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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.419 − 年・月・週

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前回のフィンランド語教室にて。

先生「次の表現をフィンランド語で書けますか?」

(昨年) (今年) (来年)
(先月) (今月) (来月)
(先週) (今週) (来週)

 

うーむ。

前に習ったことはあるものの、いくつか思い出せない表現があります。

。。。

正解はこちら。

viime vuonna(昨年) tänä vuonna(今年) ensi vuonna(来年)
viime kuussa(先月) tässä kuussa(今月) ensi kuussa(来月)
viime viikolla(先週) tällä viikolla(今週) ensi viikolla(来週)

 

この表のポイントは、以下の2点。

1)年は様格[-nA]、月は内格[-ssA]、週は接格[-llA]を使う。
2)viime と ensi は格変化しないが、tämä は上記の格に合わせて tänä, tässä, tällä と格変化する。
特に1の方は不思議な現象で、つい「なぜそうなるのですか?」と聞いてみたくなります。

たださきほどの表をよく見ると、日本語にも一つ不思議な点があります。

それは年は「昨年(去年)」なのに、月と週は「先月、先週」になるということ。

なぜ「先年」とは言えないのですか?

と日本語を学んでいる人に聞かれたら答えに窮してしまいそうです。

そういう意味ではさきほどの様格、内格、接格の使い分けだって、フィンランド語のネイティブスピーカーにとっては「そうなっているからそうなっている」としか言えないことなのでしょう。

それでもついつい「なぜそうなるのですか?」と聞いてしまうのですが。

フィンランド語学習記 vol.418 − 受動現在分詞の使い方

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昨日に続いて、フィンランド語の受動現在分詞について。

フィンランド語学習記 vol.417 − 受動現在分詞の作り方

今回はこの受動現在分詞を使ってどんな意味を表すことができるのか、いくつかの用例を見ていきたいと思います。

 

「〜しなければならない」

Minun on mentävä.(私は行かなければならない。)

属格+olla+受動現在分詞で「〜しなければならない」という意味になります。

同様の意味を表すのに、これまでは täytyy や pitää を使っていました。

täytyy の文 Minun täytyy mennä.
pitää の文 Minun pitää mennä.
受動現在分詞の文 Minun on mentävä.

 

täytyy や pitää の文は動詞の原形(mennä)を使うのに対して、この形は受動現在分詞(mentävä)を使うので、作るのに一手間かかります。

 

「〜すべき(されるべき)」

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』にはこんな表現が出ていました。

Luettava kirja = kirja, jota luetaan, tai
kirja, joka täytyy lukea
Maksettava lasku = lasku, joka maksetaan, tai
lasku, joka täytyy maksaa
Pestävät astiat = astiat, joita pestään, tai
astiat, jotka täytyy pestä
Muistettava asia = asia, joka muistetaan, tai
asia, joka täytyy muistaa

 

例えば、左上の Luettava kirja は「読まれる本」と「読むべき本」という二つの意味になります。

同様に Maksettava lasku は「支払われる請求書/支払うべき請求書」、Pestävät astiat は「洗われる食器/洗うべき食器」、Muistettava asia は「覚えられること/覚えるべきこと」という二つの意味に。

これらの場合は「〜される」よりも、「〜すべき」の意味で使うケースの方が多いのかなと思います。

 

「〜できる」

続いてテキストからもう一例。

Avattava ikkuna = ikkuna, joka avataan
ikkuna, joka täytyy avata, tai
ikkuna, joka voidaan avata

 

Avattava ikkuna は「開かれる窓/開くべき窓/開くことのできる窓」という三つの意味になります。

この場合は「〜される」「〜すべき」よりも、「〜できる」の意味で使うケースが多いのかなと思います。

 

まとめ

フィンランド語の受動現在分詞はおもに、

  • 「〜される」
  • 「〜すべき(されるべき)」
  • 「〜できる」

以上3つの意味になると覚えておきましょう。

フィンランド語学習記 vol.417 − 受動現在分詞の作り方

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フィンランド語の「分詞」に関するエントリーの続きです。

前回はフィンランド語の5種類の分詞のうち、能動現在分詞を扱いました。

今回は受動現在分詞と呼ばれる形を見ていきたいと思います。

1 能動現在分詞
2 受動現在分詞(←ココ)
3 能動過去分詞
4 受動過去分詞
5 動作主分詞

 

受動現在分詞とは?

まずはフィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』にのっている例文を見てみましょう。

Diskoissa soitettava musiikki (= musiikki, jota soitetaan diskoissa) on hyvää.
(ディスコで演奏される音楽はかっこいい。)

Suomessa myytävät hedelmät (= hedelmät, joita myydään Suomessa) ovat usein ulkomaisia.
(フィンランドで売られている果物はしばしば外国産だ。)

太字の部分がいわゆる受動現在分詞の形になっています。

英語の感覚だとこれは過去分詞なのですが、フィンランド語では英語の過去分詞に当たる部分を「受動現在分詞・受動過去分詞」の二つで表します。

もう少し具体的に言えば、意味の上で「演奏される・売られている」なら受動現在分詞、「演奏された・売られていた」なら受動過去分詞という使い分けになるということ。

現在分詞は現在、過去分詞は過去に対応するので、英語よりも理にかなっているのかもしれません。

それでは続いて受動現在分詞の作り方を見ていきましょう。

 

受動現在分詞の作り方

さきほどの例文に出てきた soittaa(演奏する)、myydä(売る)の受動現在分詞を求める手順は以下の4ステップ。

 

1)受動現在形の形を求める。

受動現在形の求め方は次のとおり。

1つの母音で終わる動詞
おしまいの母音を重ねて[-n]を付ける。
2つの母音で終わる動詞
弱形語幹を求める。(一人称単数の[-n]を外した形)
語尾に[-tAAn]を付ける。
ただし[-tAAn]の前に[A]が来るときは[A]を[e]に変える。

 

soittaa は2つの母音で終わっているので後者、myydä は1つの母音で終わっているので前者のパターンになります。

soittaa → soita → soitataan → soitetaan
myydä → myydään

 

2)受動過去形の形を求める。

受動過去形の求め方は次のとおり。

受動現在形の語尾が[-tAAn]で終わる場合
[-tAAn]を[-ttiin]にする。
受動現在形の語尾が[-stAAn]で終わる場合
[-stAAn]を[-stiin]にする。
受動現在形の語尾が[-dAAn][-lAAn][-nAAn]で終わる場合
[-dAAn][-lAAn][-nAAn]を[-tiin]にする。

 

soitetaan は[-taan]で終わっているので1つ目、myydään は[-dään]で終わっているので3つ目のパターンになります。

soitetaan → soitettiin
myydään → myytiin

 

3)受動語幹の形を求める。

受動語幹は受動過去形の[-iin]を[-A]に変えることで得られます。

soitettiin → soitetta
myytiin → myytä

 

4)受動現在分詞の形を求める。

受動現在分詞は受動語幹に[-vA]を付けることで得られます。

soitetta → soitettava
myytä → myytävä

*受動過去形の[-iin]を[-AvA]に変えると考えれば、2→4とショートカットすることもできます。

 

以上、今回はフィンランド語の受動現在分詞の作り方をまとめてみました。

明日はこの受動現在分詞の使い方をもう少し幅広く見ていきたいと思います。

フィンランド語学習記 vol.416 − どのくらいのペースなのかと言えば

photo credit: Juho Holmi Tervajärvi sunset via photopin (license)

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フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』に次のような表現が出てきました。

Suomen opetusministeriö järjestää vuosittain useita suomen kielen kursseja,
(フィンランドの教育省は一年ごとに多くのフィンランド語のクラスを主催しています。)
*opetusministeriö(教育省)、järjestää(主催する)、usea(多くの)

「年」を意味する vuosi に[-ttAin]という語尾が付いているのがわかるでしょうか。

vuosi(年) vuosittain(一年ごとに)

 

この[-ttAin]は「〜ごとに」を意味する接尾辞。

テキストには他に次のような例が出ていました。

päivi(日) päivittäin(一日ごとに)
viikko(週) viikoittain(一週ごとに)
kuukausi(月) kuukausittain(一月ごとに)

 

。。。とここまで書いてきて思ったのは、昨日のエントリーで扱った[-isin]との違いは何なのだろう?ということ。

フィンランド語学習記 vol.415 − その時が来ればいつも

ilta(晩) iltaisin(毎晩)
lauantai(土曜日) lauantaisin(毎週土曜日に)
sunnuntai(日曜日) sunnutaisin(毎週日曜日に)

『フィンランド語文法ハンドブック』には、

[-isin]→「毎」
[-ttAin]→「〜ごとに」
という説明が出ているのですが、そもそも「毎」と「〜ごとに」の違いとは何でしょう?

