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音楽

バッハのアリオーソ

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何だか心の底から疲れたなあというときに聴きたくなる音楽ってありませんか。

バッハのアリオーソ(Arioso)はそんな曲の一つ。

ただ考えてみるとアリオーソというのがどんな意味なのか知らなかったので、ちょっと調べてみました。

arioso

(music) A musical style, in opera and oratorio, that is more melodic than recitative, but less so than aria

「Wiktionary」

recitative(レチタティーヴォ=叙唱)よりも旋律的で、aria(アリア=独唱)よりも旋律的でないとの定義。

オペラには全く詳しくないのですが、イメージとしては次のような感じでしょうか。

【旋律的でない】レチタティーヴォ(recitative)←→ アリオーソ(arioso)←→ アリア(aria)【旋律的】
なおさきほどの語義は英語の辞書から拾っていますが、もとはイタリア語で aria+[-oso](=アリアのように)という成り立ちなのだそうです。

秋の静かな夜にハーブティーなど飲みながら聞くのにもぴったりの曲だと思います。

Nii sind ootan

フィンランド語は同じ北欧の言語であるスウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語、アイスランド語には全く似ていません。

そんな中、唯一よく似ているのがエストニア語。

そんなこともあり、フィンランド語を学んでいると、エストニア語にちょっとした親近感のようなものを感じることがあります。

とはいえ、日本でエストニア語やエストニアの文化に触れる機会というのはあまりありません。

そんなエストニア語の世界に気軽に触れたいときにおすすめしたいのが Little Miss Squirrel さんの動画。

例えばこちらの動画では「Nii sind ootan」というエストニア語の歌を弾き語りで歌ってくれています。

オリジナルは Smilers というエストニアのバンドの曲のよう。

歌詞を字幕で表示してくれるので、フィンランド語を多少知っている人なら、フィンランド語との共通点や相違点を見つけることができるでしょう。

またそれだけでなく曲自体もとても素敵なので、ぜひ聞いてみてください。

1974

photo credit: Tiny moon via photopin (license)

photo credit: Tiny moon via photopin (license)

この頃、家にいるときはジャズばかり聴いています。

完全なにわかファンですが、昔、少しだけ凝っていた時期があったので、人生の第二次ジャズブームという感じでしょうか。

そんな中、ずっとローテーションに入っているのがフィンランドのジャズトランペッター、ユッカ・エスコラ(Jukka Eskola)。

この「1974」という曲。初めて聴いた瞬間に「これは!」とすぐに気に入ってしまいました。

「1974」という数字が何を意味しているのか気になりますが、歌詞がある訳ではないのでそこはよくわからず。

彼はボサノヴァのアルバムも出しているようで、ボサノヴァファンとしてはそちらも気になります。

今はこのようなフィンランドのミュージシャンの曲もすぐに iTunes で購入できてしまうというのがすごいところ。(そして困ったところ?)

しかしおすすめです!

Jukka Eskola

New York, New York

今まで訪れた中で一番好きな街を選べと言われたら、

ロンドンやシドニーやヘルシンキもいいなあと思いながら、結局はニューヨークと答えるのかもしれません。

ニューヨークを訪れたのは大学生のとき。

そのときの印象は高いビルが多くて日陰が多いなあという印象。2月だったので、マイナス9度などという日もあったのを記憶しています。

メトロポリタン美術館やMOMAをまわったり、ブロードウェイでミュージカルを見たり、きらびやかな世界の一端も覗いたはずなのですが、今思い返してみるとニューヨークのイメージというのはなぜかモノクロームの映像として浮かび上がってきます。

それでももしアメリカに住むことができるのなら、太陽が燦々と降り注ぐ西海岸の街よりも、モノクロのニューヨークに住んでみたいと思います。

そんなニューヨークの記憶はもうおぼろげなのですが、この曲を聴くと急に懐かしい気持ちになるのは不思議なもの。

Start spreading the news
I am leaving today
I want to be a part of it
New York, New York

These vagabond shoes
They are longing to stray
Right through the very heart of it
New York, New York

『New York, New York』

いわゆるスタンダード・ナンバーなので、ニューヨークと聞けばすぐにこの曲が思い浮かぶという人も多いのではないでしょうか。

オリジナルは1977年の映画『ニューヨーク・ニューヨーク』のテーマソングになったライザ・ミネリのバージョン。

その後にカバーされたフランク・シナトラのバージョンも広く知られています。

また2011年の映画『SHAME』の中でキャリー・マリガンがしっとりと歌い上げるバージョンも大好きです。

映画のシーンのようにバーでワインを傾けながら、この曲を聴くことができたら最高なのですが。

ピアノを弾く人 − My Foolish Heart

楽器の演奏については素人ですが、ピアノを弾いている人のたたずまいが好きです。

著名なピアニストであっても、一介のアマチュアであっても、ただ一心に鍵盤に向き合っている姿というのは等しく美しいと思います。

数多のピアノ演奏の中で、いつでもそのイメージを思い浮かべることができるのは、ビル・エヴァンス(Bill Evans)の「My Foolish Heart」でしょうか。

うつむいたまま、まるで眠りに落ちるかのようにメロディーを奏でる彼の脳裏にはいったい何が映っているのでしょう?

技巧的なことはよくわからなくても、その日の気分によっては、聴いているだけで涙が滲んできます。

一人の人間が作る世界の圧倒的な美しさ。

演奏が終わって、姿勢を正して、聴衆に向かって軽くうなずくところも好き。

こんな演奏と一杯のハーブティーがあれば、他には何もいらないと思えるような、そんな満ち足りた気分を味わいながら、ゆっくりと眠りに落ちていきます。

You’d be so nice to come home to

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ジャズのスタンダードナンバーの一つに「You’d be so nice to come home to」という曲があります。

意味は「あなたのもとへ帰ることができたら、とても素敵なことなのに」という感じ。

末尾の to がポイントで、日本人的な発想だとおそらく、

It would be so nice to come home to you.

と表現するところ、文末の you が主語の位置に出て、

You’d be so nice to come home to.

という形になっているんですね。

意味がつかめなくはないものの、自分ではこういう表現はできないなという文の形をしています。

この曲が最初に日本に紹介されたときには「帰ってくれたらうれしいわ」という邦題が付けられていたのだそう。

意味の上では、帰るのはあなたではなく私なので、これはいわゆる誤訳。

ただそれはそれで素敵なタイトルなのではないかと思います。

戦争中の1942年の曲ということもあり、「帰ってくれたらうれしいわ」なら女性の主人公、「あなたのもとへ帰ることができたら、とても素敵なことなのに」なら男性の主人公を思い浮かべてしまうというのも面白いところです。

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