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Portmanteau − ことばをブレンドする

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朝昼兼用の食事を表す brunch という英単語があります。

これは breakfastlunch を組み合わせた混成語。

英語の語彙にはこのような混成語がたくさん存在しています。スタンダードなものから、最近の造語まで、いくつか例を挙げてみましょう。

Amtrak(America+track)
blog(web+log)
emoticon(emotion+icon)
Eurasia(Europe+Asia)
globish(global+English)
motel(motor+hotel)
smog(smoke+fog)
spork(spoon+fork)

こうして見ると、どれも上手に作ったなあという印象がありますね。

さて、英語でこのような混成語を指して、portmanteau と呼ぶことがあります。これは普通の英語辞書にものっている単語なので、まずは語義を見てみましょう。

portmanteau

a large suitcase consisting of two parts that fold together

『Macmillan dictionary』

portmanteau というのは旅行などに使う両開きのかばんのこと。イメージが浮かばないという方はこちらをご覧ください。

つまり二つの言葉を組み合わせることを、かばんに例えたということなんですね。

なおこの例えは、ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』に由来するのだとか。

The word “portmanteau” was first used in this context by Lewis Carroll in the book Through the Looking-Glass (1871), in which Humpty Dumpty explains to Alice the coinage of the unusual words in Jabberwocky, where “slithy” means “lithe and slimy” and “mimsy” is “flimsy and miserable”. Humpty Dumpty explains the practice of combining words in various ways by telling Alice,

‘You see it’s like a portmanteau—there are two meanings packed up into one word.’

(”portmanteau” という単語が最初に使われたのは、ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス(1871)』における次のような文脈であった。ハンプティ・ダンプティがアリスに「ジャバウォックの詩」の中の珍しい単語の作り方を説明しており、その詩の中では slithy が lithe and slimy(しなやかで、ネバネバした)、mimsy が flimsy and miserable(脆く、みすぼらしい)を意味している。ハンプティ・ダンプティはさまざまな方法で単語を作ることをアリスに次のように説明している。

それは両開きのかばん(portmanteau)のようなもの。二つの意味を一つの単語に詰め込むのさ。)

Wikipedia「Portmanteau」より

キャロル自身が作った portmanteau をたくさん含む「ジャバウォックの詩」の全文はこちらのページで読むことができます。

また英文ページの方には朗読の音声ファイルもアップされていました。いわゆるナンセンス詩の傑作、興味のある方はぜひ聞いてみてください。

アメリカで最も人気のある女の子の名前とは − from jezebel.com

米ウェブサイトの Jezebel が、1960年から2012年まで全米各州で最も人気のあった女の子の名前を紹介しています。

Map: Six Decades of the Most Popular Names for Girls, State-by-State

上記のリンクから引用元のサイトに行くと、アメリカの地図上に示された女の子の名前が、年ごとに移り変わっていくのをアニメーションで見ることができます。

各年の一番人気は次のとおり。

  • Mary(1960-1961)
  • Lisa(1962-1969)
  • Jennifer(1970-1984)
  • Jessica(1985-1990)
  • Ashley(1991-1992)
  • Jessica(1993-1995)
  • Emily(1996-2007)
  • Emma(2008)
  • Isabella(2009-2010)
  • Sophia(2011-2012)

連続年数の一位は Jennifer(1970-1984)の15年、続く二位は Emily(1996-2007)の12年となっています。特に Jennifer は1973年から1978年まで、全州を完全制覇しており、いかに当時人気のあった名前かということがわかります。

近年は Emma, Isabella, Sophia など入れ替わりが激しくなっているようですね。

私たちは日本語の人名を聞いたとき、何だか古風な名前だなあとか、逆に今風な名前だなあとか思うことがあります。

しかしこれが英語圏の人名となるとどうでしょう? 少なくとも日本語ほどには、そういった感覚はないのではないでしょうか。

今回紹介したサイトをじっくり見ていたら、そのあたりの感覚が少しだけわかったような気がしました。今度は男の子版も見てみたいですね。

Map: Six Decades of the Most Popular Names for Girls, State-by-State

フィンランド語学習記 vol.103 − opiskella と oppia

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フィンランド語を学び始めて早1年。

ペースはゆっくりですが、少しでも前に進み続けている限りはよしとしています。

これまで日本語の「学ぶ」に当たる動詞は、opiskella と oppia という2つを習いました。

opiskella は「勉強する」の意味。

Opiskelen suomea joka päivä.(私は毎日フィンランド語を勉強しています。)
*[-n]は一人称単数を表す接辞。
*joka päivä(毎日)

とりあえずコツコツ取り組んでいる様子は伝わってくるでしょうか?

