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シマウマはシマのあるウマなのか?

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フィンランド語で「シマウマ」は seepra(セープラ)。

関係があるのかどうかはわかりませんが、英語の zebra にちょっと音が似ています。

なおフィンランド語で「ウマ」は hevonen(ヘヴォネン)なので、さきほどのシマウマとはあまり似ていません。

フィン
seepra zebra シマウマ
hevonen horse ウマ

 

こうして見ると、日本語では「ウマ」に縞を足して「シマウマ」になっていますが、フィンランド語と英語では全く独立した単語が用意されているということになります。

このことは「シマウマ」のアイデンティティ(?)を考える上で、かなり大きな意味を持っているのではないでしょうか。

日本語の母語話者は、シマウマを単に縞のあるウマであると考えがちだと思うんですね。

しかしフィンランド語や英語の母語話者は、シマウマをウマに似てはいるけれどもウマとは別の同格的存在であると考えるのではないかと。

ヒトは言葉という装置によって、この世の中に存在する事物や抽象概念を識別します。

例えば、この色。

000000000000

 

この色を light blue と呼ぶ人は、blue の一種であると認識するでしょうし、水色と呼ぶ人は、青とは独立した一つの色であると認識するのではないでしょうか。

この light blue/水色の関係は、シマウマ/zebra の関係にも当てはまると思います。

試しに英英辞書による zebra の定義を見てみましょう。

zebra

an African wild animal like a horse with black and white lines(=STRIPES)on its body

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

zebra は horse の一種ではなく、horse のような動物と定義されています。

動物学的にはシマウマの立ち位置は一義的に定まるのかもしれませんが、言語的には揺らぎの中にある。そんなシマウマの気持ちはどんなものでしょうか?


フィンランド語学習記 vol.175 − 雨が降る

Falling Rain

今日の東京はぐずついた天気。

改めて雨降りの表現をまとめてみたいと思います。

Sataa vettä.(雨が降っています。)
*sataa(降る)、vesi(水)

sataa は「降る」を意味する動詞、vettä は「水」を意味する vesi の分格の形。

[主格]vesi
[分格]vettä

sataa は他動詞として使われているので、天が「雨を」降らせているという感覚なのかもしれません。

天が降らせるものは水以外にも。

Sataa lunta.(雪が降っています。)
*lumi(雪)

lunta は「雪」を意味する lumi の分格の形。

[主格]lumi
[分格]lunta

lumi の分格はルールどおりに語形変化を適用すると lumta となるはずですが、例外的に lunta となるようです。発音のしやすさの問題でしょうか?

Sataa rakeita.(あられが降っています。)
*rae(あられ)

lakeita は「あられ」を意味する rae の複数分格の形。

[単数主格]rae
[複数分格]rakeita

雨や雪とは異なり、こちらは複数形を使っています。あられは数えられるものとして扱われているんですね。

天はさまざまなものを降らせますが、降らせるものが示されていないこともあります。

Sataa.(雨が降っています。)

sataa だけでも「雨が降っている」という含意になるんですね。

たしかに日本語でもいちいち雨と言わずに「降ってる?」「降ってるよ。」なんて話すこともありますよね。

また降り方を表したいときには、こんな副詞を添えてみましょう。

Sataa kovasti.(雨が激しく降っています。)
Sataa kevyesti.(雨が軽く降っています。)
*kovasti(激しく)、kevyesti(軽く)

これらの副詞は「Sataa kovasti vettä.」「Sataa kevyesti lunta.」のようにさきほどの表現と組み合わせて使うこともできます。

以上、今回は雨降りにまつわるフィンランド語の表現を集めてみました。

明日は晴れるといいのですが。


リスニング力アップのためにDVDで映画を観るとき、字幕表示はいったいどのように有効なのか?

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語学におけるリスニング力アップのためのトレーニングというと、一昔前はカセットテープやCDあるいはラジオなど、音声のみの教材を利用するのが主流でした。

しかし昨今はインターネット上の動画やDVD/ブルーレイによる映画鑑賞など、映像付きの教材(というより生の素材)が主流になっています。

そのような映像素材には、複数の言語字幕を表示できるものも多くあります。

例えば、ハリウッドの映画をDVD/ブルーレイで見るときには、もちろん日本語字幕を表示しながら観ることもできますし、英語字幕を表示しながら観ることもできます。

映画鑑賞を英語学習の一環として利用している人なら、おそらく英語字幕を選択しているケースが多いのではないでしょうか。

あるいは上級者なら字幕なしで観るという人もいるでしょう。

映画を楽しむだけなら字幕があった方がよいのは当然ですが、リスニング力の向上につなげたいときには果たして字幕を表示するべきなのでしょうか?

