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firgun

Cambridge Dictionaries Online blog の中に、オンラインのニュース記事などで使われた新しい英単語を紹介する New words というコーナーがあります。

先日の記事ではこんな単語が紹介されていました。

firgun noun [U]

UK /ˈfɪə.gʊn/ US /ˈfɪr.gʊn/

a Hebrew word for a feeling of happiness or pride in someone else’s success

Cambridge Dictionaries Online blog

firgun は「他人の成功を喜ぶ気持ち」の意味。

New words として紹介されているくらいですから、もちろん手元の紙の辞書にこの単語は出ていなかったのですが、オンライン辞書の Wiktionary には見出し語として出ていました。

firgun

(rare, Israel) Genuine delight or pride in another person’s achievement or in something good that has happened or may happen to another person.

Wiktionary

Israel と書いてあることからもわかるとおり、もとはヘブライ語に由来する言葉のよう。

世知辛い世の中ではありますが、人間にはこのような感情も備わっていると思いたいものです。

なお逆の意味を表す単語としては、ドイツ語に由来するこちらが有名でしょうか。

schadenfreude

NOUN

Pleasure derived by someone from another person’s misfortune.

Oxford Dictionaries

schadenfreude は「他人の失敗を喜ぶ気持ち」の意味。

この「シャーデンフロイデ」という言葉はこの頃カタカナ語としてもそれなりに知られるようになってきました。

一方の「フィアガン」も同様の市民権を得ることができるでしょうか?

ジンクスと jinx の違いとは?

「ジンクスを破る」などというときの「ジンクス」を国語辞書で引いてみました。

ジンクス(名)〔米 jinx= えんぎの悪いこと〕

〔勝負事の世界などで〕あることがらと他のことがらのあいだの、因縁めいた対応関係。

「前年の賞金王は勝てないというーがある・ーを破る」

「三省堂国語辞典 第七版」

あまり意識したことはありませんでしたが、英語のジンクスは jinx という綴りなんですね。

j と x が含まれているのでスクラブル(Scrabble)でこの単語を作ったら高得点を獲得することができそうです。

綴りがわかったので英語辞書も引いてみました。

jinx

A person or thing that brings bad luck.

‘one was never to wish luck to someone going hunting or fishing, as it was seen as a jinx’

Oxford Dictionaries

一見、同じ意味に見える日本語のジンクスと英語の jinx には一つ異なる点があります。

それは日本語のジンクスは悪いこととよいことの両方に使われるのに対して、英語の jinx は悪いことにのみ使われるということ。

例えば、茶柱が立ったり、四つ葉のクローバーを見たりしたら幸運が訪れるというのは、ジンクスではあっても jinx ではありません。

つまり「よいジンクス」というのは一種の和製英語であるとも言えるでしょう。

ただ悪いジンクスよりもよいジンクスを集めた方が人生がハッピーになるのはたしかなこと。

たとえ誤用であったとしても、よいジンクスも意識していきたいものですね。

 
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フィンランド語学習記 vol.620 − Niinistö ja Putin tapasivat

フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領が隣国のロシアを訪れているようです。

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」がその様子を伝えていました。

Niinistö ja Putin tapasivat

Suomen presidentti Sauli Niinistö tapasi tänään Venäjän presidentin Vladimir Putinin.

Presidentit tapasivat Venäjällä.

Venäjän presidentti Vladimir Putin sanoi, että Suomen ja Venäjän suhteet ovat hyvät.

Suomen presidentti Sauli Niinistö sanoi, että hän halusi puhua arktisten alueiden ympäristöasioista ja lentoturvallisuudesta Itämerellä. He keskustelivat myös Syyriasta ja Ukrainasta.

ニーニストとプーチンが会う

フィンランド大統領サウリ・ニーニストが今日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンに会った。

両大統領はロシアで会談した。

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、フィンランドとロシアの関係は良好だと語った。

フィンランド大統領サウリ・ニーニストは、北極圏の環境問題とバルト海の航空安全性について話したかったと言った。彼らはシリアとウクライナの問題についても話し合った。

フィン
tavata meet 会う
suhde relationship 関係
arktinen Arctic 北極の
alue area 地域
ympäristöasia environmental issue 環境問題
turvallisuus safety 安全
Itämeri Baltic Sea バルト海
keskustella discuss 議論する

 

何と言うことのない文章ではありますが、注意して見ておきたいのは[-n]で終わる単語が連続する一行目の部分。

Suomen presidentti Sauli Niinistö tapasi tänään Venäjän presidentin Vladimir Putinin.

tänään は「今日」を意味する副詞。

Venäjän は「ロシア」を意味する Venäjä の属格[-n]の形。

presidentin は「大統領」を意味する presidentti の対格[-n]の形。

Vladimir Putinin は「ウラジーミル・プーチン」を意味する Vladimir Putin の対格[-n]の形。

Venäjän presidentin Vladimir Putinin
↑属格 ↑対格 ↑対格
Venäjä presidentti Vladimir Putin

 

この中でも「会う」を意味する tavata の目的語は対格の形になるというのは押さえておきたいポイント。

会話でもよく使うので、ぱっと出てくるようにしておきたいですね。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

フィンランド語学習記 vol.619 − Missä Hokkaidolla?

