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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.323 − 幸福のかたち

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フィンランド語で「成功する」は onnistua(オンニストゥア)、「お祝いを言う」は onnitella(オンニテッラ)。

フィン
onnistua succeed 成功する
onnitella congratulate お祝いを言う

 

この二つの単語はよく似ているので、いつも混同してしまいます。

Onnistuin vain suututtamaan hänet.
(I only succeeded in making him angry.)

Hän onnitteli itseään hyvästä onnestaan.
(He congratulated himself on his good luck.)

「MOT Finnish-English」

この onnistua と onnitella のもとになっているのは「幸福」を意味する onni という単語。

その他の派生語を辞書から拾ってみました。

フィン
onneksi fortunately 幸いにも
onnellinen happy 幸せな
onnetoivotus congratulation お祝い
onneton unhappy 不幸な
onnettomuus misfortune, accident 不運、事故
onni happiness, luck 幸福、幸運

 

onneton や onnettomuus のように否定的な単語もあるものの、基本的にはおめでたい単語のグループ。

ぜひ上手に使いこなせるようになりたいものです。

 
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フィンランド語学習記 vol.322 − 私は7時に起きます

photo credit:  via photopin (license)

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Minä herään seitsemältä.(私は7時に起きます)。
*herätä(起きる)、seitsemän(7)

フィンランド語で「私は7時に起きます」と言うとき、「7時に」の部分は離格という形で表します。

[主格]seitsemän
[離格]seitsemältä

フィンランド語の離格というのは、もともと「〜の表面から」という意味。

以前に習った例文では次のように使われていました。

Kissa hyppää pois pöydältä.(ネコはテーブルの上からジャンプする。)
*hypätä(ジャンプする)、pöytä(テーブル)

この離格を使って「7時に」と表現するのはやや不思議な感覚。

しかしフィンランド語の時間表現にはこのような例がたくさんあるということが次第にわかってきました。

いずれにしてもこの離格の形をささっと作れるようにしておかないと、何時に起きるのかということすら表現できません。1〜12の数字についておさらいしておきましょう。

主格 離格
1 yksi yhdeltä
2 kaksi kahdelta
3 kolme kolmelta
4 neljä neljaltä
5 viisi viideltä
6 kuusi kuudelta
7 seitsemän seitsemältä
8 kahdeksan kahdeksalta
9 yhdeksän yhdeksältä
10 kymmenen kymmeneltä
11 yksitoista yhdeltätoista
12 kaksitoista kahdeltatoista

 

こうしてみると、ちょっと複雑な形もあります。

なおこれらの形がすぐに出て来ない時には、

Minä herään kello seitsemän.(私は7時に起きます。)
*kello(時計、時刻)

このように kello+主格で表現することもできるとのこと。

ただフィンランドの人が普段よく使うのは離格を使った表現のようなので、そちらをきっちり使えるようにしておきたいものです。

フィンランド語学習記 vol.321 − たくさんの時刻、少しの時刻

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フィンランド語で「たくさん」は paljon(パルヨン)、「少し」は vähän(ヴァハン)。

英語で言えば much や little に当たる単語です。

フィン
paljon much たくさん
vähän little 少し

 

フィンランド語ではこの paljon と vähän という単語を使って、次のように時刻を表現することができます。

Kello on jo paljon.(時刻はもう遅い。)

Kello on vielä vähän.(時刻はまだ早い。)

*jo(もう)、paljon(たくさん)、vielä(まだ)、vähän(少し)

『フィンランド語文法ハンドブック』P.169

この表現を見たときに思ったのは、時刻を「たくさん」や「少し」と表現するのは、デジタル時計の感覚なのかなということ。

アナログ時計のように針がくるくる回っているだけなら、たくさん/少しという感覚はありませんが、デジタル時計のように0:00から23:59までカウントされると、たくさん/少しという感覚につながるのではないかと。

とはいえ、このような表現がデジタル時計誕生以降に生まれたということはないでしょうから、この仮説はおそらく間違っているのでしょう。

それはそれとして、こういう表現に接するといかにも外国語だなあという感覚がありますし、時間というものの本質についていろいろ考えされたりもします。

 

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フィンランド語学習記 vol.320 − 4時には家へ戻る

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フィンランド語の変格[-ksi]は「〜に変わる」と言いたいときの「〜に」に当たる格。

Kesä muuttuu syksyksi.(夏が秋に変わる。)
*kesä(夏)、muuttua(変わる)、syksy(秋)

上の文では、syksyksi の部分が変格の形になっています。

[主格]syksy(秋)
[変格]syksyksi(秋に)

そんな変格は、変格という名前からは思いもよらないような意味を表すことも。

変格は「〜までには」といった意味を表すことがあります。

Tulen kotiin neljäksi. 私は4時には家へ戻る。

『フィンランド語文法ハンドブック』P.204-205

これは英語なら、

I’ll come home by 4.

