cialis viagra online accutane

フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.782 − ヘイノ・カスキ(2)

昨日に続いてフィンランドの作曲家ヘイノ・カスキに関する文章を読んでいきます。

Pianominiatyyreista kenties tunnetuin on toivekonserttien suosikki Yö meren rannalla. Hän sävelsi myös sinfonian h-molli op. 16 vuonna 1919. Säveltäjä itse piti tätä teosta pääteoksenaan. Muita Kasken sävellyksiä ovat muun muassa viulu- (1920), sello- (1923) ja huilusonaatit (1937). Hän sävelsi yli sata yksinlaulua sekä yli sata pianokappaletta.

ピアノ小品のうち、おそらく最もよく知られているのは toivekonsertti で好まれる「夜の海辺にて」である。彼は1919年に「交響曲ロ短調」も作曲した。彼自身はこの作品を代表作とみなしていた。その他のカスキの曲には例えばヴァイオリン・ソナタ(1920)、チェロ・ソナタ(1923)、フルート・ソナタ(1937)がある。彼は100以上の歌曲と100以上のピアノ小品を作曲した。

Heino Kaski – Wikipedia

フィン
miniatyyri miniature ミニチュア
kenties possibly おそらく
tunnettu famous よく知られた、有名な
suosikki favorite お気に入り
pääteos main work 主要作品
muun muassa among other things 例えば
viulu violin バイオリン
sello cello チェロ
huilu flute フルート

 

toivekonsertti

Pianominiatyyreista kenties tunnetuin on toivekonserttien suosikki Yö meren rannalla.

ピアノ小品のうち、おそらく最も有名なのは toivekonsertti で好まれる「夜の海辺にて」である。

ここに出てくる toivekonsertti の意味がよくわかりませんでした。

toive は「希望」、konsertti は「コンサート」の意味ですが、toivekonsertti(希望コンサート?)というのは何のことなのでしょう?

 

ひとこと

手元にある舘野泉さんのCD『夜の海辺にて~カスキ作品集』には今回の文章に出てくる作品のうち「Yö meren rannalla(夜の海辺にて)」と「Huilusonaatti(フルート・ソナタ)」が収録されています。久しぶりに聞いてみると、しみじみと素敵な作品だなと思います。

 

夜の海辺にて~カスキ:作品集
舘野泉
ダブリューイーエー・ジャパン (1999-03-10)
売り上げランキング: 2,147

フィンランド語学習記 vol.781 − ヘイノ・カスキ(1)

フィンランドの作曲家に関する本を読んでみたいと思っているのですが、フィンランド語の本を一冊読み通すのはまだまだ難しそう。

そんな現在の語学力でも比較的気軽に読めるのがフィンランド語版 Wikipedia の記事です。

今回から数回に分けて、フィンランドの作曲家ヘイノ・カスキに関する文章を読んでみたいと思います。

Heino Wilhelm Daniel Kaski (21. kesäkuuta 1885 Pielisjärvi – 20. syyskuuta 1957 Helsinki) oli suomalainen säveltäjä ja pianisti. Säveltäjänä Kaski keskittyi pääasiassa pienimuotoisiin pianokappaleisiin ja lauluihin. Tyylillisesti hän edustaa kansallisromantiikkaa.

ヘイノ・ヴィルヘルム・ダニエル・カスキ(1885年6月21日 ピエリスヤルヴィ− 1957年9月20日 ヘルシンキ)はフィンランドの作曲家、ピアニストである。作曲家としてカスキは主にピアノの小品や歌曲に専念した。様式的には彼はナショナル・ロマンティシズムを代表する。

Heino Kaski – Wikipedia

フィン
säveltäjä composer 作曲家
keskittyä concentrate on 集中する、専念する
pääasiassa mainly 主に
pienimuotoinen small-scale 小規模の
laulu song
tyylillisesti stylistically 様式的には
edustaa represent 代表する
kansallisromantiikka national romanticism ナショナル・ロマンティシズム

 

säveltäjä

Heino Wilhelm Daniel Kaski (21. kesäkuuta 1885 Pielisjärvi – 20. syyskuuta 1957 Helsinki) oli suomalainen säveltäjä ja pianisti.

