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日本語

「だぶだぶ」と「ぶかぶか」は英語で何と言う?

きのうのエントリーで「だぶだぶ」と「ぶかぶか」という日本語のオノマトペを取りあげました。

「だぶだぶ」と「ぶかぶか」の違いとは?

この「だぶだぶ」や「ぶかぶか」を英語で表現するとしたらどのようになるでしょう?

調べてみると、次のような表現が見つかりました。

baggy

(of clothes) fitting loosely

a baggy T-shirt

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

baggy は「だぶだぶ、ぶかぶか」を意味する形容詞。

幅広のパンツを意味する baggy pants(バギーパンツ)という表現は日本語でも使われるようになっています。

ちなみに Google 画像検索で baggy pants / trousers を調べてみると、こんな画像の一覧が出てきました。

baggy pants
baggy trousers

たしかにどれもだぶだぶ、ぶかぶか。

ただ baggy pants / trousers の場合は、あくまでもゆったりとしたシルエットのパンツを指しているのであって、サイズ違いの服を指している訳ではなさそう。

そういう意味では日本語の「だぶだぶ、ぶかぶか」とは異なる文脈を中心に使われているのかもしれません。

「だぶだぶ」と「ぶかぶか」の違いとは?

たぶだぶのシャツ、ぶかぶかのズボン。

いずれも服が大きすぎることを表すオノマトペ「だぶだぶ」と「ぶかぶか」の違いとは何でしょう?

だぶだぶ(副・自サ・形動ダ)

①からだの寸法より衣服が大きすぎるようす。だぼだぼ。

「ーなズボン」

②からだに肉がつきすぎたようす。

「ーした腹」

③水などが、中でゆれ動くようす。

「たるの酒がーゆれる」

「三省堂国語辞典 第七版」

ぶかぶか(副・自サ・形動ダ)

からだに着けるものの寸法が大きすぎて、ゆるいようす。

「ズボンがーだ」

「三省堂国語辞典 第七版」

ここから読み取れる範囲では「だぶだぶのズボン」と「ぶかぶかのズボン」に明確な違いはなさそうです。

ただ上記の語釈をよく眺めてみると、

  • だぶだぶ=衣服が大きい
  • ぶかぶか=からだに着けるものが大きい

という違いがあることがわかります。

このことからもわかるとおり、からだの周辺部に着けるもの、例えば「帽子、手袋、靴下、靴」などの場合はだぶだぶよりもぶかぶかの方が自然なのかなと思います。

△だぶだぶの帽子、だぶだぶの靴
◯ぶかぶかの帽子、ぶかぶかの靴

またシャツやズボンのように「だぶだぶ」と「ぶかぶか」の両方が許容される場合でも、ファッションとして(わざと)そのようなシャツやズボンを身につけている場合は「ぶかぶか」の方が好まれるような気がします。

すなわち「だぶだぶ」は総じてマイナスのイメージなのに対して、「ぶかぶか」は文脈によってニュートラルなイメージに転化できるのではないかと思いました。いかがでしょう?

 
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前足の長いオオカミ、後足の長いオオカミ

☆☆ろうばい[(×狼×狽)](名・自サ)

あわてること。

「三省堂国語辞典 第七版」

狼狽の狼と狽はお互いによく似た漢字。

狼狽

ただ狼がオオカミだということはわかりますが、狽というのはいったい何を指す漢字なのでしょう?

調べてみると、日国にこんな説明が出ていました。

ろうばい【狼狽】

〘名〙 (「狼」も「狽」もオオカミの一種。「狼」は前足が長く後足は短いが、「狽」はその逆で、常にともに行き、離れれば倒れるので、あわてうろたえるというところから) 思いがけない出来事にあわてふためくこと。どうしてよいかわからず、うろたえ騒ぐこと。

「精選版 日本国語大辞典」

なるほど。狽も狼と同じくオオカミのことだったんですね。

狼は前足が長く後足が短いオオカミ、狽は前足が短く後足が長いオオカミ。

ただ改めて考えてみると、前足の長いオオカミと後足の長いオオカミが離れれば倒れるというのはいったいどのような形で支え合っているのでしょう?

短い方の足をお互いにつないだ状態でスタスタ歩いているのか。。。絵柄を想像するとなんだか微笑ましくなってしまいます。

 
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onomatopoeic new year’s resolutions

毎年この時期に考えるのは、新しい年の「目標、抱負、やりたいこと」など。

ただ今回は新しい年に感じたい「気持ち」をオノマトペで考えてみました。

うきうき[(浮き浮き)](副・自サ)

喜びや楽しみで、心がおちつかないようす。

「三省堂国語辞典 第七版」

どきどき(副・自サ)

〔緊張・期待などのため〕心臓の動きが強く感じられるようす。動悸がするようす。

「三省堂国語辞典 第七版」

ほくほく(副・自サ)

