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「ぞろ目」は英語で何と言う?

予定のない休日。二度寝をしてしまい、ふと枕元の時計を見ると11時11分。

ぞろめ[ぞろ目](名)

〔俗〕

①二個のさいころをふって、同じ数が出ること。

②〔競馬などの連勝式で〕同じわくの馬や選手が一、二着になること。

「ーが当たった」

③同じ数字がつづくこと。

「四けたのー(番号)」

「三省堂国語辞典 第七版」

二度寝の罪悪感の中で思ったのは、この「ぞろ目」は英語で何と言うのだろう?ということ。

起きて調べてみると、手持ちの和英辞書には次のように出ていました。

ぞろめ ぞろ目

a double.

•(さいころで)2のぞろ目を出す
throw a double of 2.

「ウィズダム和英辞典 第2版」

double は「さいころのぞろ目」の意味。

それではデジタル時計の11時11分のような数字の並びを表す英語表現はあるのでしょうか?

探してみると、次のような単語が見つかりました。

repdigit (plural repdigits)

(recreational mathematics) A number composed of one or more occurrences of one specific digit.

「Wiktionary」

repdigit は「同じ数字の繰り返し」の意味。

ただこの単語はリーダーズやランダムハウスのような紙の辞書には出ていません。ということは日本語のぞろ目ほど一般的な表現ではないのでしょう。

さいころのぞろ目については、こんな表現も見つかりました。

snake eyes pl (plural only)

(gambling, dice games, idiomatic) two ones, after rolling two dice.

「Wiktionary」

snake eyes は「1のぞろ目」の意味。

さいころの1が二つ並んでいる様子を蛇の目に例えているんですね。

言語によって表現は変わるものの、同じ数字の並びに何か特別なものを感じてしまうという現象は万国共通のものなのかもしれません。

 
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フィンランド語学習記 vol.642 − Kustaa Vaasa(3)

きのうに続いて、Mauri Kunnas の『Koirämäen Suomen historia』より、スウェーデン王グスタフ1世のページを見ていきます。

Veronkanto uusittiin. Kaikki valtakunnan talot, myös muuan Koiramäki, kirjattiin vero-luetteloihin. Isännät joutuivat maksamaan veroa lehmistään ja pelloistaan. Näistä luetteloista on paljon iloa nykyajan suku- ja historiantutkijoille.

Kustaa Vaasa perusti Helsingin kilpailijaksi rikkaalle Räävelille. Rauman, Ulvilan, Tammisaaren ja Porvoon kauppiaita ja porvareita määrättiin muuttamaan Helsinkiin, mutta eihän siellä kukaan viihtynyt. Helsinki jäi pitkäksi aikaa pieneksi kyläpahaseksi.

徴税方法が一新された。コイラマキを含む王国の全ての家は徴税リストに記録された。農場所有者は牛や畑に税金を払わなければならなかった。これらの徴税リストは現代の家系・歴史研究者にとって興味のあるものになっている。

グスタフ1世は裕福なタリンに対抗してヘルシンキを建設した。ラウマ、ウルヴィラ、タンミサーリ、ポルヴォーの商人や資産家はヘルシンキに移住するよう命令された。しかしそこでは誰も快適に過ごしてはいなかった。ヘルシンキは長い間、小さな町のままだった。

フィン
veronkanto tax collection 徴税
uusia renew 一新する
kirjata register 記録する
luettelo list リスト
isäntä master, householder 農場所有者
lehmä cow 雌牛
pelto field
ilo joy 喜び
nykyaika present, modern age 現在、現代
tutkija researcher 研究者
perustaa found 設立する
kilpailija competitor ライバル
Rääveli Tallinn タリン(旧名)
kauppias merchant 商人
porvari capitalist 資産家
määrätä order 命令する
viihtyä enjoy oneself 快適である
kyläpahanen one-horse town 小さな町

 

ヘルシンキとタリン

「へえー」と思ったのがこちらの一文。

Kustaa Vaasa perusti Helsingin kilpailijaksi rikkaalle Räävelille.