そのヒントを探して『Teaching and Learning Second Language Listening: Metacognition in Action』という第二言語習得理論の専門書をめくっていたら、まさにこの問題を扱う「Captions and Subtitles」というセクションがあり、いくつかの研究結果が紹介されていました。

今回のエントリーでは、字幕に関する疑問点を以下の三点に集約し、上掲書からその答えを探ってみたいと思います。

Q1. 字幕表示は、リスニングのサポートとして有効なのか?
Q2. その際、第一言語と第二言語のどちらの字幕が有効なのか?
Q3. 字幕表示は、そもそもリスニング力アップに貢献しているのか?

 

Q1. 字幕表示は、リスニングのサポートとして有効なのか?

Q2. その際、第一言語と第二言語のどちらの字幕が有効なのか?

Markham, Peter, and McCarthy(2001)の研究では、スペイン語を勉強している英語の母語話者を集めて、以下の条件でスペイン語のDVDを見てもらったそうです。

  1. 英語字幕付き(第一言語)
  2. スペイン語字幕付き(第二言語)
  3. 字幕なし

その結果、理解度の順位は以下のようになったとのこと。

(理解度高い)英語字幕 ←→ スペイン語字幕 ←→ 字幕なし(理解度低い)

この結果は当然と言えば当然。

字幕がないよりはあった方がよいですし、英語の母語話者なら、英語字幕付きが一番わかりやすいということですね。

しかしここで言う「理解度」とはそもそも何を指しているのでしょうか?

物語の内容を理解すること? それとも個々のセリフをきちんと捉えること?

別の研究で同じような実験をしたところ、第二言語の字幕を利用したグループの方が、第一言語の字幕を利用したグループよりも、その後に行った語彙テストの成績が良かったそうです。

すなわち全体的な「内容の理解度」を高めるには第一言語の字幕が勝りますが、語彙・文法など「形式の理解度」を高めるには第二言語の字幕が勝るという可能性もあるのでしょう。

 

Q3. 字幕表示は、そもそもリスニング力アップに貢献しているのか?

字幕表示が、リスニングのサポートとして有効なのはわかりました。

しかしここでまた別の疑問が生じてきます。

それは、

「字幕のサポートによって映画の内容や言語の形式をよりよく理解した」と言うとき、それはリスニングによって理解したのではなく、リーディングによって理解したにすぎないのではないか?

ということ。

そもそもリスニング力という概念には、ややあいまいなところがあります。

例えば、ABCのニュースプログラムを聞いて、ある部分で何を言っているのかわからなかったとします。

その際、スクリプトを読んで「なんだ、こんなことを言っていたのか」と納得できるなら、それはリスニング力の不足によって聴き取れなかったということになります。

しかしスクリプトを読んでも「こんな単語/表現は聞いたこともないな」と思うなら、それはリスニング以前の力(語彙・表現力)が不足していたということになります。

おそらく、これらをきちんと分化してトレーニングするのは不可能に近いでしょう。

とはいえ、語学に取り組む人は「リスニング力だけを強化したい!」とか「語彙・表現力だけを強化したい!」と考えている訳ではないでしょうから、そのあたりは曖昧でも、とにかくインプットによって総合的な理解力が伸びていけばそれでよいのだろう、というのが当座の結論でしょうか。

この問題はなかなか奥深いので、改めてじっくり考えてみたいと思います。

 


フィンランド語学習記 vol.174 − つまらない/おもしろい

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いつもと変わらない日常を過ごしていると、最近なんだかつまらないなーと思ったりすることもありますよね。

フィンランド語で「つまらない」は tylsä(トュルサ)。フィンランド語のテキストにはこんな表現が出てきました。

Kaikki on tylsää!(すべてがつまらないよ!)
*kaikki(すべて)

しかし春は別れと出会いの季節。せっかくなので新しい風を呼び込んでみたいもの。

そこで「つまらない」の対義語「おもしろい」は何と言うのだろう?と思い、辞書を引いてみました。

すると、

「おもしろい」は mielenkiintoinen(ミエレンキーントイネン)。

長い!

なぜこんなに長いのか。

mielenkiintoinen henkilö(おもしろい人)
*henkilö(人)

しかし考えてみると、英語の interesting もずいぶん長い単語です。

「おもしろい」は世界的に長くなる傾向があるのでしょうか??