試しに Wiktionary で päivisin と päivittäin を調べてみると、次のように出ていました。

päivisin

In the daytime (habitually taking place during the day)

「Wiktionary」

päivittäin

daily

「Wiktionary」

[-isin]の方は繰り返しを強調する表現、[-ttAin]の方は間隔を伝える表現なのかなあというのが第一感。

似ているようで、微妙に異なるちょっと不思議な表現です。

 

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フィンランド語学習記 vol.415 − その時が来ればいつも

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』に次のような表現が出てきました。

Luennot ovat iltaisin, retket lauantaisin ja sunnuntaisin.
(講義は毎晩、遠足は毎週土曜日・日曜日にあります。)
*luento(講義)、retki(遠足)

「晩」を意味する ilta、「土曜日」を意味する lauantai、「日曜日」を意味する sunnuntai に[-isin / -sin]という語尾が付いているのがわかるでしょうか。

ilta(晩) iltaisin(毎晩)
lauantai(土曜日) lauantaisin(毎週土曜日に)
sunnuntai(日曜日) sunnutaisin(毎週日曜日に)

 

この[-isin]は「毎」を意味する接尾辞。

*lauantai, sunnuntai のようにもともと[i]で終わっている単語には[-sin]を付けます。

テキストには他に次のような例が出ていました。

päivä(昼) päivisin(昼はいつも)
yö(夜) öisin(毎夜)
kesä(夏) kesäisin(毎年夏に)
syksy(秋) syksyisin(毎年秋に)
talvi(冬) talvisin(毎年冬に)
kevät(春) keväisin(毎年春に)
maanantai(月曜日) maanantaisin(毎週月曜日に)
arki(平日) arkisin(平日はいつも)
pyhä(祝日) pyhäisin(祝日はいつも)

 

ちょっと困ってしまうのは[-isi]という形を見ると、つい条件法を連想してしまうということ。

【参考】フィンランド語学習記 vol.354 − 条件法の使い方(1)

あちらは動詞、こちらは名詞なのでよく考えればわかるはずですが、いつも考えている訳にはいかないので、ぱっと見てわかるように慣れていきたいと思います。

フィンランド語学習記 vol.414 − 能動現在分詞の使い方

photo credit: m4tik - 128db Stock Violon via photopin (license)

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きのうの能動現在分詞に関するエントリーの続きです。

フィンランド語学習記 vol.413 − 能動現在分詞の作り方

まずはフィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』に出てくる次の表現を見てみましょう。

puhua
(話す)
puhuva papukaija
(話すオウム)
lentää
(飛ぶ)
lentävä lautanen
(空飛ぶ円盤)
soittaa
(演奏する)
vivlua soittava tyttö
(バイオリンを弾く少女)
asua
(住む)
Suomessa asuva ulkomaalainen opiskelija
(フィンランドに住む外国人留学生)

 

太字の部分が能動現在分詞[-vA]の形になっています。

続いてこれらの表現が文中で格変化する例を見ていきましょう。

 

puhuva papukaija(話すオウム)

Puhuvat papukaijat osaavat yleensä sanoa vain pari sanaa.
(話すオウムは普通2〜3語だけを話すことができる。)

オウムは一羽だけではないので、複数主格[-t]の形になっています。

単数主格 Puhuva papukaija
複数主格 Puhuvat papukaijat

 

lentävä lautanen(空飛ぶ円盤)

Uskotko sinä lentäviin lautasiin?
(あなたは空飛ぶ円盤を信じますか?)

uskoa+入格で「〜を信じる」の意味に。かつ円盤は一枚だけではないので、複数入格の形になっています。

単数主格 lentävä lautanen
複数入格 lentäviin lautasiin

 

vivlua soittava tyttö(バイオリンを弾く少女)

Tunnetko tuon vivlua soittavan tytön?
(あなたはあのバイオリンを弾く少女を知っていますか?)

少女は目的語なので、対格[-n]の形になっています。

単数主格 soittava tyttö
単数対格 soittavan tytön

 

Suomessa asuva ulkomaalainen opiskelija(フィンランドに住む外国人留学生)

Suomessa asuville ulkomaalaisille opiskelijoille opetetaan suomea.
(フィンランドに住む外国人留学生にフィンランド語を教えています。)

opettaa+向格で「〜に教える」の意味に。かつ学生は一人だけではないので、複数向格の形になっています。

単数主格 asuva ulkomaalainen opiskelija
複数向格 asuville ulkomaalaisille opiskelijoille

 

以上『suomea suomeksi 2』より能動現在分詞の格変化の例を取り上げてみました。

一見複雑なようではありますが、 [-vA]の形さえ作ってしまえば、どの動詞であってもそこから先の格変化は同じ。
(語尾が必ず[-vA]になるため。)

そういった意味では、多くの用例に当たって慣れていけば、すぐに使いこなせる形なのではないかと思います。。。おそらく。

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