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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.73 − papukaija と tuuli

photo credit: sachman75 via photopin cc

フィンランド語教室29週目のレポート。

授業前に、先生からサルミアッキのキャンディをいただきました。

噂には聞いていましたが、一口食べてみると確かに独特の味。始めは塩辛く、なめていると何とも言えない風味が口の中に広がっていきます。

好んで食べるほどではないものの、食べられないということもなく、結局2粒もいただきました。

さて授業では所有文を含んだ文章の復習を行いました。

ここでまたしても[u]の発音で苦戦することに。

[参考]フィンランド語学習記 vol.40 − suuとsyy | Fragments

先生曰く、papukaija(オウム)という単語を発音するとき、日本人は[u]の音が短くなりがちだと言うのです。

これはなかなか奥深い問題を孕んでいます。

例えば、papukaija という単語を「パプカイヤ」とカタカナ表記に直して日本語風に読んでみましょう。

それでも、プの母音は弱くなったり、消えてしまったりしませんか。これはなぜなのでしょう?

それに加えて[u]の発音自体が、日本人には難しいという面もあります。

日本語の「ウ」という母音はかなり特殊な音なので、他言語の発音にそのまま応用できないという理由もあるようです。

なお、今回はこのような単語を使って発音を練習しました。

tuuli(風)
tyyli(型)

下の tyyli は「テューリ」という感じに発音すれば、原音からそれほど離れていないようです。

しかし上の tuuli は「トゥーリ」ではどうも違う感じ。

発音のポイントは2点。

  • 唇を丸めて発音する
  • 「オ」と同じくらい口の奥から発音する

もしかするとカタカナで書いた場合、「トゥーリ」より「トォーリ」に近い音なのかもしれません。

上手く発音できるクラスメイトもいるのですが、自分はあまり上手くいかないまま授業は終了。

このままでは何だか心残りなので、練習して、次回こそは先生の認定(?)を得たいと思います。

フィンランド語学習記 vol.72 − Learn Opposites

6月は単語力強化月間ということで、単語の暗記に力を入れています。

まずはこれまでに習った単語の整理と総復習に着手。

単語を覚えるときのコツとして、対義語をセットで覚えるというものがあります。

対にできるものはどんどん対にしてしまいましょう。

hyvä(よい) huono(悪い)
iso(大きい) pieni(小さい)
kallis(高い) halpa(安い)
kuuma(暑い) kylmä(寒い)
oikea(正しい) väärä(間違った)
vanha(古い) uusi(新しい)

 
このように単語を対にしてみると、曖昧だった記憶も整理され、それぞれの単語が収まるべきところに収まる感じがします。

これは単なる記憶法であり、文法の勉強をしている訳ではないので、対義語であろうとなかろうと、対にできるものはどんどん対にしてしまうという方法もあるでしょう。

kissa(猫) koira(犬)
musta(黒い) valkoinen(白い)
pöytä(テーブル) tuoli(イス)
suomalainen(フィンランドの) japanilainen(日本の)
tyttö(女の子) poika(男の子)
Kiitos.(ありがとう) Ei kestä.(どういたしまして)

 
「フィンランド語で猫は kissa と言います」と聞けば、「では犬は?」と聞きたくなるのが人情というもの。

このようにペアやグループをつくることで、脳内の語彙マップに秩序を保ちつつ、それを拡大していくことができます

単語帳や単語カードを作るときには、ぜひお試しください。

フィンランド語学習記 vol.71 − 別れの挨拶

photo credit: woodleywonderworks via photopin cc

To say goodbye is to die a little.(さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ。)

