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はじめてのポーランド語(3)

ワルシャワで2泊したアパートメントをチェックアウトするときのこと。

(ホテルではないので)こちらの出発する時間に管理人さんが部屋まで鍵を受け取りに来てくれると言うではありませんか。

よい機会なのでポーランド語で「ありがとう」と言ってみよう!と思い、手持ちのガイドブックでポーランド語の「ありがとう」は何と言うのか調べてみました。

すると、

Dziękuję.

[e]に謎のしっぽが。。。

ガイドブックにはいちおう「ヂェンクゥイエン」というカタカナ表記が付いています。

「ヂェンクゥイエン、ヂェンクゥイエン、ヂェンクゥイエン」と何度も口に出してみたものの、何だかピンと来ないので、鍵を受け取りに来た管理人さんに How do you pronounce this? と聞いてみました。

大変親切な管理人さん。

Dziękuję!

Dziękuję!

Dziękuję!

と何度も発音を教えてくれました。

たしかにカタカナ表記をすれば「ヂェンクゥイエン」なのかもしれませんが、それだけだと伝わり切らないような気もします。

ポーランド語というのはカタカナ表記が難しい言語なのかもしれません。(本当はどの言語だって難しいのだと思いますが。)

*dziękuję の実際の発音が聞いてみたい方はこちらから。

ちなみに[e+しっぽ]の[ę]は「エン」に近い音なのだそう。それで dziękuję が「ヂェンクゥイエン」になるんですね。

せっかく管理人さんに何度も教えてもらったので、お礼を伝えるときには Thank you. ではなく、

Dziękuję.

と言ってみようと思います。通じなくてもめげずに!

はじめてのポーランド語(2)

きのうに続いて、ポーランド旅行中に見たり聞いたりしたポーランド語の話を書いていきます。

正直なところ、今回ポーランドへ来る前のポーランド語の知識はゼロでした。

「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」などの挨拶表現すらわかりません。

ただそれでも一つだけ知っている単語がありました。その単語というのは、

świat

「世界」を意味するポーランド語です。

去年の末にポーランドの詩人チェスワフ・ミウォシュの『世界 ポエマ・ナイヴネ』(原題=Świat poema naiwne)という詩集を読んでいたので、この単語だけは知っていました。

そしてなんと!

このたった一語の知識が今日のワルシャワ街歩きで役に立ちました。

本日の最初の目的地であるワルシャワ旧市街へ向かうのに「まずは大通りを東へ! 新世界通りに突き当たったら左へ曲がる!」というおおまかなルートのみ頭に入れて宿を出発。

大通りをどんどん進み、そろそろ新世界通りかな?と思ったところで、Nowy Świat という名前の通りに突き当たりました。

Świat は「世界」だし、Nowy はなんとなく「新」っぽい。

よってこれが「新世界通り」だろうと思って、左へ曲がったら幸いにも正解。

まさかたった一語の知識が役に立つとは思わなかったのでびっくりしたというお話でした。

 

おまけ

Nowy Świat の発音は「ノヴィ シヴィアット」という感じになるようです。

なお Ś の発音記号は /ɕ/ で、日本語の「し」と同じ音なのだそう。*し= /ɕi/

それならば日本人にとっては簡単な音ということになりますね。

 

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はじめてのポーランド語(1)

久しぶりの海外旅行。中央ヨーロッパのポーランドへやってきました。

旅行記は帰ってからまとめて更新するとして、まずはポーランド訪問前と訪問後のポーランド語の印象を思い付くままに書いてみたいと思います。

 

ポーランドへ来る前のポーランド語の印象

飾りの付いた文字が多い。

ポーランド語は多くのヨーロッパ言語と同じラテン文字を使います。ただ他の言語に比べて飾りの付いた文字(=ダイアクリティカルマーク)が多いという印象がありました。

実際にポーランド語のアルファベットを並べてみると、

A Ą B C Ć D E Ę F G H I J K L Ł M N Ń O Ó P R S Ś T U W Y Z Ź Ż
a ą b c ć d e ę f g h i j k l ł m n ń o ó p r s ś t u w y z ź ż

やはり飾りの付いた文字が多い!