もう一つの oppia の例を見てみましょう。oppia は「習得する」の意味。

Haluan oppia puhumaan suomea.(私はフィンランド語を話せるようになりたい。)
*haluta(〜したい)、puhua(〜を話す)

こちらは使いこなせるようになりたいという熱い気持ちが伝わってきます。

この2つの違いは英語の study、learn と比較するとわかりやすいかもしれません。

opiskella は study、oppia は learn に当たる動詞です。

ここでフィンフィン辞典を出してきて語義を解説できればよいのですが、持ち合わせていないので、英英辞典の『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』で study と learn の違いを見てみたいと思います。

study

to spend time learning about a subject by reading, going to college, etc.

learn

to gain knowledge or skill by studying, from experience, from being taught, etc.

study の方はどちらかというと、何かを習得するために時間をかけるという意味合いが強いのに対し、learn は時間をかけることによって何かを習得するという意味合いが強いです。

考えてみると日本語の「学ぶ」という動詞にはこの両方の意味がありますね。

いずれにせよ目標はフィンランド語を「opiskella=勉強する」ことではなく、きちんと「oppia=習得する」ことであるのは言うまでもありません。

しかしそのために今できることと言えば「opiskella」あるのみ。日々コツコツ取り組んでいきたいと思います。

フィンランド語学習記 vol.102 − 動詞 saada の使い方

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フィンランド語教室42週目のレポート。

この日は、DVDで見られるフィンランド映画を先生がいくつか紹介してくれました。

先日のフィンランド映画祭2013に行って以来、もっとフィンランドの映画を観てみたいと思っていたので、そのうちチェックしてみたいと思います。面白い映画に出会ったらこのブログでも紹介します。

さて今回のレッスンは、動詞の復習から。

フィンランド語の動詞でおもしろいのは、一つの単語が動詞になったり、助動詞(英語でいう法助動詞)になったりするという点かもしれません。

例えば saada という動詞の例を見てみましょう。

Saanko kahvia?(コーヒーをいただけますか?)
*[-n]は一人称単数、[-ko]は疑問を表す接辞。
*kahvi(コーヒー)

この文では、saada は「〜を得る」という意味の動詞として使われています。英語で言えば get の意味。

すぐ後に続く kahvia は、語尾に[-a]を付した分格の形になっています。分格というのは、主に日本語の「〜を」に当たる格変化の一つです。

[参考]フィンランド語学習記 vol.55 − 分格のつくり方 | Fragments

すなわち Saanko kahvia? は「動詞+目的語」という構成の文になっています。

それにしても「コーヒーをいただけますか?」と聞きたいときに、たった2語で済ませられるのが不思議だと思ってしまうのは、やはり英語の影響なのでしょうか。

続いて助動詞としての saada の例を見てみましょう。

Saanko syödä koko kakun?(ケーキを全部食べてもよいですか?)
*syödä(〜を食べる)、koko(全部の)、kakku(ケーキ)

この文では、saada は「〜してもよい」という意味の助動詞として使われています。英語で言えば may の意味。

すぐ後に続く syödä(〜を食べる)はA不定詞(辞書形)のまま使われています。

英語でも may や can などの法助動詞の後には動詞の原形を置きますので、それと同じと考えるとわかりやすいのかもしれません。

しかし英語においては may や can のような法助動詞は常に助動詞であり、単独で動詞になることはありません。

このあたりの感覚は英語と違うので、ちょっと新鮮な感じがしました。

他にもこういう動詞はあるのでしょうが、まずは saada の例を覚書として残しておきたいと思います。

フィンランド語学習記 vol.101 − 羊を数えて

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このところ、どうも夜寝付かれず、すっかり宵っ張りの朝寝坊になってしまいました。

もう少し朝型の生活にしたいのですが、なかなか上手くいきません。

仕方ないのでここは一つ古典的に、羊でも数えてみようかと思います。ただしフィンランド語で。

フィンランド語で「羊」は lammas(ラッマス)。

英語の lamb(子羊)と綴りが似ているので、もしかしたら共通の語源があるのかもしれませんね。

羊が一匹は yksi lammas、羊が二匹は kaksi lammasta。

[主格]lammas
[分格]lammasta

フィンランド語では、2以上の数詞の後に来る名詞は分格の形になります。残念ながら英語のように単複同形という訳にはいきません。

ところで眠れない時に羊を数えるとよいという話は、何に由来するのでしょうか?

これについては諸説あるものの、その一つは sleep と sheep の音が似ているからというもの。

もしそうだとすると、フィンランド語で羊を数えてもまったく無駄ということになりますね。

仕方ないので、眠気を誘いそうな寝室回りの単語をいくつか集めてみました。

フィン
nukkua sleep 眠る
torkkua snooze 居眠りする
unelias sleepy 眠い
unelma dream
makuuhuone bedroom 寝室
vuode bed ベッド
tyyny pillow
yöpuku pajama パジャマ

 
nukkua は、語感からぬくっと起きるイメージがあるのですが、実際は「眠る」の意味。

今晩は早めに眠って、よい unelma が見られたらよいのですが。

フィンランド語学習記 vol.100 −『Hyvää yotä, herra Hakkarainen』を読んでみる

以前のエントリーで、ヘルシンキのアカデミア書店のオンラインショップで本を購入したという話を書きました。

[参考]フィンランド語学習記 vol.92 − アカデミア書店のオンラインショップで本を購入してみる | Fragments

本はほどなく届いたものの、しばらくはそのまま放置。

そして先日ようやく読んでみました。今回、購入した本はこちら。

フィンランドの絵本作家 Mauri Kunnas の『Hyvää yotä, herra Hakkarainen』という絵本です。

パラパラと中身をめくってみると、カラフルで楽しい絵がたくさん!(絵本なので当たり前か)

最初のページには、こんな文章が。

Herra Hakkarainen tulee töistä kotiin ja vie kauppakassin keittiöön. Silloin puhelin soi. Soittaja on herra Hakkaraisen kaveri.