ヘイノ・ヴィルヘルム・ダニエル・カスキ(1885年6月21日 ピエリスヤルヴィ− 1957年9月20日 ヘルシンキ)はフィンランドの作曲家、ピアニストである。

säveltäjä は「作曲家」の意味。「作曲する」を意味する動詞 säveltää に「〜する人」を意味する接尾辞[-jA]を付けた単語です。

säveltää

作曲する

Sibelius sävelsi “Finlandian” vuonna 1899.
シベリウスは『フィンランディア』を1899年に作曲した。

「パスポート初級フィンランド語辞典」

 

ひとこと

カスキの同時代人にはフィンランドで最も高名な作曲家シベリウスがいました。シベリウスは1865年生まれなので、カスキより20歳年上ということになります。

続きは明日のエントリーにて。

 

パスポート初級フィンランド語辞典
吉田 欣吾
白水社
売り上げランキング: 79,636

フィンランド語学習記 vol.780 − エチオピアの植林

夏が来るたびに地球温暖化が話題に上るここ数年。

暗い未来を想像させるようなニュースが多い中、フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」にアフリカのエチオピアで行われている大規模な植林の話題が出ていました。

Etiopialaiset istuttavat puita

Afrikassa, Etiopiassa on istutettu paljon puita. Etiopialaiset istuttivat maanantaina 350 miljoonaa puuta yhden päivän aikana.

Etiopia aikoo istuttaa yhteensä 4 miljardia puuta puolessa vuodessa. Etiopia haluaa estää sen, että metsät katoavat ja tilalle tulee aavikkoa, jossa ei kasva mitään.

エチオピア人は木を植える

アフリカのエチオピアで多くの木が植えられている。エチオピア人は月曜日に一日で3億5千万本の木を植えた。

エチオピアは半年で計40億本の木を植えるつもりだ。 エチオピアは森が消え、その場所が何も育たない砂漠になることを防ぎたい。

Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

フィン
istuttaa plant (苗などを)植える
estää prevent 妨げる
kadota disappear 消える
tila space 場所、スペース
aavikko desert 砂漠

 

istuttaa

Etiopialaiset istuttavat puita

エチオピア人は木を植える。

istuttaa は「座る」を意味する動詞 istua の他動詞の形。

「座らせる」という意味もありますが、「(苗などを)植える」という意味もあるんですね。

植える=座らせるというのは面白い感覚です。

 

ひとこと

3億5千万本とか40億本というのは途方も無い数字。 最初は読み間違えているのかな?と思ったのですが、そういう訳でもなさそうです。

未来へのささやかな希望を感じ取れるような、こういったニュースももっと報じてもらいたいと思います。

フィンランド語学習記 vol.779 − 分詞ボックス

このところ、フィンランド語の勉強の一環としてよくこんなボックスを埋めています。

能動 受動
現在分詞
過去分詞

 

動詞の一覧プリントを見ながら、動詞を「能動現在分詞」「受動現在分詞」「能動過去分詞」「受動過去分詞」の4つに活用する練習です。

実際にいくつかの動詞を活用してみましょう。

 

タイプ1 lukea(読む)

能動 受動
現在分詞 lukeva luettava
過去分詞 lukenut luettu

 

タイプ1 kirjoittaa(書く)

能動 受動
現在分詞 kirjoittava kirjoitettava
過去分詞 kirjoittanut kirjoitettu

 

タイプ1の動詞では、能動分詞は強形、受動分詞は弱形の語幹を用います。

一度パターンを覚えてしまえば案外簡単です。

 

タイプ2 syödä(食べる)

能動 受動
現在分詞 syövä syötävä
過去分詞 syönyt syöty

 

簡単そうでよく間違ってしまうのがタイプ2の動詞。

つい受動現在分詞を syöttävä のような形にしてしまいます。

 

タイプ3 opiskella(学習する)

能動 受動
現在分詞 opiskeleva opiskeltava
過去分詞 opiskellut opiskeltu

 

タイプ3 mennä(行く)

能動 受動
現在分詞 menevä mentävä
過去分詞 mennyt menty

 

タイプ3の動詞はどういうわけか能動現在分詞の形がぱっと出てきません。

なぜか受動現在分詞とごっちゃになってしまうんですよね。

 

タイプ4 tavata(会う)

能動 受動
現在分詞 tapaava tavattava
過去分詞 tavannut tavattu

 

tavata の場合[p ← v]の逆転を伴うのが能動現在分詞のみというのが紛らわしいところ。

ただこのパターンは tavata, luvata を押さえておけば何とかなるようです。

 

ひとこと

この4種類をきちんと作れるようになっておくと色々と応用できるような気がします。

フィンランド語学習記 vol.778 − 分数の作り方

今回はフィンランド語における分数の作り方についてまとめておきたいと思います。

 

2分の1

フィン
puoli half 2分の1

 

2分の1は puoli。これはそのまま覚えましょう。

 

3分の1

フィン
kolmannes one third 3分の1

 

フィンランド語では序数に[-s]を付けると分数を表すことができます。

ただ単に[-s]を付ければよい訳ではないのが難しいところ。

[-s]を付ける際に一旦語幹(弱形)を経由する必要があります。

序数 語幹(弱形) ◯分の1
3 kolmas kolmanne kolmennes
4 neljäs neljänne neljännes
5 viides viidenne viidennes
6 kuudes kuudenne kuudennes
7 seitsemäs seitsemänne seitsemännes
8 kahdeksas kahdeksanne kahdeksannes
9 yhdeksäs yhdeksänne yhdeksännes
10 kymmenes kymmenenne kymmenennes