というのは、レイモンド・チャンドラーの小説『ロング・グッドバイ』に出てくるセリフです。

今回は、人と別れるときのフィンランド語の挨拶を見てみましょう。

私が通っているフィンランド語教室でよく使うのは、Näkemiin(ナケミーン)という挨拶です。

これは少しだけ改まった表現なのだとか。

『フィンランド語が面白いほど身につく本』によると、フィンランド語には実にさまざまな別れの挨拶があるようです。

1. moi(モイ) カジュアル
2. moro(モロ)
3. moikka(モイッカ)
4. morjens(モリエンス)
5. heippa(ヘイッパ)
6. moido(モイド)
7. heido(ヘイド)
8. nähdään(ナフダーン) ニュートラル
9. näkemiin(ナケミーン) フォーマル

 
このうち1〜4は「こんにちは」と「さようなら」のどちらの意味でも使うことができるのだとか。

Moi!(こんにちは)
Moi!(さようなら)

日本語にはこのような表現はないので、ちょっと不思議な感じがしますね。

そもそも日本語の別れの挨拶は何があったかな?と考えてみると、

  • じゃあね
  • またね
  • バイバイ
  • お疲れ様(お疲れ)
  • さようなら(さよなら)
  • ごきげんよう

といったあたりでしょうか。

こうして書き出してみると、日本語にもさまざまな別れの挨拶があることがわかりました。

この中では「お疲れ様」というのが、日本語独特の表現なのかなと思います。

ちなみに「お疲れ様」を Google Translate で翻訳してみると、Cheers for good work. となりました。

これはいかにも作ったような言い回し。やはり対になる適切な表現がないのでしょう。

それでは本日もお疲れ様でした。Näkemiin!

 

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フィンランド語学習記 vol.70 − 所有文のつくり方②

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フィンランド語教室28週目のレポート。

この日は、前回習った所有文の復習。

[参考]フィンランド語学習記 vol.63 − 所有文のつくり方 | Fragments

所有文とは「〜を持っている、飼っている」などの意味を表す文です。

Minulla on kamera.(私はカメラを持っています。)

所有文は、所有者に当たる名詞を接格という形に変えて使います。主な代名詞の接格は下記のとおり。

主格(〜は) 接格(〜の上に)
minä minulla
あなた sinä sinulla
彼/彼女 hän hänellä
私たち me meillä
あなたたち te teillä
彼ら/彼女ら he heillä

 
minulla, sinulla のみ語尾の[-a]に点々が付きません。主格の minä, sinä には付いているのに!

これは慣れるまで間違えてしまいそう。

この接格を使って、次のような文をつくることができます。

Minulla on kissa.(私は猫を飼っています。)
Sinulla on koira.(あなたは犬を飼っています。)
Hänellä on papukaija.(彼はオウムを飼っています。)

また所有者には人の名前が来ることもあります。

Pekalla on tiikeri.(ペッカはトラを飼っています。)

トラ? 他に動物の名前が思い付かなかっただけです。すみません。

今回の授業では、このような所有文を含んだ文章をどんどん読んでいきました。

教科書の中から、スキットを1つ紹介してみましょう。

Minulla on nälkä.(お腹がすきました。)

− Niinko? Minulla on kassissa pari omenaa. Ole hyvä.(そうなの? カバンに2〜3個リンゴがあるよ。どうぞ。)

− Kiva. Kiitos.(すばらしい。ありがとうございます。)

− Onko sinulla myös jano?(のども渇いていない?)

− Ei. Minulla ei ole jano.(いいえ。のどはかわいていません。)

*nälkä(空腹)、kassi(カバン)、pari(2〜3の)、omena(リンゴ)、myös(〜もまた)、jano(のどの渇き)