グスタフ1世は裕福なタリンに対抗してヘルシンキを建設した。

フィンランド湾を挟んで向かい合うフィンランドの首都ヘルシンキとエストニアの首都タリン。もともとはタリンが先に栄えていて、ヘルシンキはそれに対抗するために建設された街だったんですね。両者にそんな歴史があったとは知りませんでした。

そしてこのページの主人公グスタフ1世がヘルシンキを建設した人だということも初めて知りました。フィンランドの歴史を紹介する絵本で最初にグスタフ1世が登場したのにはそんな理由があったんですね。

フィンランド語学習記 vol.641 − Kustaa Vaasa(2)

きのうに続いて Mauri Kunnas の『Koirämäen Suomen historia』より、スウェーデン王グスタフ1世のページを見ていきます。

Kirkkojen varat otettiin valtakunnan käyttöön, Kustaa Vaasalla kun oli isot velat. Koiramäenkin kirkko joutui luovuttamaan suurimman kellonsa kruunulle. Sota Tanskaa vastaan oli tullut kalliiksi, ja Ruotsi ja Venäjäkin sotivat lakkaamatta. Syrjäseudulle, Venäjän ja Ruotsin raja-alueelle Savoon oli muuttanut uutta väkeä, eikä se tietenkään venäläisiä miellyttänyt.

グスタフ1世には多大な負債があったので、教会の財産は王国が利用できることになった。コイラマキの教会は最も大きな鐘を王に引き渡さなければならなかった。デンマークとの戦争には高額の戦費がかかり、スウェーデンとロシアは終わることのない戦争をしていた。周辺部では、ロシアとスウェーデンの境界のサヴォに新しい人々が入ってきた。ロシアの人々はもちろんそれを喜ばなかった。
フィン
varat funds 金、財産
valtakunta kingdom 王国
ottaa käyttöön put into use 使用される
velka debt 負債、借金
joutua +mAAn be forced to do 〜することを強いられる
luovuttaa hand over 引き渡す
kruunu crown 王冠、王位
sotia wage war 戦争する
lakata cease 終わる
syrjäseutu periphery 周辺
seutu area, region 地方
raja border 境界
väki people 人々
miellyttää please 嬉しがらせる

 

kello

今回取り上げたいのはこの一文。

Koiramäenkin kirkko joutui luovuttamaan suurimman kellonsa kruunulle.

コイラマキの教会は最も大きな鐘を王に引き渡さなければならなかった。

最初この中の kello を当たり前のように「時計」と訳してしまったのですが、この時代に時計なんてある?と思い直して調べてみると kello には「鐘」の意味もあることがわかりました。

馴染みのある単語でも改めて辞書を確認することは大切だなと思いました。

続きは明日のエントリーにて。

フィンランド語学習記 vol.640 − Kustaa Vaasa(1)

booky.fi のオンライン通販で、Mauri Kunnas の『Koirämäen Suomen historia』を購入しました。

タイトルのとおりフィンランドの歴史に関する絵本で、Kunnas の他の作品と同様、登場人物はみな犬になっています。

子供向けの絵本とはいえ、実際に読み始めてみると今の自分の語学力ではなかなか大変。このブログでよく記事を取り上げている Yle Uutiset selkosuomeksi より読むのに時間がかかります。

ただ時間制限がある訳でもないので、ゆるゆると読み進めて行くことにしました。

まずは以前のフィンランド語教室でも少し読んだスウェーデン王グスタフ1世に関するページを開いてみます。

1523-1560

Kustaa Vaasa

Kustaa Vaasa oli Ruotsin kuningas.
Hän oli vahva hallitsija.

Ruotsi oli ollut katolinen maa niin kuin muutkin Euroopan maat, mutta valtaan päästyään Kustaa muutti maansa luterilaiseksi. Uskontoa enemmän häntä kuitenkin kiinnosti kirkkojen ja luostareiden omaisuus.

グスタフ1世

グスタフ1世はスウェーデンの王だ。
彼は強い支配者だった。

スウェーデンは他のヨーロッパの国と同じようにカトリックの国だったが、権力を握ったあと、グスタフは彼の国をルター派に変えた。しかし彼は宗教よりも教会や修道院の財産に興味を持っていた。

フィン
kuningas king
vahva strong 強い
hallitsija ruler 支配者
katolinen Catholic カトリックの
luostari cloister 修道院
omaisuus properties 財産、所有地

 

比較級

最初うまく訳せなかったのがこの一文。

Uskontoa enemmän häntä kuitenkin kiinnosti kirkkojen ja luostareiden omaisuus.

