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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.407 − 北欧の言語事情(2)

きのうに続いて、フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』より、北欧の言語事情について。

Monet skandinaavit ihmettelevät, miksi Suomessa ei puhuta enemmän ruotsia.

(多くのスカンジナビア人は、なぜフィンランドではもっとスウェーデン語を話さないのだろう?と不思議に思っています。)

Valitetaan myös sitä, että Suomessa ei osata yhtä hyvin englantia kuin muissa Pohjoismaissa.

(フィンランドでは他の北欧諸国のように英語が使えないという不満も言っています。)

*ihmetellä(不思議に思う)、valittaa(不平・不満を言う)

フィンランドで英語が使えない??

以前フィンランドに旅行に行ったときに、街中の普通のファストフードの店員さんでさえも英語がペラペラであることに驚いた身としては、北欧の中でフィンランドがそんな風に思われているというのはかなり意外なこと。

あれで英語が使えないと言われてしまったら、日本はいったいどうなってしまうのでしょう?

もっともこのテキストはかなり昔に作られたものらしいので、現代フィンランドの事情は少し異なるのかもしれません。

あるいはスウェーデンやノルウェーやデンマークに行ったら、誰もがフィンランド人以上の英語の達人なのでしょうか?

もしそうなら、母語じゃないんだからそこまで完璧にしなくても!と言いたくなってしまうところ。実際はどうなのでしょう?

フィンランド語学習記 vol.406 − 北欧の言語事情(1)

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』の復習をすすめています。

今読んでいる第7課(Seitsemäs kappale)は北欧の言語事情について。

Pohjoismaissa selviää melko hyvin kaikkialla, jos osaa ruotsia, norjaa tai tanskaa – paitsi Suomessa ja Islannissa.

(北欧諸国では、スウェーデン語かノルウェー語かデンマーク語ができれば、どこでも生きてゆくことができます。フィンランドとアイスランドを除いては。)

*Pohjoismaat(北欧諸国)、selvitä(生きてゆく)、kaikkialla(どこでも)、paitsi(〜を除いて)

フィンランド語は他の北欧の言語に全く似ていない、というのはこのブログでも何度か取り上げてきた話。

本課ではその辺りの事情が詳しく語られています。

フィンランド語を学び始めてから考えたことの一つは、もしフィンランド語の代わりにスウェーデン語やノルウェー語やデンマーク語を選んでいたら、もう少し簡単だったのかな?ということ。

スウェーデン語・ノルウェー語・デンマーク語は、英語と同じゲルマン系の言語なので、英語を学んだ人にとってはとっつきやすいところもあるのではないかと。

ただ正直なところ、スウェーデン語・ノルウェー語・デンマーク語の字面を見ていて簡単そうに思えたことはありません。

それは学んだことがないからそう思うだけなのか、実はフィンランド語にない難しさが隠されているのか、実際のところはわからず。

もし周りにこれらの言語を学んでいる人がいたら、ぜひ聞いてみたいことではあります。

フィンランド語学習記 vol.405 − ruveta

photo credit: Olympus PEN-F via photopin (license)

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以前のエントリーで aloittaa と alkaa、lopettaa と loppua という動詞の使い分けについて書きました。

フィンランド語学習記 vol.399 − 始まりと終わり

Aloittaa ≠ lopettaa: Minä aloitan tai lopetan työn.

Alkaa ≠ loppua: Työ alkaa tai loppuu.

『suomea suomeksi 2』P.45

今回は「始める」を意味するもう一つの動詞 ruveta の使い方を見ていきたいと思います。

Ruveta: Minä rupean tekemään työtä.

『suomea suomeksi 2』P.45

まずはテキストにのっている aloittaa と ruveta の文を比べてみましょう。

Minä aloitan työn.(私は仕事を始めた。)
Minä rupean tekemään työtä.(私は仕事をし始めた。)

「仕事」を意味する työ が上の文では対格、下の文では分格の形になっています。

主格 työ
対格 työn
分格 työtä

 

同じ työ が「仕事を始めた」の文では対格になるのに、「仕事をし始めた」の文では分格になるというのは何だか不思議がします。

この ruveta をフィンランド語の語法書『Tarkista Tästä』で調べてみると、次のように出ていました。

RUVETA(verbi, intransit)

ruveta + V -mAAn Hän rupesi tekemään harjoituksia.
Kaarlo on ruvennut opiskelemaan japania.

 

『Tarkista Tästä』P.118

Hän rupesi tekemään harjoituksia.(彼は練習をし始めた。)
Kaarlo on ruvennut opiskelemaan japania.(カーロは日本語を勉強し始めた。)
*harjoitus(練習)

ここではどちらの目的語も分格の形になっています。

主格 japani harjoitus
分格 japania harjoituksia

 

仕事を始めるという場合には、仕事全体を視野に、

仕事をし始めるという場合には、仕事の一部を視野に、

というような感覚があるのでしょうか。

何となくわかるような気もしますが、きちんと使い分けるのは大変そう。フィンランド語の目的語はなかなかやっかいな相手です。

フィンランド語学習記 vol.404 − 本を買う

photo credit: floors via photopin (license)

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この頃の猛暑のおかげで、外出が減り、読書のペースが上がってきました。

先日も仕事帰りに書店で本を見繕って帰宅。アイスコーヒーを飲みながら、家でゆっくり本を読むのは至福の時間です。

ところで「本を買う」と言うとき、私たち日本人の頭の中にはいったいどのような絵が浮かんでいるでしょうか?

