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優性・劣性

17090701

きのうのニュースより。

遺伝の「優性」「劣性」使うのやめます 学会が用語改訂 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

遺伝学における「優性・劣性」という用語は、本来何かの優劣を意味する訳ではないが、そのように誤解されやすいので、学会としては今後「顕性・潜性」という用語に置き換えていきたいとのこと。

いわゆる優性遺伝・劣性遺伝などと言うときの「優性・劣性」ですね。

このニュースを読んで気になったことが二つありました。

まず一つ目は「優性・劣性」は一般の国語辞書ではどのように定義されているのかということ。

さっそく辞書を引いてみました。

ゆうせい[優性](名)

①〔文〕すぐれた性質(のもの)。

②〘生〙〔遺伝で〕対立する形質のうち、交配したとき次の代〔=雑種第一代〕に発現するほう。

「ー遺伝」

▷(↔劣性)

「三省堂国語辞典 第七版」

れっせい[劣性](名)

①〔文〕劣等な性質(のもの)。

②〘生〙〔遺伝で〕対立する形質のうち、交配したとき次の代〔=雑種第一代〕には発現せず、それ以後の代で発現するほう。

「ー遺伝」

▷(↔優性)

「三省堂国語辞典 第七版」

素人でもよくわかる説明が出ていました。

ただあくまでも一つ目の語義は「すぐれた性質、劣等な性質」ですし、これらの用語から優劣を連想してしまうということは避けられそうにありません。

そういう意味では「顕性・潜性」に置き換えるというのは長期的には正しい判断なのかもしれません。

そしてもう一つ気になったのは、言葉を置き換えるというのはどのくらいの労力と時間を要する作業なのかということ。

遺伝学の専門用語とはいっても、一般の国語辞書に掲載されているくらい普及した単語を特定の団体の影響力で変えていこうというのは、なかなか大変なことだと思います。

というのも、言葉を置き換えるということは、単に「変えます!」と宣言するだけでなく、実際に人々に普及し、上記のような国語辞書に新しい用語の「顕性・潜性」が掲載されるくらいのレベルに至って、初めて本当の意味で言葉を置き換えることができたと言えるのではないかと思うからです。

論文などに使われる用語が変わればよいという意見もあるかもしれませんが、そもそもの変更動機である「誤解されやすいから変えたい」というのは、エキスパートではなく、私たち素人を想定した発言のはずです。

そういう意味では、新しい用語が普及するのにどれくらいの時間が必要なのか、あるいは普及せずに終わってしまうのか、それを確かめるためにも、まずはこんなニュースがあったということをここに書き留めておきたいと思います。

 
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晴天、曇天、雨天

17090601

天気予報でよく使われる天気と言えば「晴れ、曇り、雨」の三種類。

それぞれの漢字の後に「天」を付けると、

  • 晴天
  • 曇天
  • 雨天

となります。

しかしさきほど文章を書いていて「曇天」と入力しようとした際に、

「あれ、曇天って何て読むんだっけ?」

とわからなくなってしまいました。

読み方がわからないと、かな入力からの漢字変換ができません。

仕方ないので、とりあえず「くもり→てん」と一文字ずつ漢字変換。その後、スマホの辞書アプリで読み方を調べてみました。

辞書アプリでは探している単語の読み方がわからなくても「曇」という漢字から前方一致検索ができます。これは紙の辞書にはない強みですね。

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曇天の読み方は「どんてん」でした。

どんてん[曇天](名)

〔文〕くもった空。(↔晴天)

「三省堂国語辞典 第七版」

ついでに晴天と雨天も引いてみましょう。

せいてん[晴天](名)

はれた空。天気がよいこと。

(↔雨天・曇天)

「三省堂国語辞典 第七版」

うてん[雨天](名)

雨の降る〈天気/日〉。

「ー体操場」

(↔晴天)

・ーじゅんえん[雨天順延](名・自サ)

雨のときは、はれるまで順々に予定の日をのばすこと。

「三省堂国語辞典 第七版」

私たちは日常生活の中で「晴れ、曇り、雨」は等しく使いますが、「曇天」は「晴天、雨天」に比べてあまり使わないように思います。

実際、三国の記述でも曇天にだけ文語の〔文〕マークが付いています。

気になるのは、なぜ曇天だけがこのような扱いになってしまったのかということ。

やはり「どん」という読み方が難しいせいなのか、あるいは他の理由があるのでしょうか?

