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英語

Tom, Dick, and Harry

英語には人の名前を使ったイディオムが数多くあります。

そんな中でもユニークな表現の一つがこちら。

Tom, Dick, and Harry

(also Tom, Dick, or Harry)

NOUN

Used to refer to ordinary people in general.

‘he didn’t want every Tom, Dick, and Harry knowing their business’

Oxford Dictionaries

Tom, Dick, and Harry は「誰も彼も」を意味する英語のイディオム。

もちろんここでは Tom, Dick, and Harry という名前に具体的な意味がある訳ではなく、英語圏の一般的な男性名として挙げられているに過ぎません。

ただもしあなたが Tom という名前で、パーティーで知らない人から次のように言われたらどのように感じるものなのでしょう?

They invited every Tom, Dick, and Harry to the party.
(主催者は誰も彼もパーティーに招待した。)

むむっと感じてしまうのか、あるいは定型表現なので気にならないのか。

あるいは Tom / Dick / Harry さん自身がこのイディオムを使うことはあるのでしょうか?

。。。というように人の名前を使ったイディオムには少しデリケートな問題も感じてしまいます。考えすぎなのかもしれませんが。

firgun

Cambridge Dictionaries Online blog の中に、オンラインのニュース記事などで使われた新しい英単語を紹介する New words というコーナーがあります。

先日の記事ではこんな単語が紹介されていました。

firgun noun [U]

UK /ˈfɪə.gʊn/ US /ˈfɪr.gʊn/

a Hebrew word for a feeling of happiness or pride in someone else’s success

Cambridge Dictionaries Online blog

firgun は「他人の成功を喜ぶ気持ち」の意味。

New words として紹介されているくらいですから、もちろん手元の紙の辞書にこの単語は出ていなかったのですが、オンライン辞書の Wiktionary には見出し語として出ていました。

firgun

(rare, Israel) Genuine delight or pride in another person’s achievement or in something good that has happened or may happen to another person.

Wiktionary

Israel と書いてあることからもわかるとおり、もとはヘブライ語に由来する言葉のよう。

世知辛い世の中ではありますが、人間にはこのような感情も備わっていると思いたいものです。

なお逆の意味を表す単語としては、ドイツ語に由来するこちらが有名でしょうか。

schadenfreude

NOUN

Pleasure derived by someone from another person’s misfortune.

Oxford Dictionaries

schadenfreude は「他人の失敗を喜ぶ気持ち」の意味。

この「シャーデンフロイデ」という言葉はこの頃カタカナ語としてもそれなりに知られるようになってきました。

一方の「フィアガン」も同様の市民権を得ることができるでしょうか?

ジンクスと jinx の違いとは?

「ジンクスを破る」などというときの「ジンクス」を国語辞書で引いてみました。

ジンクス(名)〔米 jinx= えんぎの悪いこと〕

〔勝負事の世界などで〕あることがらと他のことがらのあいだの、因縁めいた対応関係。

「前年の賞金王は勝てないというーがある・ーを破る」

「三省堂国語辞典 第七版」

あまり意識したことはありませんでしたが、英語のジンクスは jinx という綴りなんですね。

j と x が含まれているのでスクラブル(Scrabble)でこの単語を作ったら高得点を獲得することができそうです。

綴りがわかったので英語辞書も引いてみました。

jinx

A person or thing that brings bad luck.

‘one was never to wish luck to someone going hunting or fishing, as it was seen as a jinx’

Oxford Dictionaries

一見、同じ意味に見える日本語のジンクスと英語の jinx には一つ異なる点があります。

それは日本語のジンクスは悪いこととよいことの両方に使われるのに対して、英語の jinx は悪いことにのみ使われるということ。

例えば、茶柱が立ったり、四つ葉のクローバーを見たりしたら幸運が訪れるというのは、ジンクスではあっても jinx ではありません。

つまり「よいジンクス」というのは一種の和製英語であるとも言えるでしょう。

ただ悪いジンクスよりもよいジンクスを集めた方が人生がハッピーになるのはたしかなこと。

たとえ誤用であったとしても、よいジンクスも意識していきたいものですね。

 
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under the weather

酷暑が続く今年の夏。

夏バテ気味で具合が悪いという人も多いでしょう。

今日はそんなときに使える英語のイディオムを一つ。

under the weather

(informal) if you are or feel under the weather, you feel slightly ill/​sick and not as well as usual