一冊の本? 二冊の本? あるいは本の山?

ほとんどの人はそんなことを考えたことはないと思うのですが、フィンランド語で「本を買う」と言うためにはそのような周辺情報も必要です。

本を意味する単語 kirja が実際の文の中でどのように変化するのか見ていきましょう。

Ostan kirjan.

kirjan は単数対格の形。

一冊の本を買うときに使います。

Ostan kirjoja.

kirjoja は複数分格の形

複数の本を買うときに使います。

Ostan kirjat.

kirjat は複数対格の形。

こちらは(話題になっている)全ての本を買うときに使います。

整理するとこんな感じに。

単数対格 Ostan kirjan. 本を一冊買う。
複数分格 Ostan kirjoja. 本を何冊か買う。
複数対格 Ostan kirjat. 本を全部買う。

 

現実の使用場面を想像してみると、おそらく一番使用頻度が高いのは複数分格の形なのではないでしょうか。

ただ厄介なのは、その複数分格が一番作るのが大変ということ。

最近新しい文法がたくさん出てきて、複数形の格変化を忘れがちなので、夏の間にもう一度復習したいと思います。

フィンランド語学習記 vol.403 − 受動条件法現在形の作り方(2)

昨日のエントリーでは、受動条件法現在形の作り方を紹介しました。

フィンランド語学習記 vol.402 − 受動条件法現在形の作り方(1)

今日のエントリーでは、以下の5つの動詞を取り上げて受動現在形・受動過去形・受動条件法現在形の3つを作る手順を改めて確認していきたいと思います。

  • laulaa(歌う)
  • tietää(知る)
  • tavata(会う)
  • opiskella(勉強する)
  • pestä(洗う)

それでは以下に見ていきましょう。

 

laulaa(歌う)

laulaa 辞書形 → 受動現在形の作り方
1)2つの母音で終わる動詞
→ 語幹を求める。
(kpt 交替がある場合は弱形語幹)
→ 語尾に[-tAAn]を付ける。
→[-tAAn]の前に[A]が来るときは[A]を[e]に変える。

2)子音+母音で終わる動詞
→ おしまいの母音を重ねて[-n]を付ける。



laula
laulataan
lauletaan
lauletaan 受動現在形 → 受動過去形の作り方
1)語尾が[-tAAn]で終わる動詞
→[-tAAn]を[-ttiin]に変える。
([-stAAn]の場合は[-sttiin]ではなく[-stiin]に)

2)語尾が[-dAAn][-lAAn][-nAAn]で終わる動詞
→[-dAAn][-lAAn][-nAAn]を[-tiin]に変える。

laulettiin
laulettiin 受動過去形 → 受動条件法現在形の作り方
[-iin]を[-Aisiin]に変える。
laulettaisiin

 

tietää(知る)

tietää 辞書形 → 受動現在形の作り方
1)2つの母音で終わる動詞
→ 語幹を求める。
(kpt 交替がある場合は弱形語幹)
→ 語尾に[-tAAn]を付ける。
→[-tAAn]の前に[A]が来るときは[A]を[e]に変える。

2)子音+母音で終わる動詞
→ おしまいの母音を重ねて[-n]を付ける。



tiedä
tiedätään
tiedetään
tiedetään 受動現在形 → 受動過去形の作り方
1)語尾が[-tAAn]で終わる動詞
→[-tAAn]を[-ttiin]に変える。
([-stAAn]の場合は[-sttiin]ではなく[-stiin]に)

2)語尾が[-dAAn][-lAAn][-nAAn]で終わる動詞
→[-dAAn][-lAAn][-nAAn]を[-tiin]に変える。

tiedettiin
tiedettiin 受動過去形 → 受動条件法現在形の作り方
[-iin]を[-Aisiin]に変える。
tiedettäisiin

 

tavata(会う)

tavata 辞書形 → 受動現在形の作り方
1)2つの母音で終わる動詞
→ 語幹を求める。
(kpt 交替がある場合は弱形語幹)
→ 語尾に[-tAAn]を付ける。
→[-tAAn]の前に[A]が来るときは[A]を[e]に変える。

2)子音+母音で終わる動詞
→ おしまいの母音を重ねて[-n]を付ける。

tavataan
tavataan 受動現在形 → 受動過去形の作り方
1)語尾が[-tAAn]で終わる動詞
→[-tAAn]を[-ttiin]に変える。
([-stAAn]の場合は[-sttiin]ではなく[-stiin]に)

