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あの人は常識を知らなさそうだ。

17062201

先日、ある番組を見ていたら、出演者の人が「私にしゃべらさせてください!」と言っていました。

こういう日本語を聞くと「おー、さ入れ言葉だ」と嬉しくなってしまいます。

例えるなら、四つ葉のクローバーを見つけたときのような感覚でしょうか。

ところで、改めて「さ入れ言葉」の定義を辞書で確認していたときに、あれっ?と思ったことがあったのでここに取り上げてみたいと思います。

さいれことば[さ入れ言葉]

必要のない「さ」を入れた、俗な言い方。例、帰らさせていただきます(←帰らせていただきます)・言わなさそうだ(言わなそうだ)。

「三省堂国語辞典 第七版」

この三国の例を見て思ったのは、一つ目の「帰らさせていただきます」には確かに違和感を感じるものの、二つ目の「言わなさそうだ」にはあまり違和感を感じないということ。

いよいよ自分もさ入れ言葉に毒されてきたのでしょうか?

それでは「言わなさそうだ/言わなそうだ」によく似た次のような例はどうでしょう?

あの人は常識を知らなさそうだ。 あの人は常識を知らなそうだ。
あの人は結婚できなさそうだ。 あの人は結婚できなそうだ。

 

冷静に考えてみると、さのない方(右側)が正しいようにも思えますが、さのある方(左側)も間違いとまでは言い切れないような気がします。

みなさんはどのように感じられるでしょう?

 
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嫉みと妬み(2)

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以前のエントリーで嫉妬という単語を構成する「嫉み」と「妬み」の違いについて取り上げたことがありました。

嫉みと妬み

その際は新明解国語辞典の語釈を引用しつつ、違いについてはよくわからないという結論に至りました。

そねむ【嫉む】

〔他人の幸運や長所を見て〕自分にはそれが望み得ないことを不満に思い、相手に悪い事が起こればいいと思う。

「新明解国語辞典 第七版」

ねたむ【妬む】

他人の幸運・長所をうらやんで、幸福な生活のじゃまをしたいという気持ちをいだく。

「新明解国語辞典 第七版」

改めてこの語釈を見ても、明確な違いはわかりません。

前回のエントリーにも書いたとおり、「嫉む」の方がやや強いと感じるくらいでしょうか。

しかしさきほど三省堂国語辞典を見ていたら、両者の違いがすぱっと表現されていて「おおっ」と唸ってしまいました。

ねたむ[妬む]

相手が自分よりすぐれている状態がうらやましくて、にくむ。

「三省堂国語辞典 第七版」

そねむ[嫉む]

〔文〕ねたむ気持ちを、ことばや態度に出す。

「三省堂国語辞典 第七版」

「妬む」は心に感情が生まれること、「嫉む」はそれを表に出すこと。

このとおりだとすれば実に単純明快な棲み分けです。

ただ念のため手持ちの他の国語辞書も調べてみたのですが、同様の提案をしている辞書は見当たりませんでした。

よってこの問題について結論を出すためには、もう少し情報を集める必要がありそうです。

 
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短い単語と長い単語

17062001

辞書を眺めていて不思議に思うことの一つは、なぜ単語には短い単語と長い単語があるのだろう?ということ。

例えば「い【胃】」は一文字だけれども、「たいしゃくたいしょうひょう【貸借対照表】」は十三文字。

あるいは ax は二文字だけれども、internationalization は二十文字。

このような文字数の違いは、私たちの言語活動にどのような影響を及ぼしているのでしょう?

これはこれだけで言語学の一つの研究テーマになりそうな巨大な問いかけなので、ここで答えを出すことはできそうにありません。

ただ一つ一つの単語があまりにも長くなると、コミュニケーションが非効率的になってしまうことは間違いないでしょう。

その点、日本語には漢字という優秀な(?)システムがあるので、さきほどの「たいしゃくたいしょうひょう」ですら漢字に変換すると五文字に収まってしまいます。

これがもし「たいしゃくたいしょうひょう」のままだったら、私たちが文章を読む速度も変わってしまうのではないでしょうか。

一方、英語においては、原則長い単語も長いままに表記するしかありませんが、文字数を省略するために次のような表記をすることもあるようです。

internationalization → i18n
localization → L10n
globalization → g11n

要は internationalization という単語の場合、最初の[i]と最後の[n]の間に18文字あるので、そこを数字の18に置き換えているということ。

やや強引ではありますが、internationalization のような単語が繰り返し登場する文書をタイプする人にとっては案外切実な問題なのかもしれません。

その点「国際化」の三文字で済ませられる日本語というのはやはり優秀。。。と思うのは自分が漢字を身に付けた日本語のネイティブだからで、日本語を外国語として学んでいるような人はまた別の意見を持っているのでしょうか。


長いことは悪いこと?