なお「おもしろみのない」を意味する mielenkiinnoton(ミエレンキーンノトン)という単語もありました。

こちらも長い!

mielenkiinnoton henkilö(おもしろみのない人)

日常、まわりを見渡してみれば、mielenkiintoinen henkilö だと思える人も mielenkiinnoton henkilö だと思える人もいるでしょう。

あるいは自分自身がこの頃 mielenkiinnoton henkilö になっているなあと思うこともあるかもしれません。

しかし今日からいよいよ4月。新たな世界に足を踏み入れる人も多いはず。

自分の場合はとりたてて環境が変わる訳ではありませんが、

おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり

こんな気持ちで新たな季節を迎えられたらよいのですが。


『学問のすゝめ』の「ゝ」は何と呼ぶ?

Spyglass on a Map

天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず

『学問のすゝめ』

福沢諭吉の『学問のすゝめ』は、明治維新直後の時代に300万冊以上が読まれたという当時の大ベストセラー。

当時の人口が3,000万人だったそうなので、10人に1人が読んだことになります。

さて、今回のエントリーは、そんな『学問のすゝめ』のおしまいから二文字目にある「ゝ」の文字について。

この文字はいったい何なのだろう?と気になったので調べてみました。

今ではすっかり使わなくなってしまったこの「ゝ」は、一の字点(いちのじてん)と呼ばれる踊り字の一種なのだとか。

おどりじ【踊り字】

同一の漢字または仮名を重ねることをあらわす符号。「〻」(二の字点)・「々」(同の字点)・「ゝ」(一の字点)・「〵〳」(くの字点)など。おくり字。かさね字。畳字。繰返し符号。

『広辞苑』

何だかいろいろと出てきました。

この中で一番馴染みがあるのは、やはり「々」の字でしょう。(同の字点という名前は知りませんでしたが。)

佐々木などの人名から、代々木などの地名まで、現在でも幅広く使われています。

同の字点「々」は漢字の繰り返しに使われるのに対して、一の字点「ゝ」はかなの繰り返しに使われます。

踊り字
ひらがな 清音 学問のすゝめ
ひらがな 濁音 いすゞ自動車
カタカナ 清音  ?
カタカナ 濁音  ?

*Wikipedia「踊り字」より

このほか、広辞苑の語義に出てきた二の字点「〻」、くの字点「〳〵」は縦書きの文章で用いる繰り返し符号。

そういえば、以前うちの祖母が使っているのを見たことがあります。

今ではあまり使われなくなってしまった繰返し符号ですが、こうして見返してみると味わいがあって、捨て去るには惜しいような気がします。

せめていくつかの固有名詞の中で生き続けてほしいですね。


英語とたまたま同じ綴りのフィンランド語

photo credit: Iguana Jo via photopin cc

photo credit: Iguana Jo via photopin cc

フィンランド語を勉強していると、ときどき英語とたまたま同じ綴りの単語に出会うことがあります。

もちろん発音は異なるのですが、何となく英語のイメージに引きずられてしまうことも。

今回はそんな英語風(?)のフィンランド語を紹介してみたいと思います。

 

he

he は[ヒー]ではなく[ヘ]と読みます。

意味は「彼らは/彼女らは」。三人称複数の代名詞です。

慣れるまではついつい「ヒー」と読んでしまうのも無理のないところでしょうか?

He puhuvat suomea.(彼らはフィンランド語を話します。)

 

me

me は[ミー]ではなく[メ]と読みます。

意味は「私たちは」。こちらは一人称複数の代名詞です。

さきほどの he にせよ、me にせよ、いっそ英語と全く違う意味ならよいものの、微妙に重なるところを攻めてきますね。

Me asumme Tokiossa.(私たちは東京に住んでいます。)

 

on

on は英語と同じく[オン]と読みます。

フィンランド語の on は「〜である」を意味する動詞 olla の三人称単数の形。

英語の is に当たる単語と思ってもらえばわかりやすいでしょう。

Hän on suomalainen.(彼はフィンランド人です。)

 

no

no は[ノウ]ではなく[ノ]と読みます。

意味は「じゃあ」。英語の well に近い間投詞です。

文頭に出てくることが多いので、ついつい否定文だと思いがち。否定されている訳ではないので気を付けましょう。

No mistä sinä pidät?(じゃあ、あなたは何が好きなの?)
No kiitos!(や、ありがとう!)

 

made

made は[メイド]ではなく[マデ]と読みます。

意味は「スケトウダラ」。

made をとっさに[マデ]と読むのは、なかなか勇気がいるもの。おそらくあまり出てくる単語ではないと思いますが。。。

 

tie

tie は[タイ]ではなく[ティエ]と読みます。

英語の tie は「ネクタイ」の意味ですが、フィンランド語の tie は「道」の意味。

同じ綴りでも[ティエ]と言われると、何だか深みがあるような。

Osaatko tien?(道を知ってる?)

 

以上、今回は英語とたまたま同じ綴りになっているフィンランド語をいくつか集めてみました。

探してみればまだまだあるのではないかと思います。


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