chalk はなぜ不可算名詞なのか?
学校で使う昔ながらのチョーク(chalk)。
この chalk という単語、辞書で調べると不可算名詞(uncountable)ということになっています。
例えば、チョーク一本を表すときには、a piece of chalk のように言います。
ただチョークと言ったら、ぱっと頭の中に浮かぶのは円筒形のあの一本。
なぜ不可算名詞になるのかはよくわかりません。
それともネイティブスピーカーの頭の中では、chalk と聞いたときに、もっと大きな塊のようなものが連想されているのでしょうか?
これについての一つの考え方としては、chalk というのは分解しても、なお chalk のままであり続けるので不可算名詞になるというものがあります。
例えば pen というのは分解したら、もはや pen としての機能を持たなくなるので可算名詞(countable)。
一方の chalk は二つに折っても、半分に割っても chalk であり続けるので不可算名詞(uncountable)。
と、理屈を考えていくと納得できないこともないのですが、それでもあの一本のチョークを見たときに a chalk と言えないのは不思議なことだと思います。
ただしチョークの種類自体が複数あるときには可算名詞として使うこともできるとのこと。
a set[box]of colored chalks
1セット[箱]のカラーチョーク
「ウィズダム英和辞典 第3版」
以上、ちょっと不思議なチョークのお話でした。