 
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もっちりとしたくるみパン

17090501

この前、家の近くのローソンでパンを物色していたとき、商品名にずいぶん多くのオノマトペが使われていることに気が付きました。

ちなみにそのときに買ったのは「もっちりとしたくるみパン」。

もっちり(副・自サ)

ふっくらして弾力のあるようす。もちもち。

「ー(と)した〈食感/肌〉」

「三省堂国語辞典 第七版」

パンの棚に「もっちりとしたくるみパン」と単なる「くるみパン」があったら、おそらく多くの人は「もっちりとしたクルミパン」を選ぶのではないでしょうか。

このように食感のオノマトペというのは、人々の購買意欲に大きな貢献をしているのではないかと推察します。

なお家に帰ってからローソンのホームページを見てみると、次のような商品名が見つかりました。

  • ふわふわ三角シャルロットサンド 北海道産牛乳入りミルククリーム
  • もちっと黒糖パンケーキ 抹茶ホイップ&黒蜜クリーム(沖縄県産黒糖)
  • ふわふわシフォンケーキ 瀬戸内産レモン
  • ふわふわロール 愛媛県産清見オレンジ
  • バター風味豊かなサックリメロンパン
  • しっとりメロンパン 国産メロン
  • もっちりとしたくるみパン
  • もっちりとしたコッペパン 練乳ミルク
  • もっちりとしたコッペパン粒々ピーナッツ
  • モッチチョコブレッド
  • ベーコンマヨネーズのふわふわパン
  • もち食感クリームチーズ&ダブルベリーパン 2個入
  • しっとりとした味わいの食パン 6枚

こうして並べてみると、ふわふわともちもち(もっちり、もちっと)が食感オノマトペの二大巨頭であることがわかります。

ここはひとつ言語調査の名目で、

  • もっちりとしたくるみパン vs. くるみパン
  • ふわふわシフォンケーキ vs. シフォンケーキ

こんな命名の違いによってどれくらい売り上げが変わるのか調査したデータがあればおもしろいのにと思います。

あるいは大手のコンビニチェーンならそれくらいのデータは当たり前に持っているものなのでしょうか?

 
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フィンランド語学習記 vol.496 − 動作主分詞の使い方

17090401

昨日に続いて、フィンランド語の動作主分詞について。

フィンランド語学習記 vol.495 − 動作主分詞の作り方

昨日作ったのは次のような表現。

Pekan avaama kirje(ペッカが開いた手紙)

このフレーズを使って、次のような文を作ってみたいと思います。

                     oli valokuva.
(ペッカが開いた手紙の中には写真が入っていた。)

「手紙の中」なので、kirje を kirjessä と内格[-ssA]の形にすればよいのかなと思いますが、、、

* Pekan avaama kirjessä  oli valokuva.
(ペッカが開いた手紙の中には写真が入っていた。)

これは間違い。

kirjessä を修飾する動作主分詞 avaama も kirjessä に合わせて内格の形にしなければなりません。

 Pekan avaamassa kirjessä  oli valokuva.
(ペッカが開いた手紙の中には写真が入っていた。)

これでできあがり。

なおテキストには次のような表現も出ていました。

Pidin lainaamastani kirjasta.
(私は借りてきた本の内容が好きだ。)
Pekka antoi kadulta löytämänsä lompakon poliisille.
(ペッカは道で拾った財布を警察に届けた。)

太字の部分は「人称代名詞の属格+動作主分詞」の人称代名詞が省略されて、代わりに動作主分詞の末尾に所有接尾辞が付いた形になっています。

minun lainaama kirja
Pidin minun lainaamasta kirjasta.
Pidin lainaamastani kirjasta.

 

hänen löytämä lompakko
Pekka antoi kadulta hänen löytämän lompakon poliisille.
Pekka antoi kadulta löytämänsä lompakon poliisille.