ドイツ語のウムラウトやフィンランド語の点々は母音にしか付かないので、[Ł ł]や[Ś ś]のように子音に飾りが付くというのは新鮮な感じです。

 

ポーランドへ来た後のポーランド語の印象

文字を見ても発音がわからない。

例えば、ワルシャワ・ショパン空港から電車に乗って町の中心部へ向かい、降りた駅の名前は、

warszawa śródmieście

読めない。。。

まあ śródmieście の部分はさておき、ワルシャワを Warszawa と綴るのも今回初めて知りました。

英語の綴りは Warsaw なので二文字増えています。

英語 W a r s a w
ポーランド語 W a r s z a w a

 

Warsaw はカタカナ表記をすれば「ウォーソー」のような発音。

一方、Warszawa はアナウンスなどを聞いている限り「ヴァルシャヴァ」のような発音でしょうか。

w は /v/ の音になるということなのでしょう。

また5文字目の z は何のためにあるのだろう?というのも何だか気になるところ。

明日もポーランド語の世界を探検してきます。

ピノの格変化

photo credit: pine cone via photopin (license)

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このところバタバタしていて、あまりゆっくりする暇がありません。

そんなときには密かな楽しみとして家の冷凍庫に「ピノ」をたくさん積み上げておくことにしています。

小学生の頃によく食べていたアイスクリームが、未だに店頭に並んでいるというのは驚くべきことですね。

さきほど、そのピノをぱくぱく食べていたときに、ふと思ったのが、

ピノというのはいったい何語なんだろう?

ということ。何となくフィンランド語っぽい響きのある単語だなあと思ったのですが、実際はどうなのでしょうか?

??

調べてみると、このピノというのはイタリア語であることがわかりました。

Q 「ピノ」の名前の由来は何ですか?

A イタリア語で松ぼっくりの意味です。

森永乳業ホームページ「よくあるQ&A」より

Wiktionary で pino を調べてみると、次のように出ています。

Italian

Noun

pino

  1. pine, pine tree
  2. pine, pinewood (wood of pine tree)

「Wiktionary」

pino はイタリア語で「松」の意味。

ただし Wiktionary をよく見ると、フィンランド語にも pino という単語があることを発見。

Finnish

Noun

pino

  1. stack, pile
  2. (computing) stack

「Wiktionary」

pino はフィンランド語で「積み重ね」の意味。

フィンランド語ならば格変化もある!

と思い、ピノを食べながら pinossa, pinosta, pinoon などと頭の中でさまざまな格を思い浮かべていました。

念のため、正しい形を確認してみると、、、

単数 複数
主格 〜は/が pino pinot
属格 〜の pinon pinojen
分格 〜を pinoa pinoja
内格 〜の中で/に pinossa pinoissa
出格 〜の中から pinosta pinoista
入格 〜の中へ pinoon pinoihin
接格 〜の表面で/に pinolla pinoilla
奪格 〜の表面から pinolta pinoilta
向格 〜の表面へ pinolle pinoille
変格 〜に(なる) pinoksi pinoiksi
様格 〜として pinona pinoina

 

さすがはフィンランド語。なかなか壮観なピノの格変化でした。

ローマは一日にして成らず、そしてパリやモスクワも

Wiktionary を読んでいたら、ちょっと面白い記述を見つけたのでシェアしたいと思います。

それは「ローマは一日にして成らず」ということわざについて。

ほとんどの言語でローマのままだが、フランス語は「パリ」、ロシア語は「モスクワ」となっている。

英語 Rome wasn’t built in a day.
フィンランド語 Ei Roomaa päivässä rakennettu.
フランス語 Paris ne s’est pas fait en un jour.
ラテン語 Non uno die Roma aedificata est.
ロシア語 Москва не сразу строилась.

 

Wiktionary「ローマは一日にしてならず」より、一部抜粋

お馴染みのこのことわざ。フランスとロシアでは、自国の首都に置き換えているんですね。

もちろんパリやモスクワは歴史ある大都市ですので、このフレーズにふさわしい風格を備えているのだと思います。

あるいは日本語でも「東京は一日にして成らず」とか「京都は一日にして成らず」と言ってみてもよかったのかもしれません。

このあたりはお国柄というか、国民性の違いなのかもしれませんね。

何だかおもしろい比較だなと思います。

鳥居のような H

16022401

このところ、気分転換や体力作りのためになるべく歩くようにしています。

先日の休みにはウチから鶴岡八幡宮まで約1時間。八幡宮の大きな赤い鳥居をくぐってゴールしました。

とりい【鳥居】

神社の入り口に立てる門。二本の柱と二本の横木からなる。

「角川必携国語辞典」

大きな鳥居を眺めていると、何となく気持ちが落ち着いてくるような気がしませんか。

それはさておき、先日この鳥居にそっくりな文字を見つけました。

Ħ

上の方が少しはみ出ているものの、それ以外は鳥居にそっくり。

この文字はアルファベットの H に横棒を一本追加したもので、マルタ語(Maltese)で使われているのだそうです。

It is used in Maltese for a voiceless pharyngeal fricative consonant.

Wikipedia「H with stroke」より

voiceless pharyngeal fricative consonant(無声咽頭摩擦音)というのがいったいどんな音なのか皆目見当がつきませんが、この文字を眺めていると、たくさん並べてその下をくぐってみたくなります。

ĦĦĦĦĦĦĦĦĦĦ

次の休みには佐助稲荷にでも行ってみようかと思います。

 

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