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

under the weather は「体調が悪い、元気がない」の意味。

穏やかな春や秋の日にこのフレーズを聞くと、どうして under the weather がそんな意味になるの?と気になってしまうところですが、この夏なら心配無用。

under the weather(=天気の影響を受けている)と言えば、イディオムとしての知識がない人でも「ああ、具合が悪いのね」と察してくれることでしょう。

そんな夏もいつのまにか後半戦。

食べるものに気をつけたり、朝夕の涼しい時間に少しは体を動かしたり。

体調管理をしっかりして、残りの夏を乗り切っていきましょう。

dermatologist

フィンランド国営放送 yle の英語版のニュースにこんな記事が出ていました。

There is no safe form of tanning, and children in particular should stay out of the blazing sun, according to dermatologist Ville Kiiski, who works at the privately-run skin clinic Ihosairaala and health care firm Aava.

(私立の皮膚科 Ihosairaala とヘルスケアの会社 Aava で働く皮膚科医の Ville Kiiski によると、安全な日焼けというものはない。そして特に子どもたちは強烈な太陽の光を避けるべきだ。)

Dermatologist: “It’s sad to see people grilling their skin” | Yle Uutiset | yle.fi

記事中の dermatologist という単語の意味がわからず、辞書を引いてみました。

dermatologist

皮膚病学者、皮膚科医

「ウィズダム英和辞典 第3版」

なるほど。dermatologist は「皮膚科医」のことなんですね。

日本語の「皮膚科医」は皮膚という単語から意味が類推できるのに対して、英語の dermatologist は skin という単語から意味が類推できません。

調べてみると、dermatology は「肌、皮」などを意味するギリシア語に由来する単語。

こういう単語を見るたび、英語ネイティブの何%くらいがこの単語の意味を知っているのだろう?と考えてしまいます。

「Dermatologist? ?? あー、skin doctor のことね。」

、、、なんて言う人は少数なのか、それともかなりの数に及ぶのか。

そんなことが気になってしまいます。

 
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本の進化 − from TED-Ed

初めて Amazon の電子書籍リーダー Kindle を購入したのは2010年のこと。

それ以来、日常的に電子書籍を読むようにはなったものの、どちらかと言えば紙の本を買うことの方が多いです。

読みたい本がすべて電子書籍化されていないということもありますが、もしすべての本が電子書籍化されたとしても、紙の本も捨てがたいというのが正直なところ。

電子書籍中心で行こうと思う時期もあれば、無性に紙の本が触りたくなる時期もあり、それらの時期が交互にやってきているような気がします。

ただ紙であれ、電子であれ、本を読むということの本質は変わらないはず。

フォーマットがどんなに変わっても、本は本好きの人にとって人生の重要なパートナーであり続けるのだと思います。

では、そんな「本」は現代の辞書ではどのように定義されているのでしょう?

ほん[本]

一(名)

①人に読んでもらいたいことを紙に書いたり印刷したりして、それをかさねてとじ、きちんとした表紙をつけたもの。書物。

「三省堂国語辞典 第七版」

三国の「人に読んでもらいたいこと」という語釈はとても素敵ですね。

本というものの体裁だけではなく、本質に触れる名語釈だと思います。

book

  1.  [countable] a set of printed pages that are fastened inside a cover so that you can turn them and read them
  2.  [countable] a written work published in printed or electronic form

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

OALD は電子書籍の存在にも配慮した語義になっています。

「1→紙の本、2→電子書籍」の順番ですが、いつの日かこれが逆転することはあるのでしょうか。

 

本の進化 − from TED-Ed

TED-Ed の「本の進化」という動画では、私たちに馴染みのある本というフォーマットが時代とともにどのように変化してきたのかを解説しています。

グーテンベルクの活版印刷から現代の電子書籍まで、その歴史を4分の動画で概観することができます。

本好きの人はこの動画を見て、これまでの本の歴史に思いを馳せるとともに、これからの本がどのようなかたちになっていくのか想像してみるのも楽しいかもしれません。

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