2)語尾が[-dAAn][-lAAn][-nAAn]で終わる動詞
→[-dAAn][-lAAn][-nAAn]を[-tiin]に変える。

tavattiin
tavattiin 受動過去形 → 受動条件法現在形の作り方
[-iin]を[-Aisiin]に変える。
tavattaisiin

 

opiskella(勉強する)

opiskella 辞書形 → 受動現在形の作り方
1)2つの母音で終わる動詞
→ 語幹を求める。
(kpt 交替がある場合は弱形語幹)
→ 語尾に[-tAAn]を付ける。
→[-tAAn]の前に[A]が来るときは[A]を[e]に変える。

2)子音+母音で終わる動詞
→ おしまいの母音を重ねて[-n]を付ける。

opiskellaan
opiskellaan 受動現在形 → 受動過去形の作り方
1)語尾が[-tAAn]で終わる動詞
→[-tAAn]を[-ttiin]に変える。
([-stAAn]の場合は[-sttiin]ではなく[-stiin]に)

2)語尾が[-dAAn][-lAAn][-nAAn]で終わる動詞
→[-dAAn][-lAAn][-nAAn]を[-tiin]に変える。

opiskeltiin
opiskeltiin 受動過去形 → 受動条件法現在形の作り方
[-iin]を[-Aisiin]に変える。
opiskeltaisiin

 

pestä(洗う)

pestä 辞書形 → 受動現在形の作り方
1)2つの母音で終わる動詞
→ 語幹を求める。
(kpt 交替がある場合は弱形語幹)
→ 語尾に[-tAAn]を付ける。
→[-tAAn]の前に[A]が来るときは[A]を[e]に変える。

2)子音+母音で終わる動詞
→ おしまいの母音を重ねて[-n]を付ける。

pestään
pestään 受動現在形 → 受動過去形の作り方
1)語尾が[-tAAn]で終わる動詞
→[-tAAn]を[-ttiin]に変える。
([-stAAn]の場合は[-sttiin]ではなく[-stiin]に)

2)語尾が[-dAAn][-lAAn][-nAAn]で終わる動詞
→[-dAAn][-lAAn][-nAAn]を[-tiin]に変える。

pestiin
pestiin 受動過去形 → 受動条件法現在形の作り方
[-iin]を[-Aisiin]に変える。
pestäisiin

 

まとめ

今回のエントリーでは以下の5つの動詞を使って、受動現在形・受動過去形・受動条件法現在形の3つを作る手順を改めて確認しました。

  • laulaa(歌う)
  • tietää(知る)
  • tavata(会う)
  • opiskella(勉強する)
  • pestä(洗う)
辞書形 受動現在形 受動過去形 受動条件法現在形
laulaa lauletaan laulettiin laulettaisiin
tietää tiedetään tiedettiin tiedettäisiin
tavata tavataan tavattiin tavattaisiin
opiskella opiskellaan opiskeltiin opiskeltaisiin
pestä pestään pestiin pestäisiin

 

受動条件法現在形だけを見ると複雑に感じますが、受動現在形・受動過去形の作り方をしっかり押さえておけば何とかなりそう。

この機会に動詞の語形変化を再度復習しておきたいと思います。

フィンランド語学習記 vol.402 − 受動条件法現在形の作り方(1)

photo credit: Viikki Manor via photopin (license)

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先日のフィンランド語教室では「受動条件法現在形」の作り方を扱いました。

何だかものものしい名前ではありますが、要は受動態の条件法ということです。

ふつうの文 Pekka puhuu suomea.
(ペッカはフィンランド語を話す。)
受動態 Suomessa puhutaan suomea.
(フィンランドではフィンランド語を話す。)
条件法 Jos Pekka puhuisi japania,
(もしペッカが日本語を話すなら、)
受動条件法 Jos Suomessa puhuttaisiin japania,
(もしフィンランドで日本語を話すなら、)

 

意味はつかみやすいものの、動詞の部分が puhuttaisiin とずいぶん長い形になっています。

今回はこの受動条件法現在形の作り方を見ていきたいと思います。

 

受動条件法現在形の作り方

フィンランド語の受動条件法現在形の作り方は次のとおり。

  1. 動詞の受動過去形を作る
  2. 語尾の[-iin]を[-Aisiin]に変える

たったこれだけ。

よって受動過去形さえ作ることができれば、そこから簡単に受動条件法現在形を作ることができます。

辞書形 puhua
受動現在形 puhutaan
受動過去形 puhuttiin
受動条件法現在形 puhuttaisiin

 

よって受動過去形の作り方をしっかり覚えている人は、以上おしまい。

作り方を忘れてしまった!という場合は、もう一度以下のステップを踏んでいきましょう。

  1. 動詞の受動現在形を作る
  2. 動詞の受動過去形を作る
  3. 語尾の[-iin]を[-Aisiin]に変える

明日のエントリーでは、いくつかの動詞を取り上げて受動現在形・受動過去形・受動条件法現在形の3つを作る手順を改めて確認していきたいと思います。

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