 

3分の2

フィン
kaksi kolmannesta two thirds 3分の2

 

kolmannesta はさきほど「3分の1」で作った kolmannes の分格の形。

ややこしいようですが、子音で終わる単語の分格は[-tA]を付けて作るという原則を思い出せば大丈夫です。

序数 語幹 ◯分の1 ◯分の2
3 kolmas kolmanne kolmennes kaksi kolmannesta
4 neljäs neljänne neljännes kaksi neljännestä
5 viides viidenne viidennes kaksi viidennestä
6 kuudes kuudenne kuudennes kaksi kuudennesta
7 seitsemäs seitsemänne seitsemännes kaksi seitsemännestä
8 kahdeksas kahdeksanne kahdeksannes kaksi kahdeksannesta
9 yhdeksäs yhdeksänne yhdeksännes kaksi yhdeksännestä
10 kymmenes kymmenenne kymmenennes kaksi kymmenennestä

 

もう一つの作り方

フィン
kolmasosa one third 3分の1
kaksi kolmasosaa two thirds 3分の2

 

フィンランド語では序数に「部分」を意味する名詞 osa を付けても分数を表すことができます。

こちらは語幹を経由せず、そのまま osa を付けるので、さきほどの作り方より簡単。

こちら一択でも良いような気がしますが、そういう訳にはいかないのでしょうか。。。

 

まとめ

以上、今回はフィンランドの分数の作り方をまとめてみました。

実は今回作った kaksi kolmannesta や kaksi kolmasosaa という形がさらに格変化するという続きもあるのですが、そこまで追いかけると表にまとめきれないので今回はここまで。

いつものように底なしの格変化の世界が広がっています。

フィンランド語学習記 vol.777 − イギリスの新首相

イギリスの新首相に前外相のボリス・ジョンソンが選ばれたとのニュースが入ってきました。

もちろんフィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」でもこのニュースが報じられています。

Boris Johnsonista tulee Britannian pääministeri

Britanniassa konservatiivipuolue on saanut uuden johtajan. Hän on entinen ulkoministeri ja Lontoon pormestari Boris Johnson.

Johnsonista tulee myös pääministeri. Hän on luvannut saattaa britit ulos EU:sta lokakuun lopussa vaikka ilman sopimusta.

Johnson sai kaksi kolmasosaa puolueen jäsenten äänistä. Hän voitti vastaehdokas Jeremy Huntin selvästi.

Johnson nimitetään pääministeriksi virallisesti keskiviikkona. Sitä ennen nykyinen pääministeri Theresa May esittää eronpyynnön kuningatar Elisabeth II:lle.

Väistyvä Theresa May onnitteli Johnsonia sosiaalisessa mediassa.

ボリス・ジョンソンがイギリスの首相になる

イギリスの保守党は新しいリーダーを得た。彼は前外務大臣でロンドン市長であったボリス・ジョンソンである。

ジョンソンは首相にもなる。彼は10月の終わりに合意なしでもイギリスをEUから離脱させることを約束した。

ジョンソンは党メンバーの投票で3分の2を獲得した。彼は対立候補のジェレミー・ハントに明確に勝利した。

ジョンソンは水曜日に公式に首相に指名される。それに先立って、現首相のテリーザ・メイは女王エリザベス2世に辞職願いを提出する。

退任するテリーザ・メイはソーシャルメディアでジョンソンに祝いの言葉を述べた。

Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

フィン
entinen former 以前の
pormestari mayor 市長
saattaa ulos see off 見送る
sopimus agreement 約束、合意
jäsen member 会員
vastaehdokas rival candidate 対立候補
selvästi clearly 明らかに、明確に
nimittää appoint, nominate 任命する、指名する
virallisesti officially 公式に
pyyntö request 依頼、お願い
väistyä give way to 退く

 

kaksi kolmasosa

Johnson sai kaksi kolmasosaa puolueen jäsenten äänistä.

ジョンソンは党メンバーの投票で3分の2を獲得した。

最初記事を読んだときはこの kaksi kolmasosaa の意味がわからず。ただ文脈から何となく3分の2という意味なのかと思い、調べてみると当たっていました。

kolmasosa は「3」を意味する数詞 kolme の序数 kolmas と「部分」を意味する名詞 osa から成っています。

フィンランド語の分数の作り方はかなり複雑なので明日のエントリーで改めてまとめてみたいと思います。

 

ひとこと

選ばれるべくして選ばれたという印象の新首相。迷えるイギリスに光をもたらすことはできるのでしょうか?

cialis viagra online accutane