なる場所へ行われる計画だったと書いている。

この文における “kovat piipussa” の意味がわかりません。

kovat は「硬い」を意味する形容詞 kova の複数主格。

piipussa は「パイプ」を意味する名詞 piippu の単数内格。

ただ “kovat piipussa” とダブルクォーテーションが付いていることから、何らかの慣用句なのだろうということは推察できます。

ソースであるトランプ大統領のツイートを見直しても、どの表現が “kovat piipussa” に当たるのかよくわからず。いったいどのような意味なのでしょう?

フィンランド語学習記 vol.760 − スウェーデンのビニール袋税

減らしたいと思いつつも、ついついためてしまうのが買い物の際のビニール袋。

ゴミ袋に転用できればまだ良いのですが、自分の住んでいる市ではゴミ袋は指定のものを使わなければなりません。

スーパーで指定のゴミ袋を買って、買ったものを入れるのにまたビニール袋をもらうというのは本末転倒。もう少し配慮しなければならないと思うこの頃です。

そんな買い物の際のビニール袋に関するニュースがフィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」に出ていました。

Ruotsin muovipussivero

Ruotsi ottaa käyttöön muovipussiveron. Vero otetaan käyttöön ensi vuoden aikana.

Verouudistuksen jälkeen normaalikokoinen muovipussi maksaa Ruotsissa 7 kruunua eli noin 65 senttiä.

Muovipussiverolla aiotaan kerätä valtion kassaan noin 300 miljoonaa euroa.

Veron tavoite on saada ruotsalaiset ostamaan vähemmän muovipusseja. Nykyään jokainen ruotsalainen ostaa keskimäärin 83 muovipussia vuodessa.

スウェーデンのビニール袋税

スウェーデンはビニール袋税を導入する。税金は来年導入される。

税制改革後、通常サイズのビニール袋は7スウェーデン・クローナ、すなわち約65セントかかる。

ビニール袋税において、国庫に約300万ユーロを集めるつもりだ。

税の目的はスウェーデンの人々にビニール袋を購入する量を減らしてもらうことだ。現在、スウェーデン人は一年に平均83袋を購入する。

Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

フィン
muovi plastic ビニール
uudistus reform 改革、改良
ottaa käyttöön put into use 使用される
kokoinen sized 〜の大きさの
tavoite target, goal 目的
nykyään currently 現在は
keskimäärin on average 平均して

 

北欧ではこのあたりのエコ意識は高いのかと思っていましたが、一年に83袋というのは案外多いですね。

ただ自分は一年にどれくらいのビニール袋を消費しているだろう?と考えると83袋より多いことは確実。

コンビニ文化の根付いた日本でこの量を減らすのはなかなかハードルの高いことだと思います。もはや税金という荒療治に頼るしかないのでしょうか?

少年は/父は学校にいる

『フィンランド語文法ハンドブック』をもう一度頭から順番に読み直しています。

この本は今までリファレンス的に使っていたので、頭からきちんと読むのは初めて。

そのため改めて読むと「そうだったのか!」と思う部分も多いです。

例えば内部格と外部格の違いについて説明した次の部分。

koulu 「学校」など、ある目的を持つ組織を表す語も内部格と外部格になる場合があります。それらの本来の役割について語る場合には内部格になります。

Poika on koulussa.
少年は(生徒として勉強するために)学校にいる/通っている。
Isä on koululla.
父(isä)は(何かの用事で)学校にいる。

「フィンランド語文法ハンドブック」P.40

フィンランド語では格語尾の変化によって学校にいる目的の違いを伝えることができるんですね。

考えてみると、これに類する表現は英語にもあります。

The boy is at school (in school).
少年は学校にいる(勉強している/生徒である)。
My father is in the school.
父は学校にいる(建物の中にいる)。

英語ではこの場合、冠詞の有無によって学校にいる目的の違いを伝えています。

では、これに類する表現は日本語にもあるでしょうか?

??

しばらく考えてみたものの思い当たらず。さきほどの例文も日本語では両方「学校にいる」と訳すのが自然でしょう。

つまり日本語において通常この違いは意識されていないということ。

それだけにこのようなケースにおけるフィンランド語の格変化や英語の前置詞の使い方は日本人にとって難しいのかもしれません。

 

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spacewalk と宇宙遊泳

spacewalk

NOUN

A period of physical activity engaged in by an astronaut in space outside a spacecraft.

Lexico Dictionaries

spacewalk は「宇宙遊泳」を意味する英単語。

宇宙飛行士の船外活動を表すのに、英語では walk という単語を用い、日本語では「遊泳」という単語を用います。

船外活動に当たっている宇宙飛行士の感覚は「歩く・泳ぐ」のどちらとも異なるはずですが、それに対応する固有の動詞は当然どちらの言語にもありません。

その新しい動作を表現する際に選ばれる単語が言語によって異なるのは面白い現象だと思います。

日本語ネイティブとしては「あれは歩いているというより、泳いでいる感覚に近いのでは?」と言ってみたくなりますが、真相は実際に船外活動を行った宇宙飛行士に聞いてみるしかありません。

改めて写真や映像を見てみると、歩いていると言われれば歩いているようでもあり、泳いでいると言われれば泳いでいるようでもあり。まあどちらもありかなというのが正直な感想です。

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