今週の日曜日、マイキーさんとユカさんによるフィンランド大好き2人組ユニット「Juoppolalli」が主催するフィンランドファンのためのイベントにお邪魔してきました。

今回のテーマはザリガニ。最初見たときは「むむっ」と思いましたが、食べてみると、エビのようなカニのような、そちらのお仲間なのだなという感じ。殻を剥くのにかなり苦戦しましたが、おいしくいただきました。

イベントには、フィンランドの文化が好きな人、フィンランド語を勉強している人、日本に住んでいるフィンランド人など様々なプロフィールの人が参加していました。しかしフィンランドという共通項があるので、初対面の人とも気軽に話をすることができます。

非日常の時間にどっぷりと浸ってしまったせいか、翌日から仕事モードに気持ちを切り替えるのに一苦労。主催のマイキーさんとユカさん、素敵なイベントをありがとうございました。

さて今回は、会場でお話ししたアカキさんという方から聞いたお話を一つ。

アカキさんが昔、北海道に交換留学で来ていたというお話をした際、隣にいた佐々木さんが、

Missä Hokkaidossa?(北海道のどこ?)

と聞いたところ、アカキさんが「私としては Missä Hokkaidolla? と言いたい気分なんですよー」と答えていたのが印象に残りました。

フィンランドをある程度習っている人ならご存知のとおり、フィンランドの地名には内部格を伴うものと外部格を伴うものがあります。

Asun Helsingissä(私はヘルシンキに住んでいます。)
Asun Tampereella(私はタンペレに住んでいます。)

「〜に(住んでいる)」と言うとき、Helsinki なら内格[-ssA]、Tampere なら接格[-llA]の形になります。

内部格 外部格
出格[-stA] 〜の中から 離格[-ltA] 〜の上から
内格[-ssA] 〜の中に 接格[-llA] 〜の上に
入格 〜の中へ 向格[-lle] 〜の上へ

 

この使い分けについて明確な法則はないので、一つ一つ覚えるしかありません。

北海道のような外国の地名の場合は、通常は内部格を用います。たださきほどのアカキさん曰く、北海道は島なので外部格を使いたくなるのだそう。

実際の用例においては大半が内部格になっているはずですが、ネイティブの人にはそういう感覚があるんだなあということがわかって面白かったです。

Asun Hokkaidossa.(私は北海道に住んでいます。)
? Asun Hokkaidolla.(私は北海道に住んでいます。)

なお Hokkaidolla のように[-llA]を使うときには、

Missä Hokkaidolla?

ではなく、

Millä Hokkaidolla?

になるのかな?とも思いましたが、それは不自然であるとのこと。

ということは、

Asun Tampereella.

と言う人に「タンペレのどこ?」と聞きたいときには、

Missä Tampereella?

という形になるんですね。

興味深い話だったので、忘れないうちに書き記しておきます。

フィンランド語学習記 vol.618 − 知っている、愛している

フィンランド語の作文をしていると、時折びっくりするくらい簡単な文でつまずいてしまうことがあります。

例えば「私は彼女を知っている」という文を考えてみましょう。

必要な単語はたったの二つ。

フィン
tuntea (人を)知っている
hän 彼女は

 

これらを使って、

Tunnen häntä.

でよいのかなと思いきや、正解は、

Tunnen hänet.

でした。

この場合、目的語は分格ではなく対格になります。

分格 häntä
対格 hänet

 

分格と対格の基本的な使い分けは、

  • 分格=部分
  • 対格=全体

というイメージ。

だとすると、誰かのことを知っているといっても、その人の全部を知っているわけではないのだから分格を使うべきなのでは?と思ってしまいます。

あるいは tuntea というのは、その人をまるごと知っているというような感覚なのでしょうか?

しかしこれが「彼女を愛している」となると、

Rakastan häntä.

という形に。

この場合、目的語は対格ではなく分格になります。

このあたりの感覚はなかなか難しいですね。

フィンランド語学習記 vol.617 − vaatia

この頃フィンランド語の文章を読んでいると「要求する」を意味する vaatia という動詞がよく出てきます。

後続の単語の形がどのようになるのか、語法書の『Tarkista Tästä』で改めて確認してみました。

VAATIA(verbi, transit)

vaatia + N abl Opettaja vaatii oppilailta liian paljon.
Suomen hallitukselta vaadittiin selvitys asiasta.
vaatia + V 1. inf Vaadin saada tietää, miten asia on.
vaatia + O par + V -mAAn Opettaja vaati minua tekemään harjoituksen uudestaan.

 

『Tarkista Tästä』P.146

ここには、

  • vaatia + 名詞の離格[-ltA]
  • vaatia + 動詞の原形
  • vaatia + 分格目的語 + 動詞の第3不定詞入格[-mAAn]

という3つの形が紹介されています。

それぞれをざっくり訳してみました。

先生は生徒にあまりに多くのことを求めます。
フィンランド政府はその問題についての報告を求められた。
私は問題が何なのかを知る必要がある。
先生は私にもう一度練習をするよう求めた。

要求するというのは、何かを「◯◯から要求する」ことなので後ろに離格[-ltA]を伴う、

というのは理屈では納得できるのですが、やはり「◯◯に要求する」いう日本語からの連想で向格[-lle]などの格を考えてしまいがちです。

これはフィンランド語ではよくあることなので、当面は一つ一つの動詞の語法を確認していくしかありません。

いずれ、*Opettaja vaatii oppilaille liian paljon. みたいな文に不自然さを感じることができれば、多少はフィンランド語の感覚が身についてきたと言えるのかなと思います。

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