何だか、すごく親切な人が出てきました。

リンゴをくれるだけではなく、のどの渇きにまで気を遣ってくれるとは。

教科書もこのあたりから会話らしい会話になってきて嬉しいのですが、これはまだ序の口。

先生曰く「もうすぐ動詞が本格的に出てくるから、今のうちにこれまで習った単語をしっかり覚えておきましょう!」とのこと。

6月はとにかく単語をしっかり復習したいと思います。

フィンランド語学習記 vol.69 − 部屋とサウナ

photo credit: gak via photopin cc

6月は単語力強化月間ということにしました。

これまでに教室で習った単語の総復習に加え、新しい単語もどんどん覚えていく予定。

とはいえ、初期に扱った単語を久しぶりに復習すると、結構忘れていたりします。

そして先日は、教室を休んでしまったときに授業で扱った部屋の名前を覚えようとして悪戦苦闘していました。

そのあたりの単語を紹介してみたいと思います。

フィン
1 keittiö キッチン
2 makuuhuone 寝室
3 työhuone 仕事部屋
4 lastenhuone 子供部屋
5 olohuone 居間
6 kylpyhuone 浴室
7 vessa トイレ
8 eteinen 玄関
9 vaatehuone 衣装部屋
10 vierashuone 客間
11 parveke ベランダ
12 terassi テラス
13 sauna サウナ

 
こうして見ると[-huone]という語尾の形が繰り返し出てくることに気が付きます。

huone は「部屋」を意味するフィンランド語の単語です。

それがわかると、huone と組み合わさっている部分の意味を日本語訳から推測することができます。

調べてみたところ、こんな感じになっていました。

makuu(寝ること)+ huone(部屋)= makuuhuone(寝室)
työ(仕事)+ huone(部屋)= työhuone(仕事部屋)
lapsi(子供)+ huone(部屋)= lastenhuone(子供部屋)
olo(存在)+ huone(部屋)= olohuone(居間)
kylpy(浴槽)+ huone(部屋)= kylpyhuone(浴室)
vaate(衣装)+ huone(部屋)= vaatehuone(衣装部屋)
vieras(知らない)+ huone(部屋)= vierashuone(客間)

部屋らしい部屋の中では、keittiö(台所)と sauna(サウナ)のみ[-huone]が付いていません。

固有の単語が存在するということは、それだけフィンランドの人の生活にとって意味のある場所なのかなとも思います。

特に sauna は、私たちがフィンランドという名前から連想するものの一つであり、間違いなく日本で(世界で?)もっとも知られたフィンランド語でしょう。

sushi が世界中で sushi であるように、sauna も世界中で sauna なのだと思います。

フィンランド語学習記 vol.68 − 序数の名前

photo credit: Jon McGovern via photopin cc

数字も10,000くらいまでなら、何とか言えるようになりつつあるこの頃。

また新たなハードルが登場しました。そう序数の名前です。

序数というのは、英語で言うところの first, second, third。すなわち順番を表す数詞ですね。

教室ではまだ習っていないものの、時々見かけるようになったので調べておくことにしました。

まずは1から10までを見てみたいと思います。

基数 序数
1 yksi ensimmäinen
2 kaksi toinen
3 kolme kolmas
4 neljä neljäs
5 viisi viides
6 kuusi kuudes
7 seitsemän seitsemäs
8 kahdeksan kahdeksas
9 yhdeksän yhdeksäs
10 kymmenen kymmenes

 
こうして見ると、1と2がずいぶん派手に変化しています。

特に1は「いったい何があったんだ?」というくらいの変わりようですね。

ちょっと気になったので、近隣の言語も含めて基数の1と序数の1を比較してみました。

基数1 序数1
英語 one first
ドイツ語 eins erste
フィンランド語 yksi ensimmäinen
エストニア語 üks esimene
フランス語 un premier
ラテン語 ūnus primus

*ドイツ語は女性形、フランス語・ラテン語は男性形のみ表記。

どの言語でも基数の1と序数の1は大きく異なっているので、これはフィンランド語特有の現象ではないようです。慣れるしかないということなのでしょう。

一方『フィンランド語文法ハンドブック』を見てみると、こんな記載も。

話しことばでは eka「1番目の」、toka「2番目の」という語も使われます。また vika「最後の」という語もあります。

P.170

なるほど。eka なら簡単なのですが、もちろんそれだけという訳にはいきません。

とはいえ、3以上は法則性のある変化なので、覚えるのにそれほど大変ということはないでしょう。

まずはほっと一息というところです。

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