となるところ。by に当たる部分を変格で表わしています。

この時間表現においてなぜ変格を使うのかはよくわからず。

何かもっともな理由があるのかもしれませんが。。。フィンランド語の奥深い点の一つです。

 

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フィンランド語学習記 vol.319 − 探偵小説とクロスワードパズル

フィンランド語教室で使っているテキスト『suomea suomeksi』に出てくる登場人物の一人にリーサ(Liisa)というキャラクターがいます。

写真のモデルとして世界中を回っているのに大の飛行機嫌いであったり、なかなか面白いキャラクターなのですが、

テキストも終わり近くの第26課で、そんなリーサの意外な趣味が明らかになりました。

Hän harrastaa erikoisesti salapoliisiromaaneja.(彼女は特に探偵小説を趣味にしています。)
*harrastaa(関心を持つ、趣味にする)、erikoisesti(特に)、salapoliisiromaani(探偵小説)

salapoliisiromaani の sala は「秘密」、poliisi は「警官」、romaani は「小説」の意味。

「秘密+警官」=「探偵」というのは、おもしろい組み合わせ。

フィンランド語らしい長い複合語になっています。

もう一つの趣味はこちら。

Liisa harrastaa myös ristisanatehtäviä.(リーサはクロスワードパズルも趣味にしています。)
*myös(〜もまた)、ristisanatehtävä(クロスワードパズル)

ristisanatehtäviä の risti は「十字」、sana は「単語」、tehtävä は「仕事」の意味。

「十字+単語」=「クロスワード」というのは、一瞬??と思うものの、考えてみると英語と同じ組み合わせ。

こちらもフィンランド語らしい長い複合語になっています。

それにしても探偵小説やクロスワードパズルが好きというのは、なかなか渋い趣味ですね。

そんなリーサのこれからの活躍に期待したいと思います。

フィンランド語学習記 vol.318 − 複数分格の作り方(4)

一昨々日・一昨日・昨日のエントリーの続きです。

フィンランド語学習記 vol.315 − 複数分格の作り方(1)

フィンランド語学習記 vol.316 − 複数分格の作り方(2)

フィンランド語学習記 vol.317 − 複数分格の作り方(3)

今回は以下の表現を複数分格の形に直してみます。

uusi kone(新しい機械)
vieras maa(外国)

 

uusi kone(新しい機械)

uusi kone 1ー1)uusi → 複数語幹を求める(=そのまま)
*いきなり複数語幹を作れるので、手順(4)へ飛ぶ。理由は後述。
1ー2)kone → 単数語幹を求める

uusi konee
uusi konee 2)konee → 複数の印[i]を置く uusi koneei
uusi koneei 3)koneei → [i]の前に長母音が来るときは、[ee → e]のように短くなる uusi konei
uusi konei 4ー1)uusi → 単数語幹が1つの母音で終わるときには、分格語尾[-a/-ä]を付ける
4ー2)konei → 単数語幹が2つの母音で終わるときには、分格語尾[-ta/-tä]を付ける
uusia koneita

 

uusi のように、単数語幹を求める際、語末の[si]が[te]に変化する単語は、辞書形がそのまま複数語幹になります。

uusi
[単数語幹]uute
[複数語幹]uusi

よって複数分格を作りたいときには、辞書形に[-a/-ä]を付けるだけで出来上がり。

 

vieras maa(外国)

vieras maa 1ー1)vieras → 単数語幹を求める
1ー2)maa → 単数語幹を求める(=そのまま)

vieraa maa
vieraa maa 2)複数の印[i]を置く vieraai maai
vieraai maai 3) [i]の前に長母音が来るときは、[aa → a]のように短くなる vierai mai
vierai mai 4)単数語幹が2つの母音で終わるときには、分格語尾[-ta/-tä]を付ける vieraita maita

 

vieras のように子音で終わっている単語は、単数分格と複数分格の作り方がかなり異なるので注意が必要。

単数分格を作るときには、単数語幹は用いず、そのまま[-ta/-tä]を付けます。

vieras
→[単数分格]vierasta

複数分格を作るときには、複数語幹に[-ta/-tä]を付けます。

[複数語幹]vierai
→[複数分格]vieraita

つまり複数分格を作るときには、いったん単数語幹(vieraa)を経由して、複数語幹(vierai)を求める必要がありますが、単数分格を作るときには単数語幹(vieraa)について考える必要はありません。

これは少々複雑。

いずれにしても慣れてしまえば単数語幹を経由する必要はないのかもしれませんが、まずは丁寧に見ていった方がよさそうです。

 

まとめ

以上、全4回に渡って、複数分格の作り方をまとめてみました。

<扱った表現一覧>

  1. iso talo(大きな家)
  2. kesy karhu(おとなしい熊)
  3. oma kuva(自分の絵)
  4. vanha laiva(古い船)
  5. pitkä pöytä(長いテーブル)
  6. pieni saari(小さい島)
  7. siisti baari(きれいなバー)
  8. mukava satama(気持ちのよい港)
  9. ikävä elämä(寂しい人生)
  10. pimeä kahvila(暗い喫茶店)
  11. uusi kone(新しい機械)
  12. vieras maa(外国)
とりあえずこれだけのパターンが頭に入っていれば、新しい単語が出てきても「あのパターンと同じだ」と頭の中で照らし合わせて、すぐに複数分格の形を作ることができるのではないでしょうか。

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