①満足して喜ぶようす。

②〔煮たカボチャ・ジャガイモなどが〕水け・ねばりけがなく、口あたりがいいようす。ぽくぽく。

「三省堂国語辞典 第七版」

るんるん(副・自サ)

〔俗〕明るくはずんだ気持ちであるようす。

「三省堂国語辞典 第七版」

わくわく(副・自サ)

①これからの喜びや楽しみを期待して、心がおちつかないようす。

②〔古風〕心配などで、心がおちつかないようす。

「三省堂国語辞典 第七版」

うーん、書いているだけで気持ちがぽかぽかしてきました。

今年はよい一年になりますように。

 
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大学名の中の旧字体

日本の大学名にはいわゆる旧字体が含まれているものがよくあります。

例えば、慶應義塾大学の「應」、駒澤大学の「澤」、東京藝術大学の「藝」などなど。

ときには慶応、駒沢、芸大という表記を見かけることもありますが、正式な表記はあくまでも慶應義塾大学、駒澤大学、東京藝術大学。

固有名詞ですので、できるだけ書き間違えないようにしたいものです。

ただし駒澤大学へ行こう!と思い立ったら、渋谷から田園都市線に乗って、降りるのは駒沢大学駅。駒澤大学駅ではないので注意が必要です。

この他、旧字体の大学名と言えば、忘れてはいけないのが國學院大學。

「國、學、學」の三文字が旧字体なので含有率は驚異の60%。画数も多いので國學院の学生さんは大学名を書くだけでも一苦労ですね。

また國學院と同じく「學」の含まれている大学に皇學館大学、二松學舍大学があります。

ただこれらの大学の場合、旧字体が使われているのはあくまでも「皇學館、二松學舍」の部分であって「〇〇大学」の部分は新字体。そのため一つの固有名詞の中に「学」と「學」が混在するという面白い例になっています。

このような旧字体の使用というのはこだわりの世界なので、なぜそのようになっているのですか?と問うても明確な答えが返ってくることはなさそう。

しかしポジティブに考えれば、こういった固有名詞というのは現代社会に生きる私たちが旧字体に触れる貴重な機会を生み出してくれているとも言えるのかもしれません。

「年号」と「元号」の違いとは?

この頃、平成の次の新年号は何になるのか?という話題をよく耳にします。

この話題が出るたびに気になっていたのが、「年号」と「元号」の違いは何?ということ。

新年号という表現を使っている媒体もあれば、新元号という表現を使っている媒体もあるのです。両者の間に何らかの意味の違いはあるのでしょうか?

今回、思い立って辞書を引いてみました。

ねんごう[年号](名)

①としにつける称号。元号。例、平成。

「ーが改まる」

②歴史上のとし。

「ーをごろ合わせで覚える」

「三省堂国語辞典 第七版」

げんごう[元号](名)

〔文〕年号。

「三省堂国語辞典 第七版」

言われてみると、年号には今回話題にしている「昭和・平成」のような年号のほかに、日本史や世界史で覚える「794、1492」のような年号もあるわけですね。

  • 鳴くよ(794)うぐいす平安京
  • 意欲に(1492)燃えるコロンブス

ではさきほどの年号の①、すなわち「昭和・平成などを意味する年号」と「元号」の間に意味の違いはあるのでしょうか?

もう少し詳しく出ていそうな日国を引いてみました。

ねんごう【年号】

〘名〙

①年につける称号。日本の場合、用字は中国の古典から選ばれ、年号勘文・討議を経て、改元の詔書によって定められる。正式には孝徳天皇の大化元年(六四五)を始めとし、大宝元年(七〇一)以降、連続して定められた。明治以前は一代の天皇が数度にわたって改元することが多く、即位・祥瑞・災変などのほか革命思想によって辛酉・甲子の年に改元されたが、明治以後は一世一元と定められた。また南北朝時代には、両朝が別々の年号を用いた。なお、正史に見えないが実用された私年号・偽年号などがある。元号。

「精選版 日本国語大辞典」

げんごう【元号】

〘名〙 中国、日本などで、ある時点から起算して年数を計算するための特定の称号。「大化」 「昭和」の類。一般には天皇が元号を制定する特権をもつとされて従ったが、これを拒否して私年号・偽年号を用いる者もあった。また、明治以前は天皇一代に何度も改元することが多かったが、明治以後は一世一元と定めた。年号。→元号法。

「精選版 日本国語大辞典」

かなり詳しく説明されているものの、ここから両者のはっきりとした違いは見つけられず。

ただ最後に出て来る「元号法」という法律名からもわかるように、法律用語としては「元号」の方を用いているようです。

 

まとめ

今回見つけることができた年号と元号の主な違いは、

  • 年号には「昭和、平成」のような年号のほかに、日本史や世界史で覚える「794、1492」のような年号もある。
  • 法律用語としては元号を用いる。

の二点。

少なくとも「平成の次の新年号/新元号は何になるのか?」と言うときには年号と元号のどちらを使ってもよいということになります。

みなさんは主にどちらを使っていますか?

 
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