しかし彼は宗教よりも教会や修道院の財産に興味を持っていた。

uskontoa enemmän の部分が比較表現であることに気付かず、かなりの時間考え込んでしまいました。

uskontoa enemmän
= enemmän kuin uskonto

フィンランド語には、比較対象を分格の形にして比較級(enemmän)の前に置くという用法があります。

比較の対象は kuin を使わずに表現されることもあります。その場合には分格にして、多くの場合は比較級の前に置きます。

Äitini on minua lyhyempi. 私の母は私よりも背が低い(lyhyt)。

「フィンランド語文法ハンドブック」P.217

最初この形に気付かず、「より多くの宗教が教会や修道院の財産に興味を持っていた」 と訳してしまい、häntä が何を指しているのかわからない状況に。

たった一つの段落でかなりのエネルギーを使ってしまいました。

続きは明日のエントリーにて。

 

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湯湯婆と湯婆

国語辞典をパラパラと眺めていたら、こんな項目を見つけました。

ゆたんぽ【湯湯婆】

〘名〙 (「たんぽ」に、さらに「湯」を重ねたもの。「たん」 「ぽ」は、それぞれ「湯」 「婆」の唐宋音) 保温のために温湯を入れる、金属製または陶製の容器。蒲団の中に入れて用いる。…

「精選版 日本国語大辞典」

なるほど。「ゆたんぽ」は漢字で「湯湯婆」と書くんですね。

ゆたんぽ=「たんぽ」に、さらに「湯」を重ねたもの

ということは、ゆたんぽの他にたんぽという言葉もあるのでしょうか?

調べてみると見つかりました。

たんぽ【湯婆】

〘名〙 (「たん」 「ぽ」はそれぞれ「湯」 「婆」の唐宋音)

①金属または陶器などで作り、中に湯を入れて、腰や足などをあたためるのに用いる器。ゆたんぽ。…

「精選版 日本国語大辞典」

それでは、湯湯婆と湯婆に何か違いはあるのでしょうか?

語源由来辞典によれば、たんぽという言葉が日本語に入ってきたときに、それだけだと意味が通じなかったので「湯」を付け足したとのこと。

ゆ(湯)+たんぽ(湯婆)=ゆたんぽ(湯湯婆)

となり、結果として湯の文字が重なってしまったということなのでしょう。

なかなか面白い成り立ちですね。

 
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山歩きのきろく(3)− 秋晴れの木曽駒ヶ岳[2018.10]

平日の連休があったので、中央アルプスの木曽駒ヶ岳に登って来ました。

木曽駒ヶ岳は中央アルプスの最高峰(2,956m)。ただしロープウェイで2,612m地点の千畳敷駅まで上がることができるので、そこから4時間程度で山頂まで往復できます。

 

木曽駒ヶ岳への行き方

ベースになるのは長野県の駒ヶ根市。今回は高速バスを利用することにしました。

バスタ新宿から約1時間ごとにバスが出ています。片道約4時間。

往復の高速バスと路線バスとロープウェイのセット券(10,000円)があったので、今回はそちらを購入。

首都圏から日帰りすることも不可能ではないですが、余裕を持って行きたかったので、駒ヶ根市内のビジネスホテルに前泊し、翌朝から登ることにしました。

 

当日

駒ヶ根駅前を7時半に出発する路線バスに乗車。駒ヶ岳ロープウェーの始点であるしらび平駅を目指します。所要時間は約45分。

駅前から乗ったのは自分を含めて3人くらいでしたが、途中の菅の台バスセンター(大きな駐車場がある)でたくさん人が乗り込んできて満員に。

立って乗ろうとしていた人もいましたが、運転手さんに「立ち乗りは禁止です!」と言われて、すごすごと降りていました。ただしすぐに臨時バスが来るとのこと。人気の観光地だけあって、臨機応変に対応しているようです。