 

このように分詞の動作主と主語の動詞が同じときには、動作主に当たる人称代名詞の属格は省略するのがルール。

人称代名詞と所有接尾辞の関係を念のため確認しておきましょう。

一人称単数 minun [-ni]
二人称単数 sinun [-si]
三人称単数 hänen [-nsA]
一人称複数 meidän [-mme]
二人称複数 teidän [-tte]
三人称複数 heidän [-nsA]

 

このように語尾が複数重なる形は少々ややこしく、認識するのに時間がかかってしまいます。

とはいえ、これでフィンランド語の5つの分詞はすべて終了。

お疲れさまでした!


フィンランド語学習記 vol.495 − 動作主分詞の作り方

17090301

今回はフィンランド語の動作主分詞と呼ばれる形を見ていきたいと思います。

フィンランド語の分詞の種類は次の5つ。

1 能動現在分詞
2 受動現在分詞
3 能動過去分詞
4 受動過去分詞
5 動作主分詞(←ココ)

 

1〜4の「能動現在分詞、受動現在分詞、能動過去分詞、受動過去分詞」は過去のエントリーで扱いました。

今回は扱うのは最後の一つ、5番目の動作主分詞という形。

まずは実際の例を見てみましょう。

avata(〜を開く)
受動過去分詞 avattu kirje(開かれた手紙=開いた手紙)
動作主分詞 Pekan avaama kirje(ペッカが開いた手紙)

 

「開いた手紙」という表現には、以前扱った受動過去分詞を使います。

ここに「ペッカが開いた手紙」というように動作主を付け足したいときには、今回扱う動作主分詞を使います。

動作主分詞は上記の avaama のように語尾が[-mA]の形になります。この動作主分詞の作り方はとてもシンプル。

 

1)三人称複数[-vAt]の形を求める。

動詞 avata の基本的な語形変化は次のとおり。(タイプ4)

単数 複数
一人称 avaan avaamme
二人称 avaat avaatte
三人称 avaa avaavat

 

avata → avaavat

 

2)[-vAt]を外して、代わりに[-mA]を付ける。

avaavat → avaama

 

手順はたったこれだけ。

なおテキストには次のような表現も出ていました。

lainata(〜を借りる)
受動過去分詞 lainattu kirja(借りられた本=借りた本)
動作主分詞 Pekan lainaama kirja(ペッカが借りた本)

 

lainata → lainaavat → lainaama
 

löytää(〜を見つける)
受動過去分詞 löydetty lompakko(見つけられた財布=見つけた財布)
動作主分詞 Pekan löytämä lompakko(ペッカが見つけた財布)

 

löytää → löytävät → löytämä
 

語形変化の基本的なイメージは掴めたでしょうか?

明日のエントリーではこれらの動作主分詞を使った文を見ていきたいと思います。


scapegoat(スケープゴート)

17090201

scapegoat

a person who is blamed for something bad that somebody else has done or for some failure

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

スケープゴート(名)〔scapegoat= いけにえのヤギ〕

ほかの人の身代わりに罪・責任をかぶせられる人。

「ーにされる」

「三省堂国語辞典 第七版」

英語でも日本語でも使われる scapegoat(スケープゴート)というのはもともと「いけにえのヤギ」のこと。

先日書店で見つけた『はじめての聖書』という本を読んでいたら、冒頭の「羊」という章にこの表現の由来が出ていました。

羊ではなく山羊ですが、「贖罪の山羊」(スケープゴート)の習慣もありました。年に一回、雄の山羊をクジで選び出し、祭司が山羊の頭に手をおいて、人びとの罪をなすりつけます。そして、荒野に放つ。罪のない山羊が、人びとの犯した罪を背負って身代わりになるのです。

「はじめての聖書」P.16

いけにえとは言っても、屠られてしまうのではなく、頭を触られるだけなんですね。

ただ荒野に放たれた山羊がその後どうなってしまうのかは気になります。。。

ところでこの scapegoat に限らず、英語には聖書に由来する表現が数多くあります。

また言葉だけでなく英語圏の文化をよりよく理解するためにも、キリスト教についての基礎知識を持っておくメリットはあるでしょう。

さきほど引用した『はじめての聖書』はいきなり聖書そのものを読むのはハードルが高いという人におすすめの入門書。

誰でも名前だけは聞いたことがあるような聖書のトピックを39の短いストーリーにまとめてあります。

内容が分かりやすく、すーっと頭に入ってくるので、毎晩寝る前に少しずつ読み進めているところです。気になる人はぜひ書店で手に取ってみてください。

 

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