– Me ollaan poikien kanssa menossa rullaluistelemaan. Lähdetkö mukaan?

– Minäkö? Enhän minä osaa rullaluistella, sanoo herra Hakkarainen. – Liian hurjaa menoa minulle. Kiitos kutsusta, mutta taidanpa mennä tänään aikaisin nukkumaan.

Ja sen herra Hakkarainen tekeekin.

3分の1くらいは見たことがある単語が含まれています。さっそく解読スタート!

Herra Hakkarainen tulee töistä kotiin ja vie kauppakassin keittiöön.

(ハッカライネン氏は、仕事から家に帰り、台所へ買い物袋を持っていく。)

tulla(come)
työ(work)
koti(home)
viedä(take)
kauppakassi(shopping bag)
keittiö(kitchen)

一文目から格変化のオンパレード!

töistä は työ の変化形なんですね。最初の[t]しか合っていませんが。。。

Silloin puhelin soi.

(そのとき電話が鳴った。)

silloin(then)
puhelin(telephone)
soida(ring)

soi は soida の三人称単数現在形&過去形。日本語に訳すと過去形(〜た)の方がしっくりくるものの、前後の文は現在形なので、この soi は現在形なのでしょうか。

Soittaja on herra Hakkaraisen kaveri.

(電話の主はハッカライネン氏の友達だ。)

soittaja(caller)
kaveri(friend)

soittaja の[ja]は人を表す接辞。

[参考]フィンランド語学習記 vol.99 − ja ja ja | Fragments

– Me ollaan poikien kanssa menossa rullaluistelemaan.

(ぼくらは男の子(友達?)といっしょに、ローラースケートに行くところなんだ。)

kanssa(with)
menossa(on the go)
rullaluistella(to roller skate)

kanssa は「Aといっしょに」の意味。ただし語順は「kanssa A」ではなく「A kanssa」となるので注意。

これは日本語と同じ語順なのですが、英語の with からの連想でついつい「kanssa A」と読みたくなってしまいます。

Lähdetkö mukaan?

(いっしょに行かない?)

lähteä(go)
mukaan(along with)

[-ko]は疑問を表す接辞。

– Minäkö? Enhän minä osaa rullaluistella, sanoo herra Hakkarainen.

(僕が? 僕はローラースケートなんかできないよ、とハッカライネン氏は言う。)

enhän = en+[-hän]
en(not)
[-hän](emphasis?)
osata(can)
sanoa(say)

最近習ったばかりの osata と sanoa  が出てきました。

en は一人称単数形の否定動詞。接辞[-han]は Wiktionary によると、いくつかのニュアンスがあるようです。

– Liian hurjaa menoa minulle.

(僕には怖すぎるよ。)

liian(too)
hurja(fierce)
meno(going)

この文はちょっと難しいですね。

minulle は、minä(私は)の向格。向格は「〜の表面へ」という到達点を表します。なぜそのような形になっているのかはよくわからず。

Kiitos kutsusta, mutta taidanpa mennä tänään aikaisin nukkumaan.

(誘ってくれてありがとう。でも今日は早く寝ようと思うんだ。)

kutsu(invitation)
taitaa(think)
mennä(go)
tänään(today)
aikaisin(early)
nukkua(sleep)

長い文ですが、一つ一つ調べていったら何とかなりました。

taidanpa の[-pa]は、Wiktionary にのっていたものの、正確なニュアンスはよくわからず。

Ja sen herra Hakkarainen tekeekin.

(そしてハッカライネン氏は寝ることにする。)

se(it)
tehdä(do)

残念ながら sen の正体がよくわからず。

以上、解読終了!

ひいひい言いながら訳した結果はこちら。

ハッカライネン氏は、仕事から家に帰り、台所へ買い物袋を持っていく。そのとき電話が鳴った。電話の主はハッカライネン氏の友達だ。

ぼくらは男の子(友達?)といっしょに、ローラースケートに行くところなんだ。いっしょに行かない?

僕が? 僕はローラースケートなんかできないよ、とハッカライネン氏は言う。僕には怖すぎるよ。誘ってくれてありがとう。でも今日は早く寝ようと思うんだ。

そしてハッカライネン氏は寝ることにする。

細かな間違いや正確なニュアンスをつかみきれていないところはあると思いますが、それでもおおまかな意味は理解することができました。

そのうち絵本くらいはすらすら読めるようになりたいですねー。

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