立ち乗り禁止の理由はすぐにわかりました。バスセンターからロープウェイ駅へ向かう山道はかなりのつづら折り。曲がるたびに体が左右に投げ出されそうになります。運転手さんのハンドルの切り方はもはや職人芸の域。でも一歩間違えたら、、、と思うとちょっと怖い気持ちも。

30分ほどつづら折りを登り、しらび平駅に到着。ここでロープウェーに乗り換えます。基本的には30分間隔の運行ですが、臨時バスが出るくらい人が多かったのでロープウェーも増便されていました。

ロープウェーは7分半で一気に2,612mの千畳敷駅へ。ここには何とホテルがあります。

ホテル千畳敷 | 中央アルプス 駒ヶ岳ロープウェイ

新緑や紅葉の季節はもちろん、冬に泊まって一面の雪景色を見るというのもよさそうですね。

それではさっそく出発。。。の前に併設のカフェで30分ほどゆっくりすることに。

昔、アメリカのロッキー山脈で高山病になった経験があって、高所に弱いと自覚していたので念のため高所に体を慣らせておく目的です。コーヒーときのこのスープをいただきました。

9時半に出発。建物を一歩出ると千畳敷カールの雄大な景色が広がっていました。

カール(名)〔ド Kar〕

〘地〙氷河にけずり取られてできた、山の間の、半円形のくぼ地。圏谷。〔日本では、日高山脈などに見られる〕

「三省堂国語辞典 第七版」

本格的な紅葉まではもう少しというところ。ただ空の色がすごい。塗装したような青で雲ひとつありません。

そんな空を見上げながら遊歩道を歩いていくと登山道の入口に到着。

ここから中間地点の乗越浄土(のっこしじょうど)へ向かう岩の道を登ります。この時はまだ知りませんでしたが、駒ヶ岳への登山道においてはこの登りがハイライト。もっとも厳しい道だと思います。

振り向くと、さきほど出発したばかりの千畳敷駅があっという間に小さくなっていました。

なるべく息を切らさないように、前の人のペースに合わせてゆっくりゆっくり登って行きます。1時間ほどで乗越浄土へ到着。

ここで持ってきたチョコレートを食べながら休憩。

その後、2,925mの中岳へ向かいます。このルートは比較的楽であっという間に到着。

ここでようやく目的地の駒ヶ岳が見えました。「ついに見えた!」という嬉しい気持ちと「一旦下るの?」という悲しい気持ちが半々でしょうか。

とにもかくにも一旦下って、駒ヶ岳山頂へ向けて登り返し。目の前に目的地が見えていると、つい歩くペースが速くなってしまいます。

無心で歩を進めていると、ほどなく山頂へ到着。 時刻はまだ11時半。休憩も含めて、千畳敷駅から2時間ほどの道のりでした。

山頂には神社がありました。

山頂からは甲斐駒ヶ岳や北岳といった南アルプスの主峰だけでなく、遠くに台形の富士山も見えました。

水墨画のような山容を楽しみながらヤマザキのアップルパイをいただきます。もう少しまともな昼食を持ってくればよかったのですが。。。

コッヘルとシングルバーナーでラーメンを作っている人を見てうらやましくなったので、次こそは自分も!と決意しました。

その後しばらくぼんやりした後、12時頃に下山開始。下りは浮石を踏まないように気を遣います。

さくさく降りて13時過ぎには千畳敷カールに戻ってきました。

最後に遊歩道をぐるっと回って千畳敷カールとの別れを惜しみます。

下山後は南信州ビール直営レストラン味わい工房へ。

直営レストラン味わい工房 | 南信州ビール株式会社

ゴールデンエールとフィッシュ&チップスを注文。登山後のビールは最高です!


後からもう一品くらい頼もうと思っていたのですが、フィッシュ&チップスの量があまりに多く断念。しかし大変美味しくいただきました。

その後、徒歩圏内にある早太郎温泉こまくさの湯へ。

信州駒ヶ根高原 早太郎温泉 こまくさの湯

一休みしてから17時発の高速バスで帰ります。一泊二日の中央アルプス木曽駒ヶ岳ぶらり旅でした。

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