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「長い」を意味する英単語 long の名詞形は何でしょう?

??

と聞かれると、ちょっと迷う人もいるかもしれません。

正解はこちら。

length

NOUN

The measurement or extent of something from end to end; the greater of two or the greatest of three dimensions of an object.

Oxford Dictionaries

long(長い)→ length(長さ)という対応関係は綴りが変化しているので、頭の中でペアになりづらいように思います。

それではこの length という単語の形容詞形は何でしょう?

もちろん long と答えてもよいのですが、length にはたった一文字を足しただけのこんな派生語もあります。

lengthy

ADJECTIVE

(especially in reference to time) of considerable or unusual length, especially so as to be tedious.

Oxford Dictionaries

long(長い)→ length(長さ)→ lengthy(長い)と並べてみると、long と lengthy の違いは何なのだろうということが気になります。

辞書によると lengthy という単語は大抵「長過ぎる」というマイナスの意味で使われます。(e.g., lengthy speech)

一方の long はそのような含みのない中立的な単語と言えるでしょう。

単語の成り立ちを考えれば lengthy の方が中立的な意味になってもよさそうなのに、このような意味の分かれ方になっているのはなぜなのか? 一考に値する面白い現象だと思います。


フィンランド語学習記 vol.481 − ノルウェーの暖房事情

17061801

6月も後半に入り、夏の気配を感じるようになってきました。

今日はフィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」から季節外れのこんなニュースを紹介してみたいと思います。

Norja kieltää öljyn polttamisen

Norjassa taloja ei kohta saa enää lämmittää öljyllä. Talojen lämmittäminen öljyllä kielletään, koska öljyn polttamisesta tulee paljon kasvihuonekaasuja. Kasvihuonekaasut lämmittävät maapalloa.

Norjan hallitus sanoo, että taloja pitää lämmittää esimerkiksi puulla tai sähköllä, joka tulee vesivoimalasta. Norjassa on paljon sähköä, joka tulee vesivoimalasta.

ノルウェー、石油を燃やすことを禁じる

ノルウェーの家はもはや石油で暖めることができない。石油で家を暖めることは禁じられている。なぜなら石油を燃やすことで多くの温室ガスを生み出すからだ。温室ガスは地球を温暖化する。

ノルウェー政府は次のように言っている。家は例えば薪か水力発電による電力で暖めなければならない。ノルウェーは水力発電で多くの電力を生み出している。

フィン
lämmittää warm up 暖める
öljy oil
kieltää forbid 禁じる
polttaa burn 燃やす
kasvihuonekaasu greenhouse gas 温室ガス
maapallo earth, globe 地球
hallitus government 政府
sähkö electricity 電気
vesivoimala hydroelectric plant 水力発電所

 

首都圏に住んでいる人は石油なんてなくても大丈夫と思うかもしれませんが、ウチの実家がある新潟では冬の石油ストーブは必需品。

ノルウェーが新潟より寒いことは間違いないでしょうから、石油禁止というのはなかなか厳しい政策です。

とはいえ、北欧ではセントラルヒーティングが普及しているので、日本の北国のようにわっせわっせと石油で暖める必要はないのかもしれません。

いずれにせよ水力発電で賄うことができるのなら、非常に ecological ではありますね。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi


さまざまな music

17061701

この頃、ちょっとした隙間時間にイギリスの言語学者 David Cristal の『The Story of English in 100 Words』という本を読んでいます。

これは100個の英単語を取り上げて、その単語の歴史や裏側にある物語を100編のショートエッセイにまとめた本。

例えば music を取り上げた章では、この単語が英語の歴史において40通りもの綴りで書かれてきたという話が紹介されています。

本書で紹介されているそのバリエーションは次の通り。

  • musiqe
  • musyque
  • musique
  • musyk
  • musik
  • musike
  • musice
  • mysycque
  • mewsycke
  • musick
  • musicke
  • musickque
  • moosick
  • mwsick
  • maisick
  • masic
  • meesic
  • misic

こうして見ると、現在のスタンダードである music とはかけ離れたものもあれば、一歩間違えれば music の代わりにこちらがスタンダードになっていたかもしれないと思えるものまで、さまざまな綴り字が並んでいます。

そもそも music /ˈmjuːzɪk/ の /k/ という音を表すのに、現在の英語では c, k, ck あるいは que という文字を使うケースもあります。その中で c という文字が選ばれたのは必然なのか偶然なのか。

たった一つの単語にも、私たちの想像力が及ばないような、さまざまなドラマが隠されているのかもしれません。

 

The Story of English in 100 Words
Profile